ArcGIS Arcade 条件式を使用して、ワークフロー全体で入力値を動的に設定できます。 たとえば、Arcade 条件式を使用して、ステップの結果に基づき特定のユーザーまたはグループにステップを割り当てるか、ジョブ固有の情報を含む通知メールを送信できます。 また、ジオプロセシング サービスの実行ステップで JobLocation Arcade 条件式を入力パラメーターとして使用するように構成し、ステップの実行時にジョブの位置の範囲に置き換えることができます。 関連するテキスト ボックスに追加できる式のリストを含む [この入力は Arcade 条件式をサポートします] 
 ショートカット メニューとともに、Arcade 条件式をサポートするすべての入力値が表示されます。
ネストされた Arcade 条件式を使用し、他の式の出力を変更できます。 たとえば、次の Text 関数と Date 関数を使用して、JobDueDate 式の出力をエポック タイムからわかりやすい日付形式に変換できます。
Text(Date(JobDueDate($Job)), 'dddd, MMMM D, Y')プレーン テキストと Arcade 条件式を組み合わせるには、テキストを次のように書式設定します。
'Plain text' + ArcadeExpression() + 'plain text'次の表に、Workflow Manager 固有の Arcade 条件式のさまざまなカテゴリの概要を示します。
| カテゴリ | 説明 | 
|---|---|
ArcGIS Workflow Manager が管理するジョブ情報を取得します。  | |
拡張プロパティ テーブルからビジネス固有のカスタム情報を取得します。  | |
ジョブのデータ ソースとバージョン情報を取得します。  | |
ジョブの位置情報を取得します。  | |
ユーザー定義の設定を取得します。  | |
出力値と過去のステップ割り当て情報を取得します。  | 
すべての Arcade 関数を記載したリストについては、Esri Developer サイトをご参照ください。 [この入力は Arcade 条件式をサポートします] 
 のショートカット メニューには、Arcade 指数関数リストにある以下の式が含まれます。
| Name | Arcade 式 | 説明 | 
|---|---|---|
現在のポータル  | $currentPortal | 現在のアクティブなポータルを返します。  | 
現在のユーザーの詳細  | var u = GetUser($currentPortal); return u['<key 1>'] + u['<key 2>'] | 現在のユーザーのプロパティを返します。  | 
現在のユーザーの電子メール  | GetUser($currentPortal)['email'] | 現在のユーザーの電子メール アドレスを返します。  | 
現在のユーザー ID  | GetUser($currentPortal)['id'] | 現在のユーザーの ID を返します。  | 
現在のユーザー名  | $currentUser | 現在のユーザーのユーザー名を返します。  | 
ユーザーの詳細の取得  | var u = GetUser($currentPortal, '<username>'); return u['<key1>'] + u['<key2>'] | 指定されたユーザーのプロパティを返します。  | 
ユーザーの電子メールの取得  | GetUser($currentPortal, '<username>')['email'] | 指定されたユーザーの電子メール アドレスを返します。  | 
ユーザー名の取得  | GetUser($currentPortal, '<username>')['username'] | 指定されたユーザーのユーザー名を返します。  | 
ユーザー グループ  | userGroups($currentUser) | 現在のユーザーの ArcGIS 組織グループ ID を返します。  |