draw と annotate

Survey123 フィールド アプリで、画像の質問の表示設定の値を [draw][annotate] に設定すると、画像の質問により、スケッチできるキャンバスを読み込むことが可能になります。 [draw] の表示設定では、キャンバス自体を読み込むボタンを使用できるようになり、[annotate] ではデバイスのカメラでの写真撮影、画像ファイルの選択、またはマップのスナップショット作成を行うか、デフォルトの画像を使用して、それにスケッチすることが可能になります。 詳細については、「draw と annotate の表示設定」をご参照ください。

[draw][annotate] の表示設定のキャンバスは、調査作成者が設定した最大解像度で表示されます。 画像が [annotate] キャンバスに提供されると、画像の縦横比は維持したまま、調査作成者が設定した最大解像度で表示されます。 マップのスナップショットが提供されると、キャンバスは表示可能なキャンバス エリアのサイズに合わせて表示されます。

空白の [annotate] キャンバスの右上隅には [画像] メニューがあります。このメニューには、デバイスのカメラを使用した写真撮影、デバイスのストレージからの画像選択、またはマップのスナップショット作成を行うオプションがあります。 画像またはグラフィック エレメントがキャンバスに追加されると、このメニューは [リセット] メニューになり、画像の置換やデフォルト画像へのリセットが可能になります。 [draw] の質問では、[リセット] メニューは空白のキャンバスへのリセットを行えます。

注意:

[リセット] メニューのいずれかのオプションを選択すると、すべてのグラフィック エレメントが削除され、キャンバスから画像が消去されます。

[draw][annotate] の質問のキャンバスでは、マップ操作モード、描画モード、編集モードのいずれかを指定できます。 モードは、画面下部のツールバーから選択できます。

マップ操作モード、描画モード、編集モードのボタン

マップ操作モード

マップ操作モードには、キャンバスの拡大縮小や探索を行うための複数のオプションがあります。 画面下部のツールバーでマップ操作ボタンをタップすると、キャンバスをマップ操作モードにできます。 使用できるツールを次に示します。

  • [画面いっぱいに表示] は、表示可能なキャンバス エリア全体にキャンバスを表示します。1 つ以上の辺でトリミングが行われることがあります。
  • [画面に合わせる] は、表示可能なキャンバス エリアにキャンバス全体を表示します。
  • [100%] は、キャンバスを実際のピクセル解像度にズームします。
  • [拡大] または [縮小] は、倍率を 10% 刻みで増減します。

このモードでは、タッチ コントロールやマウス コントロールで画面移動や拡大縮小を行うことも可能です。

描画モード

描画モードでは、グラフィック エレメントをキャンバスに追加できます。 画面下部のツールバーで描画ツール ボタンをタップすると、キャンバスを描画モードにできます。 描画ツール モード ボタンは、アクティブなツールを表示します。 アクティブな描画ツールの設定のプレビューが、キャンバスの隅に表示されます。 プレビューか描画ツール ボタンをタップすると、描画ツール パレットが開きます。 次の描画ツールを使用できます。

描画ツールボタン説明

フリーハンド ライン

フリーハンド ライン描画ツール

フリーハンド ライン

スマート シェープ

スマート シェープ描画ツール

このアプリは、単一のフリーハンド ラインで描画された形状を、四角形、円、三角形として解釈します。

マーカー

マーカー描画ツール

キャンバス上で指定したポイントにマーカーが配置されます。 マーカーは、描画ツールパレットで変更できます。

ラベル

ラベル描画ツール

キャンバス上で指定したポイントを中心とするテキスト ボックス。

直線距離

直線描画ツール

描画の開始ポイントから終了ポイントまで、1 本の直線が描画されます。

ポリライン

ポリライン描画ツール

キャンバスで指定した 1 つ目のポイントと 2 つ目のポイント間、2 つ目のポイントと 3 つ目のポイント間など、ポイントを直線で結びます。

矢印

矢印描画ツール

描画の開始ポイントから終了ポイントまで、1 本の直線が描画されます。 終点に矢印の先端が付けられます。

二重矢印

二重矢印描画ツール

描画の開始ポイントから終了ポイントまで、1 本の直線が描画されます。 始点と終点の両方に矢印の先端が付けられます。

それぞれの描画ツールに対し、ラインの色、幅、テキスト色、テキスト サイズの設定があります。 スマート シェープ ツール、マーカー ツール、ラベル ツールについては、背景色または塗りつぶし色を変更することもできます。 デフォルトでは、各グラフィック エレメントにテキスト ラベルを追加できます。 描画ツール パレット設定のテキスト ボタンをタップすると、単一行、複数行、または無効のラベルを設定できます。 また、ラベル周辺にハロー効果を有効にし、その色とサイズを指定できます。

カラー パレット右下のカラー ピッカー オプションを使用し、描画ツールのカスタム色を設定できます。 カラー パレットのスライダーを使用し、描画ツールの不透明度を調整できます。

これらの設定は、すべてのツールで、質問ごとに個別に保存されるため、質問に対してツールの色やサイズ設定をそれぞれ指定できます。

描画ツール パレットの設定を折りたたんだり展開したりするには、描画ツール ボタンの左上にある小さなボタンをタップします。 描画ツール パレットの状態も、質問ごとに保存されます。

編集モード

編集モードでは、キャンバスのグラフィック エレメントを選択して編集できます。 編集モードでは以下を行うことができます。

  • グラフィック エレメントの移動、サイズ変更、回転、削除
  • ポリラインの頂点の追加、編集、削除
  • グラフィック エレメントのラベル テキストの編集
  • グラフィック エレメント自体には影響しない、グラフィック エレメントのラベルの移動、サイズ変更、回転、削除
  • 他のグラフィック エレメントの上下にグラフィック エレメントを配置する描画順序の変更
  • 変更の取り消しとやり直し 別のグラフィック エレメントを選択するか描画モードに切り替えてグラフィック エレメントの編集を終了すると、変更の履歴が消去されます。
注意:

現在のセッションで追加されたグラフィック エレメントしか編集できません。 画像を保存してから再度開くと、その画像のグラフィック エレメントを個別に操作することができなくなります。ただし、新しいグラフィック エレメントを画像に追加することはできます。