散布図 (イメージ レイヤー)

散布図を使用すると、2 つの数値変数の関係性を視覚化できます。1 つの変数は X 軸に表示され、もう 1 つの変数は Y 軸に表示されます。 イメージ レイヤーで散布図を使用し、2 つの画像バンド間の関連性を調べて対象のフィーチャを特定できます。 ピクセルごとにポイントが、チャートで 2 つの変数が交差する位置にプロットされます。 生成されたポイントが非ランダムな構造を形成している場合は、2 つの変数の間に関係性があります。

必要に応じて、3 番目の数値変数を指定して、比率を維持したままプロット内の各ポイントのサイズを設定することができます。 これは、バブル プロットと呼ばれます。

下の散布図では、Sentinel-2 Level-2A 画像から作成されたイメージ レイヤー内の緑と近赤外のスペクトル バンド間の関係性を視覚化しています。 これらのバンドは、水域を特定するために役立ちます。

  • [X 軸] - 緑 (バンド 3)
  • [Y 軸] - 近赤外 (バンド 8)

チャート内で境界四角形を描画して選択できます。

Sentinel-2 Level-2A 画像内の近赤外バンドと緑バンドの散布図

選択したピクセルがハイライト表示されています。 この例では、散布図内でハイライト表示されたピクセルが、イメージ レイヤー内でハイライト表示された水域に対応しています。

水域のピクセルがハイライト表示されたイメージ レイヤー

データ

[データ] タブ データ の構成には、散布図の作成に使用される変数、チャートに表示される統計情報、シンボルの構成が含まれています。

変数

散布図は [X 軸の数値] および [Y 軸の数値] という 2 つの数値変数で構成されています。

必要に応じて、[ツールチップ表示フィールド] で数値フィールドを選択できます。 このフィールドの値がポイントのツールチップに表示されますが、変数としては使用されません。

統計

回帰方程式の計算が行われ、関連するトレンド ラインと R² 値を散布図にプロットできます。 トレンド ラインでは、X と Y の線形の関係性がモデル化され、R² 値では、データがモデルに適合している度合いが定量化されます。 これらの統計情報は、線形の関係性にのみ適用されます。 [リニア トレンドの表示] パラメーターを使用すると、トレンド ラインを散布図に表示したり、散布図から削除したりできます。 トレンド ラインのスタイル、幅、色を変更するには、[トレンド ラインのスタイル] パラメーターの色見本をクリックします。

小さい X 値が小さい Y 値に対応しており、大きい X 値が大きい Y 値に対応している (ラインが上向きに傾斜している) 場合は、正の相関関係があることを意味します。 小さい X 値が大きい Y 値に対応しており、大きい X 値が小さい Y 値に対応している (ラインが下向きに傾斜している) 場合は、負の相関関係があることを意味します。

注意:

X が Y と相関していることは、X が Y に影響を与えていることを意味していません。

シンボル

散布図に表示されるシンボルのサイズと色を変更することができます。

サイズ

散布図のポイントには次のサイズ オプションがあります:

  • [固定] - すべてのシンボルが同じサイズになります。
  • [比例] - シンボルのサイズは選択した数値フィールドの値によって決まります。

[軸] タブ 軸 の構成を使用して、X 軸と Y 軸の仕様を変更します。 両方の軸で、縮尺、最小および最大の境界値、および数値の形式などを構成できます。

対数スケール

デフォルトで、散布図の軸は線形スケール上に表示されます。 [対数スケール] 切り替えボタンを使用して、片方または両方の軸を対数スケールで表示できます。

対数スケールは、大部分のデータ ポイントに小さな値があり、いくつかのデータ ポイントに非常に大きい値がある場合、大きく正に偏ったデータを視覚化するときに便利です。 軸のスケールを変更してもデータの値は変わらず、表示方法のみが変わります。

線形スケールは加算に基づき、対数スケールは乗算に基づきます。

線形スケールでは、軸上の各増分は値における等距離を表します。 たとえば、以下の軸ダイアグラムでは、軸上の各増分は 10 ずつ加算して増えます。

線形スケールの軸

対数スケールでは、増分は大きさで増加します。 以下の軸ダイアグラムでは、軸上の各増分は 10 ずつ乗算して増えます。

対数スケールの軸

注意:

対数スケールは、負の値またはゼロを表示できません。 [対数スケール] ボタンは、負の値または 0 を含む変数に対して無効になっています。

軸範囲

デフォルトの軸範囲の最大値と最小値は、軸上に表示されるデータ値の範囲に基づいて設定されます。 これらの値をカスタマイズするには、新しい軸範囲値を指定します。 [リセット] をクリックすると、軸境界がデフォルト値に戻ります。

数値形式

小数点以下の表示桁数や、桁区切り記号の表示を指定して、軸が数値を表示する方法を書式設定できます。

ガイド

[ガイド] タブ ガイド の構成を使用して、チャートにガイドの範囲を追加します。

参照または重要な値をハイライト表示する方法として、ガイドのラインまたは範囲を追加できます。 [ガイドの追加] ボタンをクリックして、[X 軸のガイドを追加] または [Y 軸のガイドを追加] を選択すると、ガイドが追加されます。

ガイドのラインを作成するには、ラインが描画される [開始] 値を入力します。 ガイドの範囲を作成するには、[開始] 値と [終了] 値を入力します。 ガイドのラインまたは範囲の外観を変更することもできます。 ラインの場合、スタイル、幅、色を更新できます。 範囲の場合、塗りつぶし色を更新できます。

必要に応じて、[ガイド名] パラメーターを使用してガイドの名前を変更したり、[ガイドのラベル] パラメーター ([中央値] など) を使用してテキストをガイドに追加したりできます。

[表示] パラメーターの [前面] および [背面] ボタンを使用すると、ガイドがチャートの上部または下部のいずれにレンダリングされるかを選択できます。

形式

[書式設定] タブ 形式 の構成を使用して、テキスト エレメントやシンボル エレメントを書式設定することで、チャートの外観を変更します。

チャートの書式設定オプションには次のものがあります。

  • [テキスト エレメント] - チャートのタイトル、X 軸のタイトル、Y 軸のタイトル、凡例のタイトル、説明テキスト、凡例テキスト、および軸ラベルに使用されるフォントのサイズ、色、およびスタイル。 Ctrl を押しながらクリックしてエレメントを選択すると、複数のエレメントの形式を一度に変更できます。
  • [シンボル エレメント] - グリッド線および軸線の色、幅、スタイル ([実線][点線][破線]) と、チャートの背景色。

一般

[一般] タブ 一般 の構成を使用して、チャート、軸、および凡例のタイトルを更新します。

チャートおよび軸のデフォルトのタイトルは、変数名およびチャート タイプに基づいています。 タイトルは、[一般] タブで編集したりオフにしたりできます。 [凡例のタイトル] パラメーターにタイトルを入力することもできます。 [凡例の配置] は、[右][左][上]、または [下] に設定することができます。 [説明] パラメーターにチャートの説明を追加することもできます。 説明は、チャート ウィンドウの下部に表示される一連のテキストです。

リソース

詳細については、次のリソースをご参照ください。