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ログイン設定の構成

Esri Maps for IBM Cognos は、ArcGIS Online の組織サイトのサブスクリプションとして利用するか、またはオンプレミスの場合は、Portal for ArcGIS を配置することで利用できます。プラットフォームへのアクセスに使用される認証方法は、ArcGIS 管理者によって適切に構成されています。

注意:

* 組織の Portal for ArcGIS が PKI または IWA の認証を使用してセキュリティ保護されており、組織内のユーザーが CORS 非対応のブラウザー (Microsoft Internet Explorer など) を使用している場合、Portal for ArcGIS と Business Intelligence システムの Web サーバー コンポーネントのサービスが同じ場所から提供されるように環境を構成する必要があります。つまり、それらのサービスは、同じホスト、ドメイン、およびポート上にあり、同じプロトコルを使用する必要があります。

開始する前に、次の情報が必要です。

  • ArcGIS 組織サイトの URL

    ヒント:

    ブラウザーで <arcgisUrl>/sharing/?f=pjson に移動します。arcgisUrl が正しければ、ブラウザーに「現在のバージョン」情報が表示されます。たとえば、http://www.arcgis.com/sharing/?f=json をご覧ください。

  • アプリケーションを登録するときに作成されるアプリケーション ID。これは、Web サービスの認証を使用する Portal for ArcGIS、またはバージョン 10.3 より前の Portal for ArcGIS に接続する場合は必要ありません。

構成ファイル

構成ファイルは、EM4C ゲートウェイの次の場所にあります。<em4c_location>\webcontent\esrimap\configuration\settings.js

注意:
  • 複数のゲートウェイを使用して Esri Maps for IBM Cognos を実装する場合、各ゲートウェイで settings.js ファイルを更新する必要があります。設定は、すべてのゲートウェイで同一である必要があります。
  • settings.js を変更し、その後、何らかの理由でデフォルトの管理設定およびログイン設定に戻す場合は、settings.js を削除してから、デフォルトの設定ファイル (settings.js.default) の名前を「settings.js」に変更します。settings.js.default ファイルは、環境内の各ゲートウェイの settings.js と同じ場所にあります。

ログイン プロパティの指定

ほとんどの場合、構成するのは次のログイン プロパティだけです。

  • arcgisUrl - ArcGIS Online 組織サイトまたは Portal for ArcGIS の配置。

    ArcGIS Online では、デフォルト値は http://www.arcgis.com です。別の値を入力するには、形式 http://[orgAccount].arcgis.com を使用します。ここで、[orgAccount] は組織サイトの ArcGIS Online アカウントの名前です。Portal for ArcGIS の場合、形式は http://[portalUrl]/[portalVirtualDirectory] です。

  • arcgisAuthType - ログイン方法。使用可能なユーザーは、user および app で、デフォルト値は user です。

  • arcgisAppId - 一意のアプリケーション ID を指定します (ArcGIS Online または Portal for ArcGIS 10.3 以降)。

    例 (ArcGIS Online):

    arcgisUrl: "http://www.arcgis.com",
    arcgisAuthType: "user",
    arcgisAppId: "nvgHDDFXzMRWmKfY"

    例 (Portal for ArcGIS 10.3 以降、Web サーバー認証なし):

    arcgisUrl: "http://myportal.mycompany.com/arcgis", arcgisAuthType: "user",
    arcgisAppId: "nvgHDDFXzMRWmKfY"

    例 (バージョン 10.3 より前の Portal for ArcGIS、または Web サーバー認証を使用):

    arcgisUrl: "http://myportal.mycompany/arcgis",
    arcgisAuthType: "user",
    arcgisAppId: ""

注意:

arcgisUrl を指定するときに、「/home」を含めないでください。

その他のログイン設定

特定のケースでは、必要に応じて Esri Maps for IBM Cognosapp に設定し、ユーザー名 (arcgisAuthType) とパスワード (arcgisAppUser) を指定することで、arcgisAppPassword の代理の役割を果たす指定ユーザー アカウントをプロビジョニングできます。この製品は、ArcGIS Online プランのサブスクリプションまたは Portal for ArcGIS の指定ユーザー ライセンスの権利として提供されており、すべてのライセンス要件が適用されることに注意してください。すべてのユーザーは ArcGIS にアクセスしてマップを操作するために指定ユーザー ライセンスが必要です。詳細については、地域の Esri の担当者に問い合わせてください。

例:

arcgisUrl: "http://www.arcgis.com",
arcgisAuthType: "app",
arcgisAppUser: "arcgis_user",
arcgisAppPassword: "arcgis_pwd"

注意:

arcgisAuthTypeapp を使用する場合、arcgisSharing プロパティを false に設定することを強くお勧めします。詳細については、「管理設定の構成」をご参照ください。