ArcGIS Excalibur のキャンバスでは、画像を操作するために複数のビューを使用できます。 利用可能なビューは画像のメタデータによって決まります。 それぞれのビューで画像を操作する場合は、画像が完全に読み込まれていないときの画像読み込みの進行状況がインジケーターに表示されます。
マップ パネル
適切な画像を検索し、キャンバス ビューに接続したら、デフォルトでは、画像は [マップ パネル] に表示されます。 [マップ パネル] では、デフォルト ベースマップの上に画像を空間的に表示できます。この場合、画像が自動的にオルソ補正され、画像の位置がマップに合わせて調整されます。
[マップ パネル] のデフォルトの動作は次のとおりです。
- [マップ パネル] は、Web サービスを使用して接続されているか分析レイヤー ページを介して接続されている場合、そのサービスの範囲にズームされます。または、検索と探索から接続されている場合、キューに配置された画像の範囲にズームされます。
- 画像メタデータ テーブルは、デフォルトでは折りたたまれており、展開すると、画像の最初のレコードが最大で 500 個表示されます (該当する場合)。
- レコード別のフットプリントが [マップ パネル] に赤色で表示されます。これらは画像メタデータ テーブルの各行に対応しています。
- ポインターまたは拡大/縮小ボタンを使用してマップを拡大/縮小できます。
- キャンバスで画像を表示している場合には画像の範囲に戻るか、ズーム ボタンの下にある [デフォルト マップ ビュー] ボタンを使用してプロジェクトの保存済みの範囲に戻ります。
- 右マウス ボタンを長押しして方向を切り替えることができます。 [デフォルト マップ ビュー] ボタンの下にある [マップ方向のリセット] ボタンを使用して、方向をリセットできます。
- [マップ パネル] ヘッダーにある [ベースマップの表示] ボタンを使用して、ベースマップを変更できます。
- [マップ パネル] のヘッダーにある [概観図] ボタンを使用して、概略図を表示できます。
- [マップ パネル] ヘッダーにある [展開してマップの凡例を表示] ボタンをクリックして、凡例を表示できます。
注意:
現在のところ、凡例では次のレイヤー タイプはサポートされていません: ElevationLayer、GraphicsLayer、IntegratedMeshLayer、KMLLayer、MapNotesLayer、OpenStreetMapLayer、VectorTileLayer、および WebTileLayer。
分割ビュー
さらに、画像を分割ビューで表示することもできます。分割ビューでは、[マップ パネル] と [フォーカス パネル] を同時に使用できます。 これは、マップに合わせて位置が調整された画像を表示できる ([マップ パネル]) とともに、その同じ画像を、画像固有の位置関係でキャプチャされたときの状態で表示できる ([フォーカス パネル]) 点で役立ちます。
分割ビューへの切り替え
分割ビューで画像を表示するには、次の手順に従います。
- 画像メタデータ テーブルが展開されている状態で画像を選択します。
選択した画像のフットプリントがシアンでハイライト表示されます。
- 画像メタデータ テーブルの [フォーカス画像として設定] ボタンをクリックします。
このボタンは画像メタデータ テーブルで画像が選択されている場合のみ有効になります。 このオプションは、方向付き画像レイヤーに接続している場合は表示されません。
[マップ パネル] と [フォーカス パネル] の両方に分けて、選択した画像の分割ビューが表示されます。 選択した画像が現在の範囲内にある場合は、現在のマップ範囲が維持されます。 選択した画像が現在の範囲外にある場合は、マップがその画像の範囲にズームされます。 選択した画像以外のすべての画像は [マップ パネル] でオフになっているため、選択した画像にフォーカスを置くことができます。
注意:
[フォーカス パネル] では画像を一度に 1 つだけ表示できます。
- 必要に応じて、[レイヤー リスト] で、[マップ パネル] 内の画像のフットプリントのオンとオフを切り替えることができます。
[マップ パネル] と [フォーカス パネル] のどちらでも [範囲の同期] ボタンを使用できます。 [フォーカス パネル] の [範囲の同期] ボタンを使用すると、[マップ パネル] の範囲が [フォーカス パネル] の現在の範囲と同期されて適切な方向にすることができます。 [マップ パネル] の [範囲の同期] ボタンを使用すると、[フォーカス パネル] の範囲が [マップ パネル] の現在の範囲と同期されて適切な方向にすることができます。 [マップ パネル] の範囲が [フォーカス パネル] でフォーカス画像として設定されている画像の範囲外にある場合、[範囲の同期] ボタンをクリックするとエラーが表示されます。
- [フォーカス パネル] の [閉じる] ボタンをクリックして分割ビューを閉じます。
[マップ パネル] の範囲は前に特定画像を中心とした位置に維持され、画像メタデータ テーブルの他のすべての画像が自動的に再びオンになります。
画像を含むフォーカス パネル
分割ビューを使用している場合は、特定画像のビューを、最大化された状態になるまで展開し、特定画像をその固有の位置関係にある状態で操作するためのスペースを広げることができます。
フォーカス パネルの展開
フォーカス ビューの状態を最大化するには、次の手順に従います。
- [フォーカス パネル] の隅にある [フォーカス パネルを展開] ボタンをクリックします。
パネルが展開されたら、特定画像の操作を続行できます。
- 必要に応じて、[フォーカス パネル] の [分割ビューにリセット] ボタンをクリックして、分割ビューに再び切り替えることができます。
- 現在のビューを閉じるには、[閉じる] ボタンをクリックします。
メタデータの表示
[イメージ レイヤーのメタデータ] ボタンを展開し、メタデータをいつでも表示できます。
- [フォーカス パネル] ヘッダーのドキュメント ボタンをクリックすると、特定画像の対応するメタデータが表示されます。
注意:
メタデータ トレイの下部にある展開ボタンをクリックして、トレイを 3 段階のサイズで表示できます。 このボタンをクリックするたびに、3 つのサイズ間でトレイが切り替わります。 中間のサイズがデフォルトです。 - 必要に応じて、メタデータ トレイのコピー ボタンをクリックして画像メタデータをクリップボードにコピーすることもできます。
- 現在のビューを閉じるには、[閉じる] ボタンをクリックします。
ビューの回転ツール
[ビューの回転] ツールを使用すると、[フォーカス パネル] で画像を回転できます。 画像を回転するには、次の手順に従います。
- [フォーカス パネル] で [ビューの回転] をクリックします。
[ビューの回転] のデフォルトは撮影方向が上です。
- 外側のリングをクリック アンド ドラッグして画像を回転します。
ツールのタイトルが「カスタム」に変わります。
- [カスタム] をクリックすると、ツールは [撮影方向を上] に戻ります。
- [折りたたみ] をクリックしてツールを折りたたみます。
画像は、最後に回転した位置に留まります。
方向付き画像を含むフォーカス パネル
方向付き画像レイヤーを分析レイヤーとして接続すると、方向付き画像ウィジェットが [フォーカス パネル] に表示されます。 このウィジェットでは、[マップ パネル] 内の位置を特定するためのツールとイメージ ビューアーが提供され、対象地域を示す方向付き画像を探索できます。 画像を画面移動およびズームすると、マップ上にカメラの視野が動的に表示されます。 方向付き画像ウィジェットの使用方法について詳しくは、Web マップでの方向付き画像の使用をご参照ください。