フィルター ウィジェットの追加

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フィルター ウィジェットを ArcGIS Insights ページに追加し、対話形式のレポートで使用することができます。 フィルター ウィジェットを使用すると、たとえば Insights のライセンスを持っていないユーザーが対話形式のレポートでフィルターの機能の一部にアクセスできるようになります。

注意:

フィルター ウィジェットはデータセット フィルターと同様に機能します。つまり、個別のカードではなく、フィルター処理されたデータセットを使用しているすべてのカードに適用されます。

動的フィルター ウィジェットの追加

動的フィルター ウィジェットでは、選択したフィールドのすべての値を表示し、ページ上のカードに含めたい、もしくはカードから除外したい値や値の範囲を選択することができます。 フィールドの値を変更すると (たとえば、新しい個別値をデータセットに追加すると)、フィルターが更新されます。

動的フィルター ウィジェットを追加するには、次の手順を実行します。

  1. ワークブック ツールバーにある [ウィジェット] ボタン ウィジェット をクリックして、[フィルター] を選択します。
  2. [フィルター タイプ][動的] を選択します。
  3. [フィールド][フィールドの選択] をクリックして、フィールド名のドロップダウン リストを展開します。
    ヒント:

    必要に応じて、検索ボックスまたは並べ替えボタンを利用してフィールドを見つけます。

  4. リストからフィールドを選択します。
    注意:

    動的フィルターでは、日付/時間フィールドを使用できません。 日付/時間フィールドを使用してフィルターを作成する場合は、時系列フィルターを使用します。

  5. [作成] をクリックします。

このフィルターの値は、選択したフィールドに追加されます。 デフォルトで、このフィルターは、選択した値を含めるように構成されています。 選択した値を除外するようにこのフィルターを変更するには、[含める] の横にある矢印をクリックして [除外] を選択します。

文字列フィールドの値は、個々のフィルター値として表示されます。 フィルターを適用するには、1 つ以上の値を選択して [適用] をクリックします。 選択プロパティを使用して、選択スタイルを変更することができます。

数値フィールドの値は、ヒストグラムとして表示されます。 このフィルターを適用するには、スライダーを調整してから [適用] をクリックします。

グループ フィルター ウィジェットの追加

グループ フィルター ウィジェットを使用すると、文字列フィールドの複数の値、または数値、日付値、時間値の範囲に対して 1 つのフィルターを追加できます。 たとえば、世界各国のデータセットがある場合に、北アイルランド、スコットランド、イングランド、ウェールズを含む英国に対して 1 つのフィルターを作成できます。 1 つのフィルターがウィジェットに追加され、フィールド名がラベルになります (例: CountryName)。

グループ フィルター ウィジェットを追加するには、次の手順を実行します。

  1. ワークブック ツールバーにある [ウィジェット] ボタン ウィジェット をクリックして、[フィルター] を選択します。
  2. [フィルター タイプ][グループ] を選択します。
  3. [フィールド][フィールドの選択] をクリックして、フィールド名のドロップダウン リストを展開します。
    ヒント:

    必要に応じて、検索ボックスまたは並べ替えボタンを利用してフィールドを見つけます。

  4. リストからフィールドを選択します。
  5. [作成] をクリックします。
  6. フィルター グループのフィルター パラメーターを適用します。 フィールド タイプ別にフィルターを構成する方法の詳細については、「データのフィルタリング」をご参照ください。
  7. [追加] をクリックします。
  8. 必要に応じて、[フィルター名の変更] ボタン フィルターの名前変更 をクリックして、より説明的なラベルを作成します。
  9. 必要に応じて、[グループの追加] をクリックして、フィルター値をさらに追加します。 それぞれのグループは、フィルター ウィジェットに別々に追加されます。

各グループがフィルターの値として表示されます。 フィルターを適用するには、1 つ以上の値を選択して [適用] をクリックします。 選択プロパティを使用して、選択スタイルを変更することができます。

[フィルターの編集] ボタン フィルターの編集 または [フィルターの削除] ボタン フィルターの削除 を使用して、グループを編集したり、フィルターから削除したりすることができます。

検索フィルター ウィジェットの追加

検索フィルター ウィジェットを使用すると、文字列フィールドでのテキストの一致を基準にデータをフィルター処理できます。 たとえば、ストリート住所を含むフィールドの検索フィルターを作成し、このフィルターを使用してフィルター処理を行い、「Main St」というテキストを含む値を検索することができます。

テキストの一致では、大文字と小文字の区別がなく、単語の部分一致が含まれます。 上記の例では、123 main st234 Main Street が一致として返されます。

ヒント:

このフィルターは、フィルターが作成されたフィールド内でのテキストの一致だけを検索します。 したがって、ウィジェットのタイトルまたはテキストとメディア ウィジェットのいずれかに検索対象のフィールドを示すことをお勧めします。

検索フィルター ウィジェットを追加するには、次の手順を実行します。

  1. ワークブック ツールバーにある [ウィジェット] ボタン ウィジェット をクリックして、[フィルター] を選択します。
  2. [フィルター タイプ][検索] を選択します。
  3. [フィールド][フィールドの選択] をクリックして、フィールド名のドロップダウン リストを展開します。
    ヒント:

    必要に応じて、検索ボックスまたは並べ替えボタンを利用してフィールドを見つけます。

  4. リストから文字列フィールドを選択します。
  5. [作成] をクリックします。

検索フィルターが作成されます。 文字列を [検索] テキスト ボックスに入力して Enter キーを押すと、一致する値を検索することができます。 [リセット] をクリックするか、テキストを削除して Enter キーを押すと、フィルターを消去できます。

注意:

検索フィルターを Google Chrome または Safari ブラウザーで使用している場合は、日本語、中国語、韓国語の文字を入力すると、不正確な結果がフィールドに返されることがあります。

高度なフィルター ウィジェットの追加

高度なフィルター ウィジェットを使用すると、式ベースのクエリを使用して、フィルターを作成することができます。 高度なフィルター ウィジェットでは、計算フィールドと同じ演算子 (+、÷、>、<> など) および関数にアクセスできます。

高度なフィルターを使用したシナリオと式の例は、「高度なフィルターの作成」をご参照ください。

高度なフィルター ウィジェットを追加するには、次の手順を実行します。

  1. ワークブック ツールバーにある [ウィジェット] ボタン ウィジェット をクリックして、[フィルター] を選択します。
  2. [フィルター タイプ][高度] を選択します。
  3. [データセット] で、フィルターを適用するデータセットを選択します。
  4. [作成] をクリックします。
  5. [カスタム フィルターの式] ボックス内をクリックして、使用可能なフィールドと関数を表示し、式の記述を開始します。
  6. [カスタム フィルターの式] ボックスの下部で、式が有効であることを示す緑のチェックマーク 有効な条件式 を確認します。
    注意:

    式には、フィルタリングに有効な <、=、<> などの条件演算子を含める必要があります (例: Revenue-Expenses>100000)。

  7. [追加] をクリックします。
  8. 必要に応じて、[フィルター名の変更] ボタン フィルターの名前変更 をクリックして、より説明的なラベルを作成します。
  9. 必要に応じて、[式の追加] をクリックして、フィルター式をさらに追加します。 それぞれの式は、フィルター ウィジェットに別々に追加されます。

各フィルター式がフィルターの値として表示されます。 フィルターを適用するには、1 つ以上の値を選択して [適用] をクリックします。 選択プロパティを使用して、選択スタイルを変更することができます。

[フィルターの編集] ボタン フィルターの編集 または [フィルターの削除] ボタン フィルターの削除 を使用して、式を編集したり、フィルターから削除したりすることができます。

フィルターの編集

[編集] ボタン 編集 フィルター ウィジェットを編集できます。 ウィジェットの [フィルター タイプ] パラメーターおよび [フィールド] パラメーターを変更できます。 フィルター ウィジェットを編集すると、以前のフィルター設定はオーバーライドされます。

プロパティ

プロパティには、ウィジェットの設定選択タイプがあります。 使用できるプロパティは、フィルターのタイプ、データのタイプ、現在のプロパティによって異なります。

フィルター ウィジェットのプロパティを変更するには、次の手順を実行します。

  1. フィルター ウィジェットにある [カード オプション] ボタン カード オプション をクリックして、サイド ツールバーを表示します。
  2. [表示設定] ボタン 表示設定 をクリックします。

    [表示設定] ウィンドウが表示されます。

  3. [プロパティ] タブ プロパティ タブ をクリックします。
  4. 必要に応じて、[ドロップダウン][単一選択]、または [複数選択] をクリックして、選択タイプを選択します。
  5. 必要に応じて、スライダーを使用して、[含む/含まないを表示][検索ボックスの表示][リセットの表示] のオン/オフを切り替えます。
  6. [表示設定] ウィンドウを閉じます。

ウィジェット設定

ウィジェット設定は、すべての動的フィルターと検索フィルター、ドロップダウン メニューまたは単一選択の形式を使用するグループ フィルターと高度なフィルターにあります。 フィルター タイプに応じて、次の設定を使用できます。

  • [含む/含まないを表示] - [含める][含まない] を切り替えるメニューを動的フィルターに含めるかどうかを決定します。 有効になっている場合、対話形式のレポートなどで、フィルターを使用するすべてのユーザーがメニューを使用できるようになります。 有効化されていない場合、メニューは使用できなくなり、[含む/含まないを表示] がオフになる前に選択されていた設定 (含めるまたは含まない) がフィルターに適用されます。 この設定は、デフォルトですべての動的フィルターで有効になっています。
  • [検索ボックスの表示] - フィルター ウィジェットで検索ボックスを使用できるかどうかを決定します。 検索ボックスは、膨大な数の値があるフィルターに有益で、すべての値をスクロールせずにフィルターを更新できます。 この設定は、デフォルトで文字列フィールドのすべての動的フィルターで有効になっています。
  • [リセットの表示] - フィルター ウィジェットで [リセット] ボタンを使用できるかどうかを決定します。 [リセット] ボタンは、すべてのフィルターの選択を解除して、フィルターのかかっていないデータを表示します。 有効化されていない場合、フィルターのかかっていないデータセットをページ上に表示できなくなることがあります。 この設定は、デフォルトですべての動的フィルターと検索フィルター、ドロップダウン メニューまたは単一選択の形式を使用するグループ フィルターと高度なフィルターで有効になっています。

選択タイプ

動的フィルター、グループ フィルター、高度なフィルターの各ウィジェットは、次の選択タイプを使用するよう構成できます。

  • [ドロップダウン] - オプションのメニューから 1 つの値を選択できます。
  • [単一選択] - 一度に 1 つの値のみをオンに切り替えることができます。 別の値を選択すると、最初の値の選択が解除されます。
  • [複数選択] - 一度に複数の値を選択できます。
注意:

文字列フィールドを使用して動的フィルター ウィジェットを構成した場合、このウィジェットには選択タイプだけが表示されます。

複数のフィルター ウィジェットの追加

複数のフィルターをページに追加するには、同じウィジェットに複数のフィルターを追加する方法と、複数のウィジェットを追加する方法の 2 通りがあります。

同じウィジェットに複数のフィルター

高度なフィルターまたはグループ フィルターで追加のフィルター条件を構成するか、文字列フィールドを使用して動的フィルターを作成すると、同じウィジェットに複数のフィルターが表示されます。 同じカードに複数のフィルターがある場合、フィルターは OR 句で結合され、すべてのフィルターがページ上に個別に表示されます。

複数のフィルター ウィジェット

Insights ページには、複数のフィルター ウィジェットを含めることができます。 ページ上に単一データセット用の複数のフィルター ウィジェットがある場合は、これらのフィルターが AND 句で結合され、各フィルター ウィジェットのすべての条件を満たすフィーチャだけがページ上に表示されます。

制限事項

一部のリモート データセットでは、フィルター ウィジェットを使用できません。 ワークブックにデータセットをコピーすると、リモート データセット用のフィルター ウィジェット機能にアクセスできます。 詳細については、「フィーチャ レイヤー」をご参照ください。