拡張プロパティ関数

次のセクションでは、拡張プロパティ テーブルからビジネス固有のカスタム情報を取得できる ArcGIS Arcade 式について説明します。 たとえば、Arcade 式を使用して、ジョブに関連付けられている作業指示情報または購入オーダー情報を電子メールに挿入できます。

注意:

ArcGIS Workflow Manager が管理するジョブ プロパティにアクセスする必要がある場合は、ジョブ プロパティ式を使用してアクセスできます。

JobExtendedProperty

JobExtendedProperty 式は、指定したジョブの指定した拡張プロパティ フィールドの値を返します。 拡張プロパティ テーブルは、ジョブの作成元のジョブ テンプレートに関連付けられている必要があります。 この式は、1 対 1 のプロパティのテーブルにのみ使用できます。

注意:

1 対多のプロパティにアクセスする必要がある場合は、JobRelatedProperty 式を使用します。

パラメーター

JobExtendedProperty(job_id, table_name, field_name)

名前説明データ タイプ

job_id

アクセスする拡張プロパティ テーブル値を含むジョブの ID です。

String

table_name

拡張プロパティ テーブルの名前。

String

field_name

拡張プロパティ テーブル内のフィールドの名前。

String

出力

指定したジョブの拡張プロパティ テーブル フィールドの文字列値を返します。 拡張プロパティ テーブルのフィールドには、文字列、整数、double、Boolean、日時、ドメイン (文字列、整数、double) のデータ タイプを含めることができます。

式の例

次の式は、現在のジョブについて購入が送信された日付をエポック形式で返します。

JobExtendedProperty($Job, 'purchase_order', 'date')
出力例
1589414631

JobRelatedProperty

JobRelatedProperty 式は、指定したジョブの指定した拡張プロパティ フィールドと行の値を返します。 拡張プロパティ テーブルは、ジョブの作成元のジョブ テンプレートに関連付けられている必要があります。 この式は、1 対多のプロパティのテーブルにのみ使用できます。

注意:

1 対 1 のプロパティにアクセスする必要がある場合は、JobExtendedProperties 式を使用します。

パラメーター

JobRelatedProperty(job_id, table_name, field_name, {row_id})

名前説明データ タイプ

job_id

アクセスする拡張プロパティ テーブル値を含むジョブの ID です。

String

table_name

拡張プロパティ テーブルの名前。

String

field_name

拡張プロパティ テーブル内のフィールドの名前。

String

row_id

(オプション)

返される行の ID です。 デフォルトでは、最新のレコードが返されます。 拡張プロパティを取得するには、関連プロパティ テーブルに関連付けられた workflow_guid を使用します。

フィーチャ サービス拡張プロパティや ArcGIS Survey123 プロパティを取得するには、row_id パラメーターのリンク ID を使用します。

String

出力

指定したジョブの拡張プロパティ テーブル フィールドと行の文字列値を返します。 拡張プロパティ テーブルのフィールドには、文字列、整数、double、Boolean、日時、ドメイン (文字列、整数、double) のデータ タイプを含めることができます。

式の例

次の式は、レッドランズ市について現在のジョブの最新の人口を返します。

JobRelatedProperty($Job, 'Redlands', 'Population')
出力例
71198

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