レイヤーやレイヤーの情報には [コンテンツ] ウィンドウでアクセスできます。 [コンテンツ] ウィンドウは、ツールバーの [コンテンツ] をクリックすると表示されます。 このウィンドウには次の 3 つのウィンドウが含まれます。
- [レイヤー] - シナリオ内のすべてのレイヤーが一覧表示されます。
- [凡例] - レイヤーごとに関連するシンボルが表示されます。
- [ジョブ] - 解析ツールによって作成されたジョブのステータスが表示されます。
このトピックでは、[レイヤー] ウィンドウに表示されるレイヤー関連の機能について説明します。
[レイヤー] ウィンドウ
[レイヤー] ウィンドウには、[アクティブ シナリオ]、[分析範囲]、[データ レイヤー]、[3D レイヤー]、および [ベースマップ] の 5 つのセクションがあります。
[アクティブ シナリオ] セクションには、デザイン レイヤーが含まれています。 デザイン レイヤーとは、フィーチャのスケッチ、ペイント、分割を行えるレイヤーです。 各 GeoPlanner プロジェクトには、テンプレート内で定義された 1 つ以上のデザイン レイヤーがあります。 [デザイン レイヤーへの追加] ツールを使用すると、プロジェクトの既存のデザイン レイヤーに新規レイヤーを追加できます。
[分析範囲] セクションには、シナリオの分析範囲が表示されます。 分析範囲は、解析の対象地域を定義するために使用します。
[データ レイヤー] セクションには、視覚化と解析に使用されるレイヤーが含まれています。 一部のレイヤーは、ダッシュボードで使用することもできます。 [検索] タブの [データの追加] ツールを使用してレイヤーを追加します。
[ベースマップ] には、アクティブ ベースマップの名前が表示されます。 [ベースマップの変更] ツールをクリックすると、別のベースマップに切り替えることができます。
[レイヤー] ウィンドウで、レイヤー名の横の [オプション] ボタン をクリックすると、ショートカット メニューが表示されます。
このメニューは、次を含む GeoPlanner のレイヤー関連の機能を一覧表示します。
- [ズーム] - マップ範囲を選択したレイヤーの範囲に設定します。
- [透過表示] - 選択したレイヤーの透過レベルを設定します。
- [表示範囲] - コンテンツがレイヤーで描画される際のズーム レベルを指定します。
ヒント:
レイヤーが範囲外にある場合、そのレイヤーの名前は、範囲内にあるレイヤーよりも明るいグレーでコンテンツおよび凡例に表示されます。
- [上に移動] - 選択したレイヤーを、マップの [コンテンツ] ウィンドウの 1 つ上のレベルに移動させます。
- [下に移動] - 選択したレイヤーを、マップの [コンテンツ] ウィンドウの 1 つ下のレベルに移動させます。
- [テーブル] - 対話型のテーブルで、レイヤー内のフィーチャに関する情報を表形式で表示できます。
レイヤーの属性をテーブルで表示できます。 [オプション] ボタン をクリックして、次の方法でテーブルを調整します。
- デフォルトの並べ替え順
- 選択解除
- 列の表示/非表示
注意:
テーブルはフィーチャ レイヤーでのみ利用できます。
- [削除] - [コンテンツ] ウィンドウとマップからレイヤーを削除します。
- [分類] - 属性に基づいてデータを 0 ~ 9 のスケールに再分類することで、評価または適合性のレイヤーを作成します。 このレイヤーは、ダッシュボードのセカンダリ チャートで評価レイヤーとして使用できます。
- [解析の再実行] - レイヤーの作成に使用されたツールが開き、すべてのパラメーターが再入力されます。
- [デザイン レイヤーへの追加] - レイヤーを [アクティブ シナリオ] グループに追加し、レイヤーで定義されたタイプを使用してスケッチとペイントを行います。 このオプションは、フィーチャ レイヤーのみで利用できます。
- [プロパティ] - 選択したレイヤーの [レイヤー プロパティ] ウィンドウが開きます。
以下のセクションでは、これらの機能のいくつかの使用方法を詳しく説明します。
レイヤーをプロジェクトから削除
GeoPlanner では、特定のタイプのレイヤーをマップから削除できます。 ベースマップ レイヤーをプロジェクトから削除することはできませんが、他のタイプのレイヤーは削除できます。 これらのレイヤーには、シナリオ レイヤー、解析結果、操作レイヤー、加重オーバーレイ モデル レイヤー、ArcGIS 組織が直接追加したその他のレイヤーが含まれます。 プロジェクトからレイヤーを削除するには、次の手順を実行します。
- [コンテンツ] ボタンをクリックして、[コンテンツ] ウィンドウを開きます。
- [レイヤー] ウィンドウで、レイヤー名の横の [オプション] ボタン をクリックして、[削除] をクリックします。
マップ内でレイヤーの順序変更
[コンテンツ] ウィンドウでは、アクティブ シナリオ レイヤー、3D レイヤー、データ レイヤーの順序を設定できます。 レイヤーは、[コンテンツ] ウィンドウのそのセクション内にのみ移動できます。 たとえば、アクティブ シナリオ レイヤーをセクション外に移動し、データ レイヤーの下に表示することはできません。
- [コンテンツ] をクリックします。
- [レイヤー] タブで、レイヤー名の横にある [オプション] ボタン をクリックし、[上に移動] または [下に移動] をクリックします。
レイヤーのタイプや [コンテンツ] ウィンドウ内のレイヤーの順序によっては、[上に移動] または [下に移動] 機能が非表示または使用不可の場合があります。 たとえば、この 2 つの機能はベースマップには使用できません。
ヒント:
[コンテンツ] ウィンドウでレイヤーをドラッグし、マップ上のレイヤーの順序を変更できます。
デザイン レイヤーへの追加
各 GeoPlanner プロジェクトはテンプレートから作成されます。 テンプレートとは、1 つ以上のフィーチャ レイヤーを含むグループ、Web マップ、ホスト フィーチャ サービスです。 フィーチャ レイヤーには、タイプと各タイプのデフォルト値が含まれます。
タイプとデフォルト値が、計画ドメインとプロジェクトに適していないこともあります。 GeoPlanner では、独自のレイヤーをデザイン レイヤーとして付加することができます。 そうすると、計画ドメインに固有のシンボルやタイプを使用し、計画とスケッチが行えるようになります。 既存のレイヤーを新規デザイン レイヤーとして追加する方法を、以下に示します。
- GeoPlanner にレイヤーを追加します。
レイヤーを GeoPlanner でデザイン レイヤーとして使用できるようにするには、タイプが必要です。 タイプがない場合は、個別値レンダリングが必要です。
- [コンテンツ] ウィンドウ内のレイヤーの横の [オプション] ボタン をクリックして、[デザイン レイヤーへの追加] をクリックします。
- [デザイン レイヤーへの追加] ダイアログ ボックスの [新しい名前] テキスト ボックスにデザイン レイヤーの新しい名前を入力します。
- あるいは、[フィーチャのインポート] をオンにして、スキーマとデータの両方を新しいデザイン レイヤーにインポートします。
- [インポート] をクリックします。
[デザイン レイヤーへの追加] ダイアログ ボックスが終了し、プロジェクトが再初期化されます。 再初期化が完了すると、新しいデザイン レイヤーが [アクティブ シナリオ] グループに表示されます。
デザイン レイヤーのシンボル、タイプ ラベル、デフォルト値の変更
レイヤーにはタイプがあります。 タイプは、土地利用や区域など異なるエンティティを表します。 デザイン レイヤーのタイプのシンボル、ラベル、デフォルト値を変更できます。
- [コンテンツ] ウィンドウの [アクティブ シナリオ] エリアで、デザイン レイヤーの横にある [オプション] ボタン をクリックし、[デザイン タイプ] をクリックします。
- デザイン タイプのエディター ダイアログ ボックスで、リストの中からタイプをクリックし、以下のいずれかの操作を実行します。
- [シンボル] タブをクリックし、シンボルの色とアウトラインに変更を加えます。
- [タイプ] タブをクリックし、タイプのラベルを変更します。
- [デフォルト値] タブをクリックし、タイプのデフォルト値を変更します。
注意:
[追加] または [削除] ボタン をクリックして、レイヤーに新しいデザイン タイプを追加したり、既存のタイプを削除したりできます。 - [保存] をクリックして変更を保存し、プロジェクトを再初期化します。
分析範囲の定義
GeoPlanner プロジェクトでは、分析範囲で計画のサブエリアが定義されます。 計画のサブエリアは、近郊、生息地、その他の位置情報を表すことができます。 分析範囲を有効にすると、GeoPlanner では、インジケーター、インポート操作、およびビジュアル レビューがそのエリアにフォーカスされます。 分析範囲を有効化すると、分析範囲外のすべてのエリアを非表示にするマスクが表示されます。 ダッシュボードでは、有効化された分析範囲と交差する、または分析範囲内に存在するフィーチャのみがレポートされます。 [シナリオのインポート] ツールは、有効化された分析範囲と交差する、または分析範囲内に存在するフィーチャのみをインポートします。
次の手順に従って、分析範囲を定義します。
- [コンテンツ] ボタン をクリックして、[コンテンツ] ウィンドウを開きます。
- [レイヤー] タブをクリックし、追加アイコンの上にマウス ポインターを合わせ、[分析範囲の追加] をクリックします。
- [新規分析範囲] ダイアログ ボックスで、[マップ上にエリアを描画] をクリックします。
- [ポリゴン] をクリックし、マップに 1 つ以上のポリゴンを描画して、分析範囲を定義します。
- 新しい分析範囲の名前を入力し、[保存] をクリックします。
ヒント:
ポップアップ ウィンドウ内の [インポート] リンクをクリックして、既存のフィーチャから分析範囲を作成することもできます。