質問の追加および構成

質問ステップは、ワークフローへの判断ポイントの追加に使用できます。 これにより、ワークフローで実行する次のステップを決定する、事前構成済みの回答を含む質問を定義することができます。

ステップが実行されると、質問が表示され、回答がボタンで表示されます。 ステップにステップ ヘルプが構成されている場合、ジョブ タイルの下部に表示されます。 回答をクリックすると、質問の戻り値が設定され、ステップが完了します。 4 つ以上の回答が構成されている場合は、[続行] ボタンとともにドロップダウン メニューに表示されます。

ステップの実行時に、次のアクションを実行できます。

  • 回答を選択すると、ステップが完了します。 ステップに 3 つ以上の回答が構成されている場合、ドロップダウン リストで回答を選択できます。
  • [キャンセル] をクリックして、ステップをキャンセルできます。
  • [続行] をクリックして、ステップを完了できます。

ステップの構成

ステップを構成するには、次の手順に従います。

  1. ワークフロー ダイアグラムを作成または編集し、[ステップ ライブラリ] パネルにアクセスします。
  2. [質問][ステップのライブラリ] パネルからワークフロー キャンバス上のステップの接続矢印にドラッグします。

    [ステップの詳細] パネルが表示されます。

  3. [ステップ名] テキスト ボックスにステップの名前を入力します。
  4. [質問] テキスト ボックスに質問を入力します。

    ArcGIS Arcadeを使用して動的な値を入力することもできます。 質問にプレーン テキストと Arcade 式が含まれている場合は、テキストを次のように書式設定します。

    'Would you like to edit the job location for ' + JobName($Job) + '?'
    ヒント:

    [この入力は Arcade 式をサポートします] This input supports Arcade expressions をクリックし、ArcGIS Arcadeを選択して関連するテキスト ボックスに追加します。

  5. [回答] および [戻り値] テキスト ボックスに、事前構成済みの回答と戻り値を入力します。

    複数の回答が同じ戻り値を使用するように構成できるものの、すべての [回答] テキスト ボックスに個別値が含まれている必要があります。

    注意:

    ステップのすべてのパスは、ステップで定義された戻り値のいずれかと一致するように構成する必要があります。

  6. 必要に応じて、[新しい回答の追加] をクリックして回答を追加します。
    注意:

    回答を削除するには、その回答の上にカーソルを置き、[回答の削除] Delete Answer をクリックします。

  7. 必要に応じて、回答の順序を変更します。
    1. 回答の上にカーソルを置きます。
    2. [回答の並べ替え] Reorder Answer をクリックし、目的の位置にドラッグします。
  8. [オプション] タブをクリックします。
  9. 必要に応じて、[ステップ オプション] を構成します。
    • [手動] - 手動でステップを実行します。
      • [オプション] - ステップを実行しないで終了できるようにします。
    • [自動] - アクティブになり次第、ステップを実行します。
      注意:

      ワークフロー ダイアグラムがデータ品質の評価ステップまたはジオプロセシング サービスの実行ステップを含む一連のステップを自動的に実行するように構成されている場合、一連のステップを開始したユーザー トークンの有効期限が切れた後に実行を試みるステップは、自動的に実行されません。 手動操作なしで、さらなる自動ステップの実行を継続するには、ArcGIS Workflow Manager Server Advanced ロールのライセンスが必要です。

    • [スケジュールに沿って実行] - 設定したスケジュールに従ってステップを実行します。

      スケジュール オプションの詳細

  10. 必要に応じて、[ステップ コメントの入力] セクションで [有効] チェックボックスをオンにし、ステップの実行時にユーザーがステップにコメントを追加できるようにします。
  11. ステップ コメントの入力を有効にした場合は、必要に応じて、[ステップ コメントの入力] セクションで [必須] チェックボックスをオンにし、ステップの完了前にステップにコメントを追加する必要があるようにします。
  12. 必要に応じて、次のオプションのいずれかを選択して、ステップでヘルプを構成します。
    • [なし] - ステップ ヘルプなしでステップを構成します。
    • [テキスト] - [テキスト] テキストボックスで、ステップのヘルプ テキストを構成します。

      ArcGIS Arcadeを使用して、ステップ ヘルプの動的な値を入力できます。 ステップ ヘルプにプレーン テキストと Arcade 式が含まれている場合は、テキストを次のように書式設定する必要があります。

      
      'For further assistance, please contact' + JobCreator($Job) + '.'

    • [URL] - [URL] テキストボックスで、ステップにヘルプ リソースへのリンクを構成します。
      注意:

      Web アプリで実行されるステップでは、HTTP、HTTPS URL 形式のみがサポートされます。 ArcGIS Pro で実行されるステップでは、HTTP、HTTPS、ファイル形式がサポートされます。

      Arcadeを使用して動的な値を入力することもできます。 URL にプレーン テキストと Arcade 式が含まれている場合は、テキストを次のように書式設定する必要があります。

      
      'https://pro.arcgis.com/en/pro-app/latest/tool-reference/' + JobExtendedProperty($Job, 'tools', 'toolbox') + '/' + jobExtendedProperty($job, 'tools', 'alias') + '.htm'

      [Arcade の結果を自動的にエンコード] チェックボックスを構成します。

      • URL に変換するときにエスケープする必要がある特殊文字 (スペースやフォワード スラッシュなど) を Arcade 式が返す場合、[Arcade の結果を自動的にエンコード] チェックボックスを必ずオンにしてください。
      • ベース URL を構成するために Arcade 式が使用される場合、[Arcade の結果を自動的にエンコード] チェックボックスをオフにします。

  13. 必要に応じて、[スタイル] タブをクリックし、ステップの形状と色を変更します。
  14. 必要に応じて、[情報] タブをクリックし、[ステップの説明] テキストボックスにステップの説明を入力します。
    ヒント:

    [情報] タブには、ステップの出力を取得するために動的なジョブ プロパティで使用できるステップ ID も含まれています。 ステップ ID をクリップボードにコピーするには、[ステップ ID をコピー] Copy Step ID をクリックします。

戻り値

ステップが完了すると、その戻り値が格納され、ステップの結果を示します。 パスを使用して戻り値をすぐに評価し、ワークフロー内の次のステップを決定できます。 ArcGIS Arcade 式を使用して、ワークフロー全体を通じて完了したステップの戻り値を取得することもできます。 次の表は、ステップの戻り値を示しています。

戻り値説明

<CustomReturnValue>

ステップが正常に完了し、ステップで定義された回答に一致するカスタム戻り値が返されます。

関連トピック


このトピックの内容
  1. ステップの構成
  2. 戻り値