サマリー テーブルの作成と使用

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サマリー テーブル (別名ピボット テーブル) は、グループと統計情報を使用して、新しいデータをよりアクセス可能な形式に変換します。 サマリー テーブルでは、データセットの数値フィールドを使用して、数と統計情報 (合計、平均値、最小値、最大値、中央値、パーセンタイルなど) を計算してデータを独自のカテゴリに分類できます。 同じ数値フィールドを使用して、利用可能なすべての統計情報を複数回計算できます。 サブグループ化機能と並べ替え機能を使用すると、より詳細にデータを探索して、未処理のテーブル形式では得られない洞察を得ることが可能になります。

あるマーケティング調査員が、高い投資効果を上げている大学のプロモーションを行うキャンペーンを計画しています。 調査の一環として、米国の地域別の大学の平均費用を示すサマリー テーブルを作成し、地域間の費用の比較状況を表示します。

アメリカ合衆国の地域とそれぞれに対応する大学の平均費用

サマリー テーブルの作成

次の手順を実行し、サマリー テーブルを作成します。

  1. サマリー テーブルに表示するフィールドを選択します。

    サマリー テーブルで使用できるフィールド数に制限はありません。 サマリー テーブルでは、文字列、数値、割合/比率の各フィールドがサポートされます。 位置フィールドを使用すると、サマリー テーブルでは表示フィールドが使用されます。 サマリー テーブルでは、日付/時間フィールドは使用できません。

    ヒント:

    データ ウィンドウで検索バーを使用して、フィールドを検索できます。

  2. 次の手順を使用して、サマリー テーブルを作成します。
    1. 選択したフィールドを新しいカードにドラッグします。
    2. [テーブル] ドロップ領域にポインターを置きます。
    3. 選択したフィールドを [サマリー テーブル] にドロップします。
ヒント:

データ ウィンドウの上にある [テーブル] ボタンまたは既存のカード上の [可視化タイプ] ボタン 可視化タイプ を使用して、サマリー テーブルを作成することもできます。 [視覚化タイプ] メニューには、対応している視覚化 (マップ、チャート、またはテーブルを含む) のみが表示されます。

使用上の注意

この視覚化は、データ ウィンドウに結果データセット 結果 を作成します。これには、チャートの作成に使用されたフィールドが含まれています。 結果データセットを使用すると、追加の視覚化を作成したり、チャート軸またはポップアップのフィールド名を変更したり、チャートにフィルターを適用したりできます。

注意:

計算済みフィールドをサマリー テーブルに追加する場合は、結果データセットではなく、サマリー テーブルの作成に使用された元のデータセットでフィールドの計算を行う必要があります。 計算済みフィールドは、サマリー テーブルに追加された後で結果データセットに表示されます。

集計されている数値または割合/比率フィールドごとに、統計情報のサマリーを選択できます。 使用可能な統計情報には、合計値、最小値、最大値、平均値、中央値、パーセンタイルなどがあります。 パーセンタイルの統計情報は、メニューのテキスト ボックスを使用してカスタマイズできます。 たとえば、90 パーセンタイル値を表示するには、テキスト ボックスに「90」と入力します。

注意:

特定のリモート フィーチャ レイヤーには、中央値とパーセンタイルを使用できません。 お使いのリモート フィーチャ レイヤーが中央値にもパーセンタイルにも対応していない場合は、レイヤーをワークブックにコピーすることができます。

選択した統計情報は、サマリー テーブルおよびデータセット全体に対して、行ごとに計算されます。 データセットの統計情報は、サマリー テーブルのフッターとして表示されます。

データセットの統計情報は、サマリー テーブルの値ではなく、生のデータセットを使用して計算されます。 この特徴は、平均値の統計情報の場合に最も重要です。 たとえば、10,000 個のフィーチャを含んでいるデータセットがあり、5 行のサマリー テーブルを作成する場合、データセットの平均値は、テーブル内の 5 行を平均するのではなく、10,000 個のフィーチャすべてを使用して計算されます。

[カード フィルター] ボタン カード フィルター を使用すると、望ましくないデータをカードから除去できます。 フィルターは、文字列、数値、割合/比率、日付/時間のあらゆるフィールドに適用可能です。 ただし、同じデータセットを用いる他のカードには影響が及びません。

[選択の反転] ボタン 選択の反転 は、選択されたフィーチャと未選択のフィーチャをすべて切り替える場合に使用します。 [選択の反転] は、テーブル上に選択したフィーチャが存在する場合にのみ有効になります。

[選択セットの表示] ボタン 選択セットの表示 を使用すると、テーブルに選択されているフィーチャのみを表示できます。 [選択セットの表示] は、テーブル上に選択したフィーチャが存在する場合にのみ有効になります。

[可視化タイプ] ボタン 可視化タイプ を使用して、サマリー テーブルとその他の可視化 (バー チャートや参照テーブルなど) を直接切り替えます。 視覚化タイプのオプションは、サマリー テーブルの作成に使用されるフィールドによって異なります。

[最大化] ボタン 最大化 を使用すると、カードを拡大できます。 ページ上の他のカードは、サムネイルに縮小されます。 [元のサイズに戻す] ボタン 縮小 を使用して、カードを前のサイズに戻すことができます。

[クロス フィルターの有効化] ボタン クロス フィルターの有効化 を使用すると、他のカードの選択セットを使用するカードに対してフィルターを作成することができます。 クロス フィルターは、[クロス フィルターの無効化] ボタン クロス フィルターの無効化 を使用して削除できます。

[カードの反転] ボタン カードの反転 を使用して、カードの裏面を表示します。 [カード情報] タブ カード情報 には、カード上のデータに関する情報が記載されており、[データのエクスポート] タブ データのエクスポート を使用すると、カードからデータをエクスポートすることができます。

[カード オプション] ボタン カード オプション を使用すると、次のメニュー オプションにアクセスできます。

  • [表示設定] ボタン 表示設定 - カードの背景色、前景色、枠線、およびマップの回転を変更したり、ベースマップ レイヤーや方位記号を追加または削除したりします。
  • [順序] ボタン 順序 - カードを、ページ上の他のカードに対して前面または背面に移動します。
  • [削除] ボタン 削除 - ページからカードを削除します。 誤ってカードを削除した場合は [元に戻す] ボタン 元に戻す を使用して元に戻すことができます。

リソース

テーブルをより詳しく学習するには、次のリソースをご利用ください。