ミッション レポートの作成と表示

レポートはミッション アナリストによって作成され、ミッション メンバーによって入力されます。 レポートは、ミッションに関連すると認識された情報を整理、伝達、記録するために使用します。 レポートにはミッション レポートセンサー レポートの 2 種類があります。 このトピックでは、ミッション レポートを使用するワークフローについて説明します。 センサー レポートの詳細については、「センサー レポートの作成と表示」をご参照ください。

デフォルトでは [ミッションの詳細][レポート] タブにミッション レポートが表示されます。 利用可能なミッション レポートのリストが表示され、タイトル、説明、レポートがアクティブかどうかが示されます。 レポートをクリックすると、レポートの読み取り専用バージョンが表示されます。

タクティカル サマリー レポートは、ミッションを作成するときに作成されるデフォルト レポートです。 さらに、ミッションの所有者と管理者は、カスタム レポートを作成したり、以前に作成した各自のミッションのレポート テンプレートを利用したりすることもできます。 カスタム レポートが作成されるたびに、ミッション レポート アイテムと関連するホスト フィーチャ レイヤーがポータルに作成されます。

レポートのプレビュー

レポートをプレビューするには、[ミッションの詳細] ページで次の手順を実行します。

  1. [レポート] タブをクリックします。
  2. プレビューするレポートをクリックします。

    レポートの読み取り専用のサンプル バージョンが表示されます。 一度にプレビューできるレポートは 1 つだけです。

  3. [レポートのプレビューを閉じる] をクリックしてレポートを閉じます。

新しいレポートの作成

ミッションの所有者または管理者である場合は、ミッションのカスタム レポートを作成できます。 このワークフローでは、任意の組み合わせ、または数値のさまざまなフィールドがあるレポートを作成できます。 これらのレポートは、必要に応じてミッション アナリストの操作でタスクに割り当てることができます。

フィールド タイプ

レポートで使用できる複数のフィールド タイプがあります。 必要な数だけフィールドをレポートに追加できます。 追加するフィールドはすべて、必須フィールドとして設定できます。 サポートされているフィールド タイプは次のとおりです。

  • [単一行テキスト] - 短いフリー テキストの回答に対応しています。
  • [複数行のテキスト] - 長いフリー テキストの回答に対応しています。
  • [数値] - 整数値に対応しています。
  • [単一の選択肢] - ユーザーが回答として 1 つの選択肢を選択することに対応しています。 2 つ以上の選択肢が必要です。
  • [日付と時刻] - 日付と時刻の入力に対応しています。
  • [ドロップダウン リスト] - ドロップダウン メニューを介した選択肢の選択に対応しています。 2 つ以上の選択肢が必要です。

さらに、[添付ファイルの有効化] をオンに切り替えることで、新しいレポート レイヤーで添付ファイルを有効化することもできます。 これにより、ミッション メンバーは、レポートの送信時に *.jpeg および *.png 添付ファイルを追加できます。

カスタム レポートの新規作成

フォームを通じて、レポートにタイトル、説明、カスタム アイコン、および複数のフィールド タイプを指定して、新しいレポートを作成できます。 レポートを生成するには、次の手順を実行します。

  1. [ミッションの表示] をクリックします。
  2. 目的のミッションで [ミッションの詳細] をクリックします。
  3. [レポート] タブをクリックします。
  4. [新しいレポートの作成] をクリックします。

    レポート作成フォームが開きます。

  5. 次の必須情報を入力します。
    • タイトル
    • 説明
  6. 必要に応じて、編集アイコンをクリックしてレポートのアイコンを変更します。 以下の「レポート シンボルの変更」をご参照ください。
  7. 追加するフィールドを左側のリストから選択します。 タイトルと説明の下に、レポートの一部として表示されます。
  8. [ラベル] テキスト ボックスにフィールドの名前を入力します。
  9. 必要に応じて [こちらは必須フィールドです] チェックボックスをオンにして、フィールドを必須としてマークします。
  10. 必要に応じてステップ 7 ~ 10 を繰り返します。 必要な数のフィールドを含めることができます。
  11. レポート レイヤーで添付ファイルを有効化するには、[添付ファイルの有効化] 切り替えボタン (タイトルと説明の下) を [オン] にします。
  12. [プレビュー] をクリックすると、フォームに入力したレポートのプレビューを表示できます。 これは、変更を行ったときにいつでも実行できます。

    また、[レポート プレビューを折りたたむ] をクリックすれば、プレビュー ウィンドウを閉じることができます。

  13. レポートの作成が完了したら、[公開] をクリックします。 [キャンセル] をクリックすると、最初のレポート作成ページに戻ります。

    追加の手順を示すモーダルが表示されます。

  14. 以降の検索を可能にするためにタグを追加し、レポートを他のミッションでテンプレートとして利用できるように組織で共有することを選択します。
  15. [公開] をクリックしてレポートを公開します。 [キャンセル] をクリックすると、レポート作成フォームに戻ります。

    ステータス バーを含むダイアログ ボックスが表示されます。 レポートの作成に成功したか、失敗したことを示すメッセージが表示されます。 レポートの公開に成功すると、自動的に [レポート] タブに戻ります。

ミッションのレポートは必要な数だけ作成できます。

テンプレートからレポートを作成

組織で共有されたレポート テンプレートを利用することで、ミッションの新しいレポートを簡単に作成できます。 テンプレートからレポートを作成するには、次の手順を実行します。

  1. [ミッションの表示] をクリックします。
  2. 目的のミッションで [ミッションの詳細] をクリックします。
  3. [レポート] タブをクリックします。
  4. [テンプレートからレポートを作成] ボタンをクリックします。

    組織で利用可能なすべてのレポート テンプレートを示すダイアログ ボックスが表示されます。 テンプレートが、レポートのタイトル、説明、レポート作成者、および作成日とともに表示されます。

  5. 公開するレポートを選択します。 また、[プレビュー] をクリックして、レポート フィールドを表示することもできます。 テンプレート リストに戻るには、[レポート テンプレートに戻る] をクリックします。
  6. レポートの作成が完了したら、[公開] をクリックします。 [キャンセル] をクリックすると、最初のレポート作成ページに戻ります。

    追加の手順を示すモーダルが表示されます。

  7. 以降の検索を可能にするためにタグを追加し、レポートを他のミッションでテンプレートとして利用できるように組織で共有することを選択します。
  8. [公開] をクリックしてレポートを公開します。 [キャンセル] をクリックすると、レポート作成フォームに戻ります。

    ステータス バーを含むダイアログ ボックスが表示されます。 レポートの作成に成功したか、失敗したことを示すメッセージが表示されます。 レポートの公開に成功すると、自動的に [レポート] タブに戻ります。

レポート テンプレートは、ミッションでレポートを作成するために必要な数だけ利用することができます。

レポート シンボルの変更

ユーザーがマップ上でのレポートの表示方法をカスタマイズできる複数のオプションがレポート シンボルには用意されています。 デフォルトのレポート シンボルはオレンジのひし形ですが、視覚的に区別できるように、作成するレポートごとにカスタム シンボルを作成することが推奨されています。

[単一シンボル] レポート アイコン

大半のレポートでは単一シンボルを使用してマップ上のレポートをマークします。 ユーザーは [基本的な形状][ミッション アイコン][カスタム Web スタイル] のいずれかからアイコンを選択できます。

  • [基本的な形状] - ユーザーがカスタマイズできるポリゴンです。カスタマイズ オプションには色 (塗りつぶしとアウトラインの両方)、ラインの太さ、アイコンのサイズなどがあります。
  • [ミッション アイコン] - レポートで使用できるシンボルを集めたもので、カスタマイズ オプションはアイコンのサイズだけです。
  • [カスタム Web スタイル] - 組織のポータルに Web スタイルが公開されている場合に使用できます。カスタマイズ オプションはアイコンのサイズだけです。

注意:

次の操作を実行することでカスタム Web スタイルを使用できるようになります。

  • ArcGIS Mission Server /selfREST 呼び出しsymbolItems リストへの Web スタイル itemId の追加 こうすることで、どのミッションでも Web スタイルを使用できるようになります。

  • ミッション グループと Web スタイルを共有する。 こうすることで、共有ミッションでのみ Web スタイルを使用できるようになります。

シンボルを作成したら、[保存] をクリックし、作成しているレポートにシンボルを割り当てます。

[個別値] レポート アイコン

一部のミッション レポートでは、レポートの結果に応じて異なるアイコンを使用するオプションがあります。 [単一の選択肢] または [ドロップダウン リスト] を使用するレポートでは、フィールドの一部として提供される各回答に独自のアイコンを割り当てることができます。 [個別値] レポート アイコンを使用するには次の手順を実行します。

  1. 新しいレポート フォームの作成ワークフロー (上記を参照) で、ステップ 7 のみスキップしてステップ 11 まで実行します。

    [単一の選択肢] または [ドロップダウン リスト] レポート フィールドのいずれかを含めるようにしてください。

  2. 編集ボタンをクリックして、[レポート アイコンの編集] ダイアログ ボックスを開きます。
  3. [個別値] オプションをクリックします。
  4. 一意のシンボルを割り当てるフィールドを選択します (タイトル別に表示)。
  5. カスタマイズする回答の選択肢をリストから選択します。
  6. 選択した回答に割り当てるシンボルを作成します。

    これを行うには、先ほどの [単一シンボル] レポート アイコンに記載されているオプションを使用してシンボルをカスタマイズします。

  7. シンボルを割り当てる回答ごとにステップ 4 ~ 6 を繰り返します。

一意の値を割り当てたら、[保存] をクリックし、作成しているレポートに値を割り当てます。

アクティブまたは非アクティブへのレポートの設定

レポートのステータスはアクティブまたは非アクティブのいずれかに設定できます。 レポートを非アクティブに設定しても、ミッションからレポートが削除されることはありません。ただし、再度アクティブにするまでユーザーがレポートにアクセスできなくなります。 レポートをアクティブまたは非アクティブに設定するには、次の手順を実行します。

  1. [ミッションの表示] をクリックします。
  2. 目的のミッションで [ミッションの詳細] をクリックします。
  3. [レポート] タブをクリックします。
  4. ステータスを変更するレポートを選択します。
  5. ステータスをクリックしてステータス ダイアログ ボックスを表示します。
  6. レポートに設定するステータスをクリックします。

    操作を確定するかどうかを確認するダイアログ ボックスが表示されます。

  7. [確定] をクリックします。

    レポートのステータスが正常に変更されたことを示す通知が表示されます。