ビン マップでは、データの分布状況がすばやく表示されます。 各ビンに含まれるフィーチャは統計情報のタイプ (合計や平均など) を使用して集計されます。 このマップの視覚化は、ポイントの数が多い、またはポイントが密集しているデータセットの場合に役立ちます。
例
都市水道サービス/オペレーション センターは、迅速な自動化装備への広範なアップグレードに向けて準備しています。 このイニシアティブを完遂するには 3 年が必要で、需要の高い地域の優先順位付けが必要になります。 アナリストはビンを使用してサービス要求を視覚化することで、要求の大きい地域や水不足の深刻度が高い地域をすばやく判別できます。
上のマップで、濃い紫色のエリアはサービス要求が多く、薄い黄色のエリアはサービス要求が少ないことが示されています。
ビン マップの作成
ビン マップを作成するには、次の手順を実行します。
- ポイント データセットを、ページ上の [マップ] ドロップ 領域にドラッグします。
注意:
また、フィールドを選択し、データ ウィンドウの上の [マップ] ボタンをクリックするという方法でもマップを作成できます。
- 凡例を展開して、[レイヤー オプション] ウィンドウを表示します。
- [シンボル] タブ を参照します。
- [シンボル タイプ] を [ビン] に変更します。
使用上の注意
[レイヤー オプション] ウィンドウを使用すると、ビンの分類の表示、ビン サイズの調整、およびビンのスタイルの変更を実行できます。
[凡例] タブ を使用すると、ビン マップの分類値を表示し、ビンに基づいて選択を行うことができます。
次の操作を実行するには、[シンボル] タブ を使用します。
- 異なるフィールドまたは統計情報タイプを選択して、[シンボル設定] パラメーターを使用してマップのスタイルを設定します。 使用可能な統計情報タイプには、合計値、最小値、最大値、平均値などがあります。
ヒント:
マップが数値フィールドによってスタイル設定されている場合、ビンは常にいずれかの統計情報タイプを使用します。
- [シンボル タイプ] 設定をヒート マップなど、別のマップ スタイルに変更します。
- [解像度] の値を調整することで、ビンのサイズを設定します。 デフォルトの [解像度] は 50 です。
- [トランジション値] 設定を指定します。 マップ範囲内のポイント フィーチャの数が [トランジション値] 未満の場合、マップにはポイント フィーチャが表示されます。 マップ範囲内のポイント フィーチャの数が [トランジション値] 以上の場合、マップはビンによってスタイル設定されます。 デフォルトの [トランジション値] は 2,000 です。
[表示設定] タブ を使用すると、カラー パレット、ビンのアウトラインの太さと色、レイヤーの透過表示などのシンボル スタイル プロパティを変更できます。
[属性] タブ を使用すると、マップ上で選択したフィーチャの詳細を表示できます。
制限事項
特定のリモート フィーチャ レイヤーには、ビン マップを使用できません。 お使いのリモート フィーチャ レイヤーがビン マップに対応していない場合は、レイヤーをワークブックにコピーし、そのコピーを使用してビン マップを作成します。
共有ページ上で 100,000 を超えるフィーチャがあるビン マップには、ズーム ツールと選択ツールを使用できません。