建物タイプの操作

建物タイプは、建物の用途を定義する 1 つまたは複数の空間用途タイプから構成されます。 建物タイプは、ゾーニング コードを遵守しつつ妥当な建物を構築するテンプレートとして使用されます。

プランの編集中に、既存の建物タイプの編集、新しい建物タイプの提案を行えます。 提案した建物タイプは、対応するプラン内でのみ適用可能で、都市全体に適用できるわけではありません。

建物タイプの追加

開発モード 開発 またはプラン構成で、新しい建物タイプをプランに追加できます。 開発モード オプションを使用した場合は、タイプを 1 つずつ追加します。 プラン構成のインポート オプションを使用した場合は、ホスト フィーチャ テーブルまたはスプレッドシートから複数のタイプを追加します。

開発モード

開発モード 開発 で新しい建物タイプを追加するには、次の手順を実行します。

  1. プラン エディターを開きます。
  2. ヘッダーの [開発] 開発 をクリックして開発モードに移行します。

    右側にあるサイド パネルが展開されており、開発モードになっていることを確認します。 サイド パネルを表示または非表示にするには、展開ボタン 展開 をクリックします。

  3. サイド パネルの右上隅にある [建物と空間用途タイプ] ゾーニング タイプ をクリックします。

    サイド パネルには 2 つのタブが表示されます。 デフォルトでは [建物タイプ] タブがアクティブになっています。 ここにはプランの建物タイプがリスト表示されます。

  4. サイド パネルの右上にある [追加] ボタン 追加ボタン をクリックします。

    [新しい建物タイプ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. 建物タイプの名前を入力します。
  6. 必要に応じて、[カスタム ID] の値を指定します。

    この ID はより詳細な識別を行う場合に使用できます。

  7. この建物タイプについて、[建物パーツの構成] セクションで建物のパーツを指定します。

    構造パーツは建物の地上の部分で、地中構造パーツは地下のものです。

  8. 追加の [建物タイプ] 設定を定義します (詳細については、以下の「建物タイプ設定の定義」セクションを参照)。
  9. [OK] をクリックします。

    新しい建物タイプが保存されて建物タイプのリストに追加され、名前の横に提案フラグが付加されます。

  10. リストからこの建物タイプを見つけるには、検索フィールドを使用して検索します。 建物タイプのリストにフィルターを適用するには、検索バーの右側にある [フィルター] ボタン フィルター をクリックします。

プラン構成への建物タイプの追加

プラン構成に新しい建物タイプを追加するには、次の手順を実行します。

  1. プラン エディターを開きます。
  2. プラン名のドロップダウン メニューを展開して、[プランの構成] を選択します。

    デフォルトでは、プラン構成が一般のプラン設定タブに開きます。

  3. [開発] をクリックし、[建物タイプ] をクリックします。
  4. [追加] をクリックし、使用可能な次のオプションから選択します。
    • [単一アイテム] - 単一の建物タイプを追加します。
    • [スプレッドシートから] - スプレッドシートから複数のタイプをインポートします。
    • [フィーチャ テーブルから] - ホスト フィーチャ テーブルから複数のタイプをインポートします。

    これらのオプションの詳細については、「建物タイプの管理」をご参照ください。

  5. タイプの追加が終了したら、ヘッダーの [プランに戻る] プランに戻る をクリックします。

建物タイプ設定の定義

建物タイプ ダイアログ ボックスで、建物タイプ設定を定義できます。 このダイアログ ボックスには、新しいタイプを追加する際や、既存のタイプを操作しているときに建物タイプのリストで [構成] ボタン 構成ボタン をクリックすることでアクセスできます。 このリストには開発モード 開発 またはプラン構成からアクセスできます。 タイプ リストの表示方法については、上記の「建物タイプの追加」セクションをご参照ください。

建物パーツの追加

建物パーツを建物タイプに追加するには、次の手順を実行します。

  1. 建物タイプに構造パーツを追加するには、[建物パーツの構成] セクションの [追加] ボタン 追加ボタン をクリックします。

    デフォルトの空間用途タイプを持つ新しいパートが追加されます。

  2. 追加された建物パーツをクリックし、[建物パーツの構成] セクションの右にある [空間用途タイプ] セクションで空間用途を変更します。

    新しい空間用途を反映して色が更新されます。

  3. 最小フロア数および最大フロア数の値を入力します。
  4. [マッシング] ドロップダウン リストで、建物パーツがポディウムかタワーかを指定します。
    • [ポディウム] - 許可された土地利用規制内で建物フットプリントを最大化します。
    • [タワー] - 許可された土地利用規制内で建物の高さを最大化します。
  5. 建物パーツを GFA および FAR の計算で考慮する場合は、[フロア面積] セクションのチェックボックスをオンにします。

    チェックボックスをオフにすると、GFA および FAR の計算から建物パーツが除外されます。 つまり、ゾーニング規制で設定された FAR の制限に対して建物パーツが考慮されません。 デフォルトでは、GFA および FAR の計算で、地上のすべてのパーツは考慮され、地中構造パーツは考慮されません。

  6. 必要に応じて、[建物パーツの構成] セクションにある建物パーツをクリックし、[構成] ボタン 構成ボタン をクリックして、オプションの 1 つを選択してさらに建物パーツを追加します。
  7. 必要に応じて、構造パーツを建物タイプに追加します。
    1. [建物パーツの構成] セクションの黒い横線の上にある建物パーツをクリックし、[構成] ボタン 構成ボタン をクリックして、[下にパートを追加 (基礎)] オプションを選択します。
    2. 上述の手順に従い、地下構造建物パーツのパラメーターを定義します。
注意:

建物タイプには、複数の構造および地下構造パーツを追加できます。

建物のフットプリント

[建物タイプ] ダイアログ ボックスで、建物のフットプリント設定を定義できます。 [建物タイプ] ダイアログ ボックスには、次のセクションが含まれています。

  • 最小フロア面積
  • フットプリントの形状
  • [フットプリントの最大長] ([フットプリントの形状] の値が [長方形] の場合にのみ表示されます)
  • [フットプリントの最大幅] ([フットプリントの形状] の値が [長方形] の場合にのみ表示されます)
  • [建物セグメントの最小長] ([フットプリントの形状] の値が [長方形] の場合にのみ表示されます)
  • [建物セグメントの最小幅] ([フットプリントの形状] の値が [長方形] の場合にのみ表示されます)
  • 線形
  • 二次調整

建物タイプの編集

建物タイプのすべてのパラメーターを編集できます。 建物タイプの設定を表示し、既存のタイプの設定に基づいて新しい建物タイプを生成することもできます。

建物タイプ リストの建物タイプを編集するには、次の手順を実行します。

注意:

タイプ リストの表示方法については、上記の「建物タイプの追加」セクションをご参照ください。

  1. 編集する建物タイプの [構成] ボタン 構成ボタン をクリックします。

    編集ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. 建物タイプのコンテンツを編集します。
  3. [OK] をクリックします。

    変更内容が保存されます。 この建物タイプが区画に割り当てられている場合、これをその区画に再適用することで変更内容を反映する必要があります。

注意:

既存の建物タイプを変更すると、変更は、現在のプランのみに適用されます。

ヒント:

建物タイプのフィルターで [このプランで提案済み] オプションを選択し、追加したすべての建物タイプを表示します。

住戸の定義

住戸は、1 人以上の世帯が居住するよう設計された構造です。 単一の家族の家と考えることもできます。 建物タイプでは区画ごとに 1 つの建物を割り当てることができます。 住戸では 1 つの区画に複数の単位を構築できます。

住戸を定義するには、次の手順を実行します。

  1. プラン エディターを開きます。
  2. ヘッダーの [開発] 開発 をクリックして開発モードに移行します。
  3. 右側にあるサイド パネルが展開されており、開発モードになっていることを確認します。 サイド パネルを表示または非表示にするには、展開ボタン 展開 をクリックします。
  4. サイド パネルの右上隅にある [建物と空間用途タイプ] ゾーニング タイプ をクリックします。

    サイド パネルには 2 つのタブが表示されます。 デフォルトでは [建物タイプ] タブがアクティブになっています。 ここにはプランの建物タイプがリスト表示されます。

  5. サイド パネルの右上にある [追加] ボタン 追加ボタン をクリックします。

    [新しい建物タイプ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  6. 建物タイプの名前を入力します。
  7. [タイプ] セクションで [住戸] を選択します。
  8. [住戸の構成] セクションで、住戸の空間用途タイプを指定します。

    住戸では、住宅の空間用途タイプのみを使用できます。 これは、Urban モデル レベル (「空間用途タイプの管理」を参照) またはプラン レベル (「空間用途タイプの操作」を参照) で、対応するチェックボックスをオンにすることで、各空間用途タイプに定義する必要があります。

  9. 要件に従って、他の建物タイプのパラメーターを指定します。

    住戸あたりの合計面積は、空間用途タイプで構成されます。

    住戸の建物フットプリント形状は常に正方形です。

  10. [住戸密度 (DUA)] 値を設定します。

    密度の値は、単一の住戸に属する最小ロット サイズです。

    たとえば、ヘクタール (100 x 100 メートル) ごとの住戸の密度値が 4 なら、完全に正方形の 1 ヘクタールの区画に、単一の住戸が 25 メートルのエッジ長付きで正方形の領域を占めることになります。

  11. [住戸間の最小距離] の値を設定します。

    住戸間の最小距離は、個別の建物の間隔 (壁から壁まで) です。

  12. [OK] をクリックします。

    住戸の定義が新しい建物タイプとして保存され、建物タイプのリストに追加されます。

  13. 区画に住戸を割り当てる方法については、上の「建物タイプの割り当て」セクションをご参照ください。
注意:

住戸は、プラン構成の [開発] タブを使用して構成することもできます。