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サーベイ デバイス センサーの確認

屋内測位サーベイの実行中、デバイスは環境から生成された BLE (Bluetooth Low Energy) 無線信号を記録します。 同時に、モーション ユニット センサーは、位置推定の最適化に使用される他の入力情報を提供します。 最適なパフォーマンスを確保するには、センサーをキャリブレーションする必要があります。 1 つ以上のセンサーがキャリブレーションされていない場合または必要な権限が付与されていない場合は、組み込みセンサー チェックからユーザーにその旨が警告されます。

ユーザー プロファイルの [センサー] セクションを使用して、アプリの権限と、Bluetooth、位置情報、コンパス、ジャイロスコープ、加速度センサーのステータスを確認します。 [センサー] セクションにアクセスするには、マップ リストの上部にある [プロファイル] ボタンをタップします。

アプリの権限の確認

アプリの権限を確認するには、次の手順を実行します。

  1. [プロファイル] プロファイルをタップします。

    センサーのステータスが [センサー] セクションに表示されます。

  2. 次の権限が有効になっていることを確認します。
    • 位置
    • 正確な位置
    • コンパスのキャリブレーション
    • Bluetooth
    • 方位角の精度

方位角の精度の確認

方位角の精度とは、報告された方位角と真の地磁気方位角との偏差を度単位で表したものです。 0 ~ 35 の正の値は方位角が正確であることを示し、負の値は方位角が不正確であることを示しています。 方位角の精度を確認し、デバイスのコンパスをキャリブレーションするには、次の手順を実行します。

  1. IPS Setup を開き、必要に応じてサイン インします。
  2. ユーザー [プロファイル] プロファイルまたは [センサー チェック] バー (マップ画面に表示されている場合) をタップします。

    [センサー] セクションが表示されます。

  3. 精度の値が 0 より小さいか、35 より大きい場合は、[方位角の精度] をタップし、プロンプトに従ってコンパスをキャリブレーションします。

    [方位角の精度] が 0 ~ 35 の場合、キャリブレーションは不要です。

これで、コンパスがキャリブレーションされました。

注意:

局所磁場の干渉を受けると、[方位角の精度] の値が 0 より小さくなるか、35 より大きくなる場合があります。 このような場合には、考えられる干渉源から離れた別の位置に移動するか、正常なキャリブレーションに十分な強度の GPS 信号が存在する屋外でデバイスをキャリブレーションします。

コンパスのキャリブレーションは、[センサー チェック] リストにアクセスしなくても、いつでも実行できます。

コンパスの精度が最小許容閾値を下回っていると、[センサー チェック] バーが黄色で表示されます。 コンパスの精度に関係なく、IPS Setup アプリのテスト モードにはいつでもアクセスできます。

コンパス センサーがキャリブレーションされていない場合は、デプロイメントのパフォーマンスに悪影響が及ぶことがあります。 サーベイを実施するには、キャリブレーション済みのデバイス センサーが必要です。

ビーコン UUID の構成

iOS デバイスでの Bluetooth のスキャンは、1 つの UUID 値に制限されます。 この制限があるため、ビーコン ネットワークを構成する文字列を正確に指定する必要があります。 ネットワークを構成するビーコン UUID 値を入力するか、テキスト ボックスを空白にしてデフォルトの UUID 値をそのまま使用します。 サイトのビーコン ネットワークに複数の UUID 値が含まれている場合、各個別値についてサーベイする必要があります。

ヒント:

カスタム ネットワーク詳細を使用する場合は、サーベイを開始する前に、適切なビーコン構成を設定しておく必要があります。設定しないと、データが無効になることがあります。

パス スナップ

サーベイおよびテスト用のマップの準備中に、そのマップでパス スナップ機能を有効にするための経路を構成することができます。 パス スナップに使用する経路を構成した場合は、パス スナップ機能がデフォルトで有効になります。 サーベイが終了し、参照測位データを作成すると、測位テストが実行されます。 必要に応じて、測位テストの実行時に、パス スナップ機能を有効または無効にして、青色のドットの精度を比較できます。 この機能を有効または無効にするには、プロファイル メニューで [パス スナップ] のオンまたはオフを切り替えます。

Pathways フィーチャクラスを視覚化する場合は、[パスの表示] をオンにします。

ヒント:

よく知らない施設をサーベイする場合は、[GPS 位置の表示] をオンにして、GPS 位置をマップ モードで有効にすることができます。 この機能を使用すると、計画したサーベイ パスの最初の測点を指定するまで、GPS 位置が計画モードで表示されます。 屋内で使用できる場合、GPS 位置は、計画やサーベイを実施する前に適切な位置を判断するのに役立ちます。