Floor Plan Editor の概要

ArcGIS Indoors Spaces エクステンションで利用できます。

Indoor Floor Plan Editor はブラウザーベースのアプリで、屋内空間のフロア プラン データを変更して、職場への実世界の変更を反映することができます。

ArcGIS Proフロア プラン データをインポートして、Floor Plan Editor 向けにフロア対応 Web マップを共有することができます。 フロア対応 Web マップを共有してアプリを作成した後、アプリの編集ツールとオブジェクト パレットを使用してフロア プラン データを変更し、玄関、壁、窓、家具などの新しいオブジェクトを追加できます。 壁を編集したり、複数のユニットを 1 つのユニットにマージしたり、1 つのユニットを複数の新しいユニットに分割したりすることで、既存のユニットを更新できます。 新しいサイト、施設、レベル、およびユニットを追加することもできます。

Floor Plan Editor アプリを使用して、次のことを実行できます。

  • 既存のフロア プランの編集。
  • 既存のフロア プラン データを含まないマップ テンプレートからのフロア プランの作成。
  • フロア プランへの新しいサイト、施設、およびレベルの追加。
  • 画像のトレース、またはディメンションの指定による、手動での新しいユニットの描画。
  • 画像のトレース、またはディメンションの指定による、手動での新しい壁の描画。
  • カスタム オブジェクト パレットを使用した、新しい窓、玄関、フロア遷移ポイント、および家具の配置。
  • 既存のユニットの分割またはマージ。
  • フロア プラン内のオブジェクトのコピーと貼り付け。
  • 開いているプランと現在のプラン間の変更のマージ。

注意:

Floor Plan Editor アプリは ArcGIS Enterprise 11.2 以降で使用できます。

Floor Plan Editor アプリの構成

Floor Plan Editor アプリを作成する前に、ArcGIS Pro でマップを準備して ArcGIS 組織に共有する必要があります。

Floor Plan Editor アプリの構成には、大まかに次の手順が含まれます。

  1. システム要件を確認します。
  2. Enterprise ポータルを構成します。
  3. ArcGIS Pro で、ArcGIS Indoors Information Model に準拠する Indoors ワークスペースを作成し、必要に応じてワークスペースにフロア プラン データをインポートします。
  4. ArcGIS Pro で、Floor Plan Editor 向けのマップを準備します。
    注意:

    プロダクト データに含まれる IndoorsFloorPlanEditorMapTemplate マップ テンプレートを使用して、Floor Plan Editor 用のマップを準備できます。 マップ テンプレート レイヤーのソースを Indoors ワークスペースに設定し、フロア プラン データを先に Indoors ワークスペースにインポートするかしないかにかかわらず、Floor Plan Editor で使用するフロア対応 Web マップとして共有します。

  5. マップを Enterprise ポータルに共有します。
  6. Floor Plan Editor アプリを作成します。
  7. フロア プランを作成および編集します。

関連トピック


このトピックの内容
  1. Floor Plan Editor アプリの構成