次のセクションでは、ArcGIS Workflow Manager が管理するジョブの情報を取得できる ArcGIS Arcade 式について説明します。 ジョブ プロパティの値の多くは、ジョブ テンプレートに定義されている値に基づき、ジョブの作成時に初期設定されます。 ジョブ プロパティは [詳細] パネルで手動で更新するか、ステップを実行して更新できます。
ヒント:
組織が構成したビジネス固有のプロパティにアクセスするには、拡張プロパティ式を使用します。
JobDescription
JobDescription 式はジョブに関連付けられた説明を返します。
パラメーター
JobDescription(job_id)
名前 | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
job_id | ジョブの ID です。 | String |
出力
指定したジョブの説明フィールド (文字列値) を返します。
式の例
次の式は、現在のジョブの説明を返します。
JobDescription($Job)
This is a landbase editing job.
JobDueDate
JobDueDate 式は、指定したジョブの期日をエポック形式で返します。
パラメーター
JobDueDate(job_id)
名前 | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
job_id | ジョブの ID です。 | String |
出力
指定したジョブの期日 (文字列値) をエポック形式で返します。
式の例
次の式は、現在のジョブの期日を返します。
JobDueDate($Job)
1589414631
JobEndDate
指定したジョブが終了している場合、JobEndDate 式は終了した日付を返します。
パラメーター
JobEndDate(job_id)
名前 | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
job_id | ジョブの ID です。 | String |
出力
指定したジョブが終了した日付 (文字列値) をエポック形式で返します。
式の例
次の式は、指定したジョブが終了した日付を返します。
JobEndDate('RRpFaSk1QK2IIHZTJX4flQ')
1589416739
JobCreator
JobCreator 式は、指定したジョブを作成したユーザーの名前を返します。
パラメーター
JobCreator(job_id)
名前 | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
job_id | ジョブの ID です。 | String |
出力
指定したジョブを作成したユーザーの名前 (文字列値) を返します。
式の例
次の式は、現在のジョブを作成したユーザーの名前を返します。
JobCreator($Job)
jdoe
JobComment
JobComment 式は、指定したジョブまたはステップに関連付けられた最新のコメントを返します。
パラメーター
JobComment(job_id, {step_id})
名前 | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
job_id | ジョブの ID です。 | String |
step_id (オプション) | ワークフロー図内のステップの ID です。 ID を指定しない場合、ジョブに関連付けられた最新のコメントが返されます。 | String |
出力
指定したジョブまたはステップに関連付けられた最新のコメント (文字列値) を返します。
式の例
次の式は、現在のジョブの指定したステップに関連付けられた最新のコメントを返します。
JobComment($Job, 'f50d740d-cc04-9296-4ce3-181e82604465')
The submitted feature edits are ready for your review.
$Job
$Job 変数は、現在のジョブのジョブ ID を返します。 この変数は、他の Arcade 式の job_id パラメーターを動的に設定するためによく使用されます。
出力
現在のジョブの ID (文字列値) を返します。
変数の例
次の変数は、現在のジョブの ID を返します。
$Job
RRpFaSk1QK2IIHZTJX4flQ
JobIndex
JobIndex 式は、ジョブ作成の時系列に関連付けられたインデックス値を返します。 Workflow Manager 11.2 以前に作成されたジョブは -1 の値と評価されます。
パラメーター
JobIndex(job_id)
名前 | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
job_id | ジョブの ID です。 | String |
出力
指定したジョブのインデックス フィールド (文字列値) を返します。 これは、ジョブ作成の時系列に関連付けられた値です。
式の例
次の式は、現在のジョブのインデックスを返します。
JobIndex($Job)
12345
JobName
JobName 式は、指定したジョブの名前を返します。
パラメーター
JobName(job_id)
名前 | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
job_id | ジョブの ID です。 | String |
出力
指定したジョブの名前 (文字列値) を返します。
式の例
次の式は、現在のジョブの名前を返します。
JobName($Job)
DataEdits_123
JobOwner
JobOwner 式は、ジョブの所有者の名前を返します。
パラメーター
JobOwner(job_id)
名前 | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
job_id | ジョブの ID です。 | String |
出力
ジョブの所有者のユーザー名 (文字列値) を返します。
式の例
次の式は、現在のジョブの所有者のユーザー名を返します。
JobOwner($Job)
jdoe
$ParentJob
$ParentJob 変数は、現在のジョブが属している親ジョブのジョブ ID を返します。
出力
現在のジョブが属している親ジョブのジョブ ID (文字列値) を返します。
変数の例
次の変数は、現在のジョブが属している親ジョブのジョブ ID を返します。
$ParentJob
ZZfPSka12KQHHITZXJf4qL
JobPriority
JobPriority 式は、指定したジョブの優先度を返します。
パラメーター
JobPriority(job_id)
名前 | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
job_id | ジョブの ID です。 | String |
出力
指定したジョブの優先度 (文字列値) を返します。
式の例
次の式は、現在のジョブの優先度を返します。
JobPriority($Job)
Medium
JobStartDate
JobStartDate 式は、指定したジョブが開始された日付を返します。
パラメーター
JobStartDate(job_id)
名前 | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
job_id | ジョブの ID です。 | String |
出力
指定したジョブの開始日 (文字列値) をエポック形式で返します。
式の例
次の式は、現在のジョブが開始された日付を返します。
JobStartDate($Job)
1589414631
JobStatus
JobStatus 式は、指定したジョブのステータスを返します。
パラメーター
JobStatus(job_id)
名前 | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
job_id | ジョブの ID です。 | String |
出力
指定したジョブのステータス (文字列値) を返します。
式の例
次の式は、現在のジョブのステータスを返します。
JobStatus($Job)
Ready to work
JobType
JobType 式は、指定したジョブの作成元のジョブ テンプレートの名前を返します。
パラメーター
JobType(job_id)
名前 | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
job_id | ジョブの ID です。 | String |
出力
指定したジョブの作成元のジョブ テンプレートの名前 (文字列値) を返します。
式の例
次の式は、現在のジョブの作成元のジョブ テンプレートの名前を返します。
JobType($Job)
Data Edits
$newAssignee
注意:
この変数は電子メール テンプレートでのみ使用でき、[ジョブの割り当て] 自動アクションで使用する必要があります。 この変数を Web アプリの他の部分で使用することはできません。
$newAssignee 変数は、そのジョブに割り当てられた新しいユーザーのユーザー名を返します。
出力
現在のジョブが再割り当てされたユーザー名 (文字列値) を返します。
変数の例
次の変数は、現在のジョブが再割り当てされたユーザー名を返します。
$newAssignee
jdoe