Dashboards の最新リリースの新機能については、「新機能」をご参照ください。
10.9.1
10.9.1 には、新しいバージョンの ArcGIS Dashboards のリリースが含まれています。 以前のバージョンの ArcGIS Dashboards は、ArcGIS Dashboards Classic になりました。
ArcGIS Dashboards の URL が <yourPortalURL>/apps/dashboards/ になりました。 このリリースより前に作成されたダッシュボードは、自動的に新しい URL で開きます。埋め込みダッシュボードは、引き続き機能します。 ArcGIS Dashboards でダッシュボードを開き、[保存] をクリックして、既存のダッシュボードを新しい URL に更新することをお勧めします。 以前のダッシュボードを新しいバージョンに更新しないで変更を続けるには、そのダッシュボードを ArcGIS Dashboards Classic で開きます。
新しいバージョンには、以下が含まれています。
- リストおよびインジケーター エレメントでは、新しい [高度な書式設定] オプションを利用して、ArcGIS Arcade で作成された式によって、データ ポイントがどのようにレンダリングされるかをカスタマイズできるようになりました。
- データ式を作成して、データドリブン エレメントで利用できるようになりました。 Arcade を使用して、既存のデータを結合、モデリング、および拡張することで、データで新たな考察を明確にするためのフィーチャ セットを作成できます。
- 選択ベースの表示を使用して、ダッシュボード上の他のどこかで選択が行われている場合のみレンダリングするようにエレメントを構成できるようになりました。 フィルター アクションのターゲット エレメントを構成する場合、[フィルター処理時のみレンダリング] 切り替えボタンを有効にして、ターゲットのビジュアライゼーションがレンダリングされる前に、ユーザーがソース エレメント上で選択を行うようにすることができます。 選択操作が必要な場合、ターゲット エレメントでメッセージをカスタマイズできます。
- マップ エレメント内のポップアップが、Web マップで構成された内容 (Arcade 式や画像の回転など) の間で、より高い一貫性を持つ設計になっています。
- 新しい Map Viewer の機能 (グループ レイヤー、クラスタリング、ブックマークなど) を利用できます。
- フィーチャ コレクションや CSV Web レイヤーが、エレメントのデータ ソースとして追加でサポートされています。 CSV Web レイヤーまたはフィーチャ コレクションを含むマップを追加する場合、それらをエレメントのデータ ソースとして使用して、アクションを構成できるようになりました。
- 値の書式設定の新しい構成オプションでは、ユーザーのロケールに基づいて自動的に書式設定された数値パターンをオーバーライドできます。
- テキスト、背景、および他のエレメント コンポーネントの色を選択する場合、既存のカラー パレットおよび 16 進数コード フィールドに加えて、RGB 値を入力したり、HSL 構文を使用したりすることもできるようになりました。
- 統計の種類としてパーセンタイルが追加されました。 インジケーター、ゲージ、またはシリアル チャート エレメントを構成する場合は、パーセンタイルを選択し、パーセンタイル値を指定して、離散分布と連続分布のどちらが必要であるかを指定できます。
- 個数統計情報が改善され、インジケーター、ゲージ、シリアル チャート、またはパイ チャート エレメントを構成する場合に、値でカウントするか、個別値でカウントするかを選択できます。
- 日付フィルターに、日付オプションがさらに追加されました。 相対日付フィルターを選択する場合に、時間単位として週、月、四半期、または年を選択できるようになりました。
- URL パラメーターの構造が新しくなっています。 URL パラメーターでは、疑問符 (?) ではなくハッシュ (#) を使用して、ダッシュボードの URL にパラメーターを追加するようになりました。
- 新しいダッシュボード設定が導入され、ダッシュボードの作成者がエレメントの拡大を制限できるようになりました。 新しい切り替えボタン [エレメントの拡大を許可] がオフである場合は、実行時にダッシュボード エレメントを拡大できません。
- 日付ベースで、[日付の区切り] が有効なラインまたはスムーズ ライン シリアル チャートでは、欠落しているデータ ポイントが原因で発生するギャップを接続できます。
- ダッシュボードのレイアウトを調整するときに、エレメントのサイズ調整をより高い精度で行えるようになりました。 サイズを調整するときに、エレメントに占有されている画面の割合を確認できるようになりました。
- セレクターが再設計され、新しい構成オプションが導入されました。 セレクターに次の機能拡張が加えられました。
- セレクターのプレゼンテーション モードを選択して、ダッシュボード上でのセレクターの見栄えをよくすることができるようになりました。 [インライン]、[アコーディオン]、または [ドロップダウン] 表示モードの中から選択することで、セレクターを効率よく表示できるようになりました。
- セレクターにアイコンを追加することで、セレクターをより明確に区別できるようになりました。
- [リセットの表示] オプションを使用して、実行時にセレクターの入力を消去できるようになりました。
- 複数の選択が可能なカテゴリ セレクターで、[選択セットの表示] をクリックして、選択したカテゴリだけが実行時に表示されるようにリストを絞り込むことができるようになりました。
- 数値セレクターおよび日付セレクターで、両方の入力オプションを使用して値を入力できるようになりました。
- 日付ピッカーを使用する日付セレクターで、時刻を挿入するかどうかを必要に応じて選択できるようになりました。
10.9
10.9 のアップデートでは、不具合の修正と、安定性とセキュリティの改善が行われました。
10.8 および 10.8.1
10.8 および 10.8.1 のアップデートでは、不具合の修正と、安定性とセキュリティの改善が行われています。
10.7.1
10.7.1 のアップデートでは、主要ないくつかの領域で機能改善が加えられました。 主な新機能と機能改善は次のとおりです。
- ウクライナ語、アラビア語、ヘブライ語を新たに使用できるようになりました。 ロケールがこれらの言語の 1 つに設定されている場合、ダッシュボードはこの設定を適用します。
- カテゴリ セレクターは、複数選択を許可するように構成した場合、[なし] オプションを含めることができるようになりました。 これを使用すると、多くのアイテムを一度で簡単に選択解除できます。
- エレメントが [データはありません] または [値がありません] を表示するときに利用できる書式設定オプションが追加されました。
- インジケーターおよびヘッダー エレメントで、新しいアイコンを利用できるようになりました。
10.7
10.7 のアップデートでは、主要ないくつかの領域で新機能が導入され、機能改善が加えられました。 主な新機能と機能改善は次のとおりです。
- [ポップアップの表示] と [フィーチャに追従] という新しいアクション
- パイ チャートは、次の点が改善されました。
- 凡例の数値形式とラベルおよびホバー テキストをより詳細に制御できるようになりました。
- 構成可能なラベルと凡例のテキスト サイズ
- シリアル チャートは、次の点が改善されました。
- 対数スケールのサポート。
- グループ化された値のシリアル チャートで、カテゴリの最大数を設定できるようになりました。
- 軸タイトルの回転設定が新しくなりました。
- 新しいダッシュボードレベルの設定を使用すると、背景、境界線、エレメント、タブ、選択セットの色を変更できます。
- 単位の接頭辞に使用されるシンボルも、ダッシュボードレベル設定で変更できます。
- URL パラメーターによるダッシュボード構成の柔軟性の向上。 構成が完了すると、[URL パラメーター] は実行時にアクションをトリガーするように設計されています。 次のパラメーター タイプを使用できます。
- カテゴリ
- 数値
- Date
- フィーチャ
- Geometry
- インジケーター エレメントおよびヘッダー エレメントで、ハブ アイコンを利用できるようになりました。
- カテゴリ選択における作成操作が改善されました。
- リストの選択色を制御できる新しいオプション。
- ダッシュボードを携帯電話でも表示できるようになりました。 作成者は、小さな画面に適したダッシュボードの設計に注意する必要があります。 主な注意事項としては、表示されるエレメント数の制限、適切なテキストの使用、エレメントのグループ化や積み上げといったダッシュボード機能の活用などがあります。
10.6.1
Dashboards は ArcGIS Enterprise 10.6.1 インストールの一部として含まれています。
- シリアル チャートおよびパイ チャートを、ダッシュボードのアクションのソースにすることができるようになりました。
- 新しい埋め込みコンテンツ エレメントを使用して、ドキュメント、画像、ビデオ、またはその他の Web コンテンツをダッシュボードに埋め込むことができます。
- インジケーター エレメントおよびゲージ エレメントで、単一フィーチャ モードを使用できるようになりました。
- サブスクリプション コンテンツを含んでいるダッシュボードに、新しいオプションが追加されました。
- マップ エレメントが、縮尺記号および検索機能を含むようになりました。
- URL パラメーターを使用して、ダッシュボードのロケールを設定します。
- インジケーター エレメントが 100 個以上の新しいアイコンをサポートするようになりました。
- ヘッダー エレメントで、ロゴとしてインジケーター アイコンを使用できます。
- データを使用できないときにダッシュボード エレメント上に表示されるテキストを制御する機能の追加などの、ダッシュボード作成者のためのさまざまな使い勝手の改良が行われました。
10.6
次世代のユーザー エクスペリエンスである Dashboards が ArcGIS Enterprise 10.6 にリリースされました。 これは、以下のサポートを含むメジャー リリースです。
- ダッシュボードを完全にブラウザー内で作成します。 Windows アプリをダウンロードしてインストールする必要がなくなりました。 Dashboards を ArcGIS 組織サイトから起動することができます。 ArcGIS 組織サイトのコンテンツ内、またはダッシュボードのホーム ページ上で、ダッシュボードを参照して管理することもできます。
- 互いに通信するチャート、ゲージ、マップ、およびその他の視覚的エレメントで構成された、高度な対話機能を持つダッシュボードを構成できます。
- スマート マッピング、ヒート マップ レンダリング、ベクター ベースマップ、ストリーム レイヤー、およびラベルのサポートにより、優れたマップを使用できます。 Arcade 条件式を使用して、マップのラベルおよびシンボルを拡張したり、カスタム ポップアップ コンテンツを作成することもできます。
- マルチシリーズ チャート、組み合わせチャート、積み上げチャート、100% 積み上げチャートなどの、さまざまなタイプおよびスタイルの洗練されたチャートを作成できます。 チャート内の色を、マップのシンボルの色に合わせることもできます。
- グループ化および積み上げにより、強力なレイアウトを設計できます。
- 魅力的で直感的なデフォルト スタイル、およびカスタム HTML、単位の接頭辞の付加、日付の書式設定などの、ダッシュボードの外観と操作性をカスタマイズするための追加オプションによって、データの視覚化が改良されました。
- 改良された日付に基づくフィルターを利用できます。