配置でコントロール ポイントを使用するには、[配置] タブの [画像計測] ツールを使用して、コントロール ポイントを観測する画像内で計測する必要があります。
Inpho .prj ファイルから、コントロール ポイント、その手動の画像計測、およびコントロール ポイントのロールをインポートできます (可能な場合)。
コントロール ポイントの計測
コントロール ポイントを計測するには、次の手順を実行します。
- [プロジェクト ツリー] ウィンドウで、計測するコントロール ポイントを含む配置を選択し、[配置] タブをクリックします。
- [配置] タブで、[画像計測] をクリックします。
[画像計測] ビューが表示されます。
- [画像計測] ビューの [コントロール ポイント] テーブルで、計測するコントロール ポイントの行番号をクリックします。
選択したポイントを含む画像が [画像] テーブルに表示されます。 テーブルの最初の画像が [画像] ビューアーに表示されます。
注意:
配置にコントロール ポイントを使用しない場合は、[有効化/無効化] をクリックして、配置処理からコントロール ポイントを除外します。 コントロール ポイントが配置から除外されたことを示す十字のグレーのリング が表示されます。 [有効化/無効化] を再度クリックして、コントロール ポイントを配置に含めます。
- [画像] ビューアーで、画像内のコントロール ポイントの正確な位置をクリックし、次の画像に進みます。
注意:
次の画像に進むには、キーボード ショートカットを使用するか、ツールバーのナビゲーション ボタンを使用するか、[画像] テーブル内の画像をクリックします。
この手順を、テーブル内のすべての画像について繰り返します。 あるいは、計測値の 1 つをテンプレートとして設定し、残りの画像で画像計測候補を要求することもできます。
注意:
コントロール ポイントを配置で使用するか、既存の計測値をテンプレートとして設定するには、少なくとも 2 回の画像計測を行う必要があります。
ヒント:
計測値を変更するには、画像内の新しい場所をクリックするか、ツールバーの [削除] ボタン をクリックして計測値を削除します。
- 配置に含める各コントロール ポイントに対してステップ 3 ~ 4 を繰り返します。
コントロール ポイントが計測され、使用できるようになります。
必要なコントロール ポイントがすべて計測されたら、配置処理を行うことができます。
画像計測候補の要求
画像計測候補は、画像テンプレート、画像の向き、および以前の画像計測を使用して生成されます。
画像計測候補を要求して使用するには、次の手順に従います。
- 2 回以上の手動計測を行った後、[画像] テーブル内の計測値を含む画像を 1 つ選択し、ツールバーの [候補の検索] をクリックします。
[画像テーブル] の [ステータス] 列にテンプレート シンボル が表示されます。 候補シンボル が、画像候補が生成される [ステータス] 列に表示されます。
- [画像] ビューアーで表示するには、候補を含む画像の行をクリックします。
- [承諾] をクリックするかスペースキーを押して、候補をそのまま使用します。
注意:
ツールバーの [すべて承諾] をクリックすると、利用可能なすべての候補をそのまま使用することができます。
- 必要に応じて、異なる画像計測をテンプレートとして使用し、候補を増やすこともできます。 そのためには、[画像] テーブルで新しい画像を選択し、ツールバーの [候補の検索] をクリックします。
新しいテンプレートに基づいて、新しい計測候補が生成されます。
キーボード ショートカット
キーボード ショートカットとマウス ショートカットを使用し、ポイントの移動、参照、計測を行えます。
2D のナビゲーション
画像ビューアーでキーボード ショートカットを使用すると、画像を操作できます。
キーボード ショートカット | 説明 |
---|---|
中央ドラッグ | 画面移動します。 |
中央の回転ホイール | 拡大および縮小します。 |
右長押し | 連続ズームします。 |
3D でのナビゲーション
グローブ ビューアーでキーボード ショートカットを使用すると、3D シーンを操作できます。
キーボード ショートカット | 説明 |
---|---|
クリック | ポップアップ ウィンドウでフィーチャを識別します。 |
クリックしながらドラッグ | 画面移動します。 |
中央ドラッグ | ビューを回転/傾斜します。 |
中央の回転ホイール | 拡大および縮小します。 |
右長押し | 連続ズームします。 |
画像計測
[画像計測] ツールの [画像] ビューアーでキーボード ショートカットを使用します。
キーボード ショートカット | 説明 |
---|---|
クリック | 画像計測を作成します。 |
Shift キー + クリック | 画像計測を削除します。 |
スペース キー | 候補を受け入れて次の画像に移動します。 |
テーブルの参照
キーボード ショートカットを使用して、[画像計測] ツールのテーブルの参照を補助します。
キーボード ショートカット | 説明 |
---|---|
F キー | [画像] テーブルで次の画像に移動します。 |
B キー | [画像] テーブルで前の画像に移動します。 |
Shift + F キー | ポイント テーブルで次のポイントに移動します。 |
Shift + B キー | テーブルで前のポイントに移動します。 |
コントロール ポイントのロール
コントロール ポイントには 2 つのロールがあり、地上コントロール ポイント (GCP) とチェック ポイント (CP) として使用できます。 GCP は、配置処理に使用されます。 CP は、配置結果の品質評価に使用されます。
注意:
コントロール ポイントのロールは、配置ごとに指定されます。 これにより、異なる配置で、同じコントロール ポイントに異なるロールを使用できます。
Inpho .prj ファイルからコントロール ポイントをインポートした場合、コントロール ポイントのロールもインポートされます。 それ以外の場合はすべて、コントロール ポイントにデフォルトで GCP ロールが割り当てられます。
コントロール ポイントのロールを変更する
コントロール ポイントのロールを変更するには、次の手順を実行します。
- [画像計測] ビューの [コントロール ポイント] テーブルで、編集するコントロール ポイントを選択します。
ヒント:
Ctrl キーを押しながらクリックすると、個々のコントロール ポイントを選択したり選択解除したりできます。 コントロール ポイントのグループを選択または選択解除するには、Shift キーを押しながらクリックします。
- [コントロール ポイント] テーブルのツールバーで [ロールの設定] をクリックし、ドロップダウン メニューからロールを選択します。
選択したコントロール ポイントのロールが更新され、[コントロール ポイント] テーブルに表示されます。
配置を処理して、配置結果を更新できます。
画像計測ステータス
コントロール ポイントには、少なくとも 2 つの画像計測が配置処理に含まれている必要があります。 コントロール ポイントのステータスは、コントロール ポイントが計測された画像の数を示すシンボルで表されます。
画像計測ステータス シンボルの意味は次のとおりです。
- - ポイントに含まれる画像候補が 1 つ以下で、配置に使用できません。
- - ポイントに 2 つ以上の画像候補が含まれているものの、画像計測が行われていません。
- - ポイントに 2 つ以上の画像候補と 1 つの画像計測が含まれています。
- - ポイントに 2 つ以上の画像計測が含まれ、計測されていない画像候補が 1 つ以上存在します。
- - すべての画像候補に計測が含まれています。
- - 配置で使用されない、無効化されたポイント。