Survey123 Web アプリでは、フィールド アプリと同じ形式のパラメーターを使用できます。ただし、調査のアイテム ID が、調査を開くためにその他のリンクで使用されるような URL パラメーターではなく URL パスの一部であるという違いがあります。 この URL にパラメーターを追加する場合は、疑問符を使用してパス内の調査アイテム ID を最初のパラメーターと区切ってから、アンパサンドを使用して後続のパラメーターを区切る必要があります。 次の URL の例では、姓と座標のパラメーターを Survey123 Web アプリの調査に渡しています。
https://survey123.arcgis.com/share/36ff9e8c13e042a58cfce4ad87f55d19?field:surname=Klauser¢er=37.8199,-122.4783
Survey123 Web アプリは、Survey123 フィールド アプリがサポートしていない複数のパラメーターもサポートします。 それらのパラメーターは、ブラウザー内の調査のプレゼンテーションに関連しています。 Web アプリの開き方をカスタマイズする URL パラメーターとその例については、次の表をご参照ください。
注意:
パラメーター値にスペース、プラス記号 (+)、その他の特殊文字が含まれる場合は、これらの文字はパーセントでエンコードする必要があります。 詳細については、「URL のエンコード」をご参照ください。
Web アプリを起動するための URL パラメーター
パラメーター | 説明 | タイプ |
---|---|---|
signIn | パブリックな調査の場合には、サイン イン ボタンを表示するか、ユーザーがサイン インする必要があります。 デフォルトでは、Web アプリにはユーザーがパブリックな調査にサイン インする方法がありませんが、パブリックな調査にはユーザーがサイン インするときにのみ機能するフィーチャを含めることができます。 サイン インしているユーザーの電子メール アドレスを抽出する計算の使用はその一例です。 有効な値は、Web アプリの上部にあるナビゲーション バーにサイン イン ボタンを表示する show と、サイン イン ページにリダイレクトしてユーザーにサイン インを求める require です。 例:
| String |
isOrgSignIn | 組織固有のサインイン ページを使用します。 デフォルトでは、Survey123 で組織固有のサインイン ページが使用されますが、複数の組織に調査を共有する場合は ArcGIS Online サインイン ページの使用が推奨されています。 ArcGIS Online サインイン ページを使用するにはこのパラメーターを false に設定します。 例:
| Boolean |
center | マップを既知の緯度、経度、高度 (オプション) を中心に配置します。 例:
| String |
field:fieldname | 調査の質問にフィールド値を入力します。 例:
| String |
portalUrl | 調査アイテムがホストされているポータルの URL を指定します。 例:
| String |
open | 調査を開くために使用されるアプリを指定します。 有効な値は、Web アプリで調査を開く web (デフォルト)、フィールド アプリがインストールされている場合にフィールド アプリで調査を開く native、Web ページを開いて調査を開くアプリを決定する menu です。 例:
| String |
hide |
Web アプリ内の調査のエレメントを非表示にします。 パラメーターは、カンマで区切られた複数の値を受け取ることができます。 有効な値は、navbar (サイン イン、サイン アウト、言語の変更を行うためのオプションを含んでいる、調査の上部にあるバー)、header、description、footer、submit、theme、leaveDialog (ページから離れるかページを閉じると表示される警告メッセージ) です。 field:fieldName パラメーターを使用して、fieldName の代わりに名前を指定することによって、特定の質問、グループ、ページ、繰り返しを非表示にすることもできます。 繰り返し内の質問を個別に非表示にすることはできません。 例:
| String |
locale | 調査の言語を切り替えます。 このパラメーターは、調査に複数の言語が含まれている場合にのみ動作します。 例:
| String |
mode | Web アプリのモードを設定します。有効な値は、エントリを作成するのではなく既存のエントリを編集するように調査を設定する edit、既存のエントリを読み取り専用モードで開く view、および指定したエントリのコンテンツが反映された調査を作成する copy です。 このパラメーターを使用する場合、globalId パラメーターも指定する必要があります。 例:
| String |
globalId | フォームに読み込まれる調査レコードを指定します。 有効な値は、既存の調査レコードの Global ID です。 このパラメーターの名前では、大文字と小文字が区別されます。 例:
| String |
recalculate | mode=edit でのみ使用できます。 [再計算] ボタンを使用しなくても、調査を読み込むと、所定の質問を強制的に再計算します。 例:
| String |
version | 使用される Web アプリのバージョンを設定します。 有効な値は latest のみで、調査でバージョンがロックされている場合でも、最新バージョンの Web アプリを使用します。 例:
| String |
token | 調査の有効なトークンを渡します。 このパラメーターを使用すると、アクセスするのに ArcGIS アカウントが必要な調査に、回答者がサイン インしなくても回答できるようになります。 例:
| String |
autoReload | 送信後に調査を再読み込みします。 調査が再読み込みされるまでの遅延 (秒単位) を指定します。 以前の名称は autoRefresh でした。 autoRefresh パラメーターは後方互換性のためにサポートされています。 例:
| Integer |
encodeUrlParams | URL パラメーターを隠蔽します。 生成される URL には、エンコードされたすべてのパラメーターを表す code パラメーターが含まれます。この code パラメーター外に含まれるパラメーターは無視されます。 例:
| Boolean |
width | 調査の幅をピクセル単位で設定するか、画面幅の分数として設定します。 1 より大きい値を設定すると、幅はピクセル単位で設定されます。 ピクセル値が画面幅よりも小さい場合は、画面幅が使用されます。 0 ~ 1 の間の値を設定すると、フォームの幅は画面幅の分数として設定されます。 これは、調査内の他のコントロール (テキスト ボックスなど) にも影響し、Web アプリで固定グリッドまたは動的グリッドを表示する方法の改善にも役立ちます。 例:
| String |
注意:
field:fieldname パラメーターは、Web アプリのジオポイント、ジオトレース、ジオシェープの質問をサポートしています。 ジオポイントの質問の場合、緯度、経度、高度 (任意) をスペース区切りで指定します。 ジオトレースとジオシェープの場合は、個々の頂点に対してスペース区切りで緯度と経度を指定します。座標値のペアにはセミコロン区切りを使用します。 ジオシェープの質問の例を示します。
field:geoshape=-37.842156723211474 144.95942945338243;-37.83554486071995 144.9726235713864;-37.85681405373047 144.98240735651922;-37.85954045531896 144.97715349053766