Survey123 Web サイトでは、調査に送信された結果を表示できます。ここにはグラフによる結果の解析、結果のマップ上での表示、収集されたすべての回答のダウンロードが含まれます。
結果の解析
Survey123 Web サイトの [解析] ページで、調査の結果の視覚化と探索を行うことができます。 [解析] ページでは、調査データがチャートとテーブルにまとめられており、調査の回答を深く掘り下げて傾向を特定することができます。
[ナビゲーション] ダイアログ ボックスを使用して質問の表示/非表示を切り替えたり、調査の質問にすばやく移動したりします。 また、送信された内容や日付によって回答をフィルタリングすることもできます。
調査の各質問で使用できる可視化は、質問のタイプによって異なります。 サポートされている質問のタイプと可視化を次に示します。
質問タイプ | 可視化の種類 |
---|---|
テキスト | ワード クラウド ビューの個々の回答 |
単一選択 | カラム チャート、バー チャート、パイ チャート、マップ ビュー |
複数選択 | カラム チャートとバー チャート |
数値 | カラム チャート、バー チャート、パイ チャート、マップ ビュー |
日付 | ヒストグラム チャート |
時間 | ライン チャート |
日時 | ヒストグラム チャート |
画像 | ギャラリー |
ランキング | カラム チャート、バー チャート、パイ チャート、マップ ビュー |
位置リスト | カラム チャート、バー チャート、パイ チャート、マップ ビュー |
視覚化設定
一部の質問のタイプには、回答の表示方法をさらに制御するための追加設定が用意されています。
テキストの質問に対してワード クラウド ビューを使用する場合、ストップ ワード (the や is など) を除外する設定があります。 このオプションは英語版でのみ利用可能です。
数値の質問では、[等間隔]、[自然分類 (Jenks)]、[等量分類]、[標準偏差]、[手動間隔] の 5 つの分類方法のいずれかを選択できます。デフォルトの方法は [等間隔] です。 クラス間の区切り線をドラッグして独自のクラス閾値を設定できます。これにより分類方法が [手動間隔] に設定されます (まだ選択していない場合)。
ランキングの質問には特定の質問を表示/非表示にする設定があり、可能な各回答に割り当てられたスコアを変更することもできます。 デフォルトでは、回答の最初の答えに最も高いスコアが付与され、後の答えになるほどスコアが下がります。 たとえば、ランキングの質問に 5 つの選択肢があるなら、回答内の最初の選択肢には 5 点が与えられます。その後の選択肢には 4 点、その後には 3 点というように割り当てられていきます。 これらのスコアは [解析] ページで変更できます。結果の中で考慮する必要のない答えに値 0 を割り当てることもできます。
現在のビューを印刷
[ナビゲーション] ボタンをクリックして、質問のチェックリスト (グループごとに並べ替えられている) を開きます。 このリストで質問をオフにすると、[解析] ページにはその質問が表示されなくなります。 [すべて表示] オプションおよび [すべて非表示] オプションも利用できます。
これによって [現在のビューを印刷] ボタンのための表示を絞り込むことができ、現在表示されている質問のみがそのまま印刷されます。 個々の質問の表示設定も変更できます。回答が含まれない結果のテーブルやカテゴリを非表示にして、印刷結果に反映させることも可能です。
すべてのデータの表示
Survey123 Web サイトの [データ] ページでは、データ テーブルを使用して、調査で収集されたすべてのレコードを表示することもできます。
データ テーブルでは、すべての質問に対する回答が、質問ごとに 1 列を使用してリストされます。 調査で繰り返しが使用されている場合、その繰り返し内の質問に対する回答は、テーブル ビューの別のタブに表示できます。 マップ ビューの右上にある [レイヤー リスト] アイコンを使用すると、フィーチャ レイヤー内のテーブルを表示/非表示にできます。また、テーブル ビューの右上にあるドロップダウン メニューでは、レコードを選択すると関連レコードも選択されるかどうかを確認できます。
[フォーム ビュー] をオンにした場合、レコードをクリックすると、添付ファイルを含むそのレコードに対するすべての質問の回答が、テーブルの横に表示されます。
注意:
質問名と一致するキーワードを含まない添付ファイル (他の ArcGIS アプリからレコードに追加された場合に考えられる) は、フォーム ビューの下部に表示されます。 これらの添付ファイルは表示とダウンロードが可能ですが、Survey123 Web サイトでは編集できません。フォーム ビューでは、回答の編集、印刷、削除も行えます。 [設定] メニューでは、関連する繰り返しレコードを表示するかどうか、または添付画像の表示サイズを選択できます。 調査の所有者または自分のフィーチャを編集する権限が与えられたユーザーのみが、既存のレコードを編集できます。 調査の所有者は、個々のフィールドをダブルクリックすることで、データ テーブル内の回答を編集することもできます。
空間解析の場合は、[Map Viewer で開く] をクリックします。 結果をダウンロードすることもできます。
結果のダウンロード
調査データのダウンロードは、次の 3 つのシナリオで有用です。
- サード パーティ ツールでの解析 - データの解析に使用できる多数のツールの中には、Stata、SPSS、SAS、Tableau、Microsoft Excel などがあります。 ArcGIS Survey123 で取得したデータを、これらのツールが認識する形式 (CSV など) でダウンロードできます。 また、これらの形式と互換性のある GIS ツールを使用する場合には、シェープファイルおよびファイル ジオデータベース形式でデータをダウンロードできます。
- バックアップ - 取得するデータをダウンロードすることで、追加のコピーを入手します。
- エンタープライズ統合 - データをダウンロードすることで、独自のデータベース (Microsoft SQL Server や Oracle など) に読み込んだり、調整を行ってから独自のエンタープライズ システムに取り込むことができます。
Survey123 Web サイトを使用してデータをダウンロードするには、次の手順を実行します。
- Survey123 Web サイトを開きます。ArcGIS の組織アカウントにサイン インします。
ArcGIS Online の使用
https://survey123.arcgis.com に移動して、[サイン イン] をクリックします。
ArcGIS Enterprise の使用
https://survey123.arcgis.com?portalUrl=https://host.domain.com/webadaptor にアクセスし (ここで、host、domain、および webadaptor は、実際のポータルに関する情報で置き換えられます)、[サイン イン] をクリックします。
- 調査のタイトルの下にある [データ] ボタンをクリックします。
- 使用する出力形式 (CSV、Excel、KML、シェープファイル、またはファイル ジオデータベース) を選択して、データをダウンロードします。
注意:
選択リストから値を参照する場合、CSV ファイルおよび Excel スプレッドシートは、選択肢のラベルではなく名前の値を格納します。
データをファイル ジオデータベースとしてダウンロードする場合、KEYWORD フィールドが添付ファイル テーブルから削除されます。 ダウンロードしたこのデータを Survey123 で再利用するためにフィーチャ レイヤーとして公開する場合、キーワードを更新する必要があります。 詳細については、「キーワード」をご参照ください。
ArcGIS Server のフィーチャ レイヤーから作成された調査はダウンロードできません。 ホスト フィーチャ レイヤーと ArcGIS Server フィーチャ レイヤー間の相違点については、「フィーチャ レイヤーの機能」をご参照ください。