並べ替え (Sort) (データ管理)

サマリー

フィールドの値に基づいて、フィーチャクラスまたはテーブルのレコードを昇順または降順で並べ替えます。 並べ替えの結果は、新しいデータセットに書き込まれます。

並べ替えツールの詳細

並べ替えツールの図
1 つ以上のフィールドに基づいて、フィーチャクラスまたはテーブルの順序を変更します。

使用法

  • フィーチャクラスは、空間的に並べ替えることができます。 空間的な並べ替えの場合、並べ替えフィールドとして Shape フィールドを使用する必要があります。 位置に基づいて、さまざまな形でフィーチャを並べ替える、多数の空間的な並べ替え方法があります。

  • 入力レコードを選択すると、選択レコードのサブセットだけが並べ替えられ、出力に書き込まれます。

  • 2 つ以上のフィールドを並べ替えフィールドとして設定すると、最初のフィールドによって行が並べ替えられ、次にその順序内で 2 番目のフィールドによって並べ替えられ、以降、同様に並べ替えが続けられます。

  • ジオデータベース フィーチャクラスの Shape_Area フィールドを使用して、ポリゴン フィーチャを面積で並べ替えることができます。 同様に、Shape_Length フィールドを使用して、ポリライン フィーチャを長さで並べ替えることができます。 シェープファイルのポリゴン フィーチャを並べ替えるには、[フィールド演算 (Calculate Field)] を使用して、面積を計算して新しいフィールドに値を表示し、そのフィールドを使用して [並べ替え (Sort)] を実行します。

  • ライセンス:

    [フィールド] パラメーターの場合、Shape フィールドまたは複数のフィールドによる並べ替えは ArcGIS Pro Advanced ライセンスでのみ実行可能です。 単一の属性フィールドによる並べ替え (Shape を除く) は、どのライセンス レベルでも実行できます。

  • 入力データセットのサブタイプ、ドメイン、およびその他の高度なジオデータベース フィールド プロパティを出力データセットに転送するには、「ジオデータベース属性プロパティの転送」環境を使用します。

  • 入力データセットのジオデータベース アタッチメントを出力データセットに転送するには、「アタッチメントの保持」環境を使用します。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力データセット

並べ替えフィールドのフィールド値に基づいて並べ替えられるレコードがある入力データセット。

Table View
出力データセット

出力フィーチャクラスまたはテーブル。

Feature Class; Table
フィールド

入力レコードを並べ替えるために値を使用するフィールドと、レコードを格納する方向。

ライセンス:

Shape フィールドまたは複数のフィールドによる並べ替えは ArcGIS Pro Advanced ライセンスでのみ実行可能です。 単一の属性フィールドによる並べ替え (Shape を除く) は、どのライセンス レベルでも実行できます。

  • 昇順 - レコードは最小値から最大値まで順に並べ替えられます。
  • 降順 - レコードは最大値から最小値まで順に並べ替えられます。
Value Table
空間的な並べ替え方法
(オプション)

フィーチャを空間的に並べ替える方法を指定します。 並べ替え方法は、並べ替えフィールドの 1 つとして Shape フィールドが指定されている場合のみ有効になります。

  • 右上並べ替えを右上隅から開始します。 これがデフォルトです。
  • 左上並べ替えを左上隅から開始します。
  • 右下並べ替えを右下隅から開始します。
  • 左下並べ替えを左下隅から開始します。
  • ペアノ曲線ペアノ曲線とも呼ばれる、空間を埋め尽くす曲線アルゴリズムを使用して並べ替えが行われます。
String

arcpy.management.Sort(in_dataset, out_dataset, sort_field, {spatial_sort_method})
名前説明データ タイプ
in_dataset

並べ替えフィールドのフィールド値に基づいて並べ替えられるレコードがある入力データセット。

Table View
out_dataset

出力フィーチャクラスまたはテーブル。

Feature Class; Table
sort_field
[[sort_field, direction],...]

入力レコードを並べ替えるために値を使用するフィールドと、レコードを格納する方向。

ライセンス:

Shape フィールドまたは複数のフィールドによる並べ替えは ArcGIS Pro Advanced ライセンスでのみ実行可能です。 単一の属性フィールドによる並べ替え (Shape を除く) は、どのライセンス レベルでも実行できます。

  • 昇順 - レコードは最小値から最大値まで順に並べ替えられます。
  • 降順 - レコードは最大値から最小値まで順に並べ替えられます。
Value Table
spatial_sort_method
(オプション)

フィーチャを空間的に並べ替える方法を指定します。 並べ替え方法は、並べ替えフィールドの 1 つとして Shape フィールドが指定されている場合のみ有効になります。

  • UR並べ替えを右上隅から開始します。 これがデフォルトです。
  • UL並べ替えを左上隅から開始します。
  • LR並べ替えを右下隅から開始します。
  • LL並べ替えを左下隅から開始します。
  • PEANOペアノ曲線とも呼ばれる、空間を埋め尽くす曲線アルゴリズムを使用して並べ替えが行われます。
String

コードのサンプル

Sort の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、Sort 関数を使ってフィールドの値でフィーチャを並べ替える方法を示しています。

import arcpy
from arcpy import env

env.workspace = "C:/data/city.gdb"

arcpy.Sort_management("crime", "crime_Sort", [["DATE_REP", "ASCENDING"]])
Sort の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次の Python スクリプトは、スタンドアロン スクリプトで Sort 関数を使用する方法を示しています。

# Name: Sort_example2.py
# Description: Sorts wells by location and well yield.

# Import system modules
import arcpy

# Set workspace environment
arcpy.env.workspace = "C:/data/newfoundland.gdb"

# set local variables
in_dataset = "wells"
out_dataset = "wells_Sort"

# Order features first by location (Shape) and then by WELL_YIELD
sort_fields = [["Shape", "ASCENDING"], ["WELL_YIELD", "DESCENDING"]]

# Use Peano algorithm
sort_method = "PEANO"

# execute the function
arcpy.Sort_management(in_dataset, out_dataset, sort_fields, sort_method)