テキスト ウィジェットを使用すると、静的テキストまたはダイナミック テキストをアプリに追加できます。
例
このウィジェットを使用して、次のようなアプリの設計要件をサポートします。
- データの詳細や画像のキャプションなど、他のコンテンツをサポートするテキストをアプリに表示します。
- データ ソースからの動的なフィールドや式を表示します。 テキスト ウィジェットとリスト ウィジェットを組み合わせて、ユーザーがリスト内のアイテムをクリックして、属性値などの対応するフィーチャの詳細を表示できるようにします。
使用上の注意
テキスト ウィジェットには、フォントのタイプ、サイズ、色などを変更できるリッチ テキスト エディターが含まれています。 ダイナミック テキストでは、属性を使用するデータ ソースを設定したり、複数のフィーチャ レイヤーから統計情報を取得したりすることができます。 テキスト ウィジェットで編集する際に表示されるツールバーで、一般的なテキストの書式設定オプションを利用できます。 すべての書式設定オプションにはウィジェットの構成パネルでアクセスできます。 ハイパーリンク テキストを編集するには、[コンテンツ] タブの [リンク] ボタンをクリックして、構成されたリンクを編集し、[リンクの設定] パネルを閉じます。
ヒント:
テキスト エディターに入力しているとき、テキストの編集を元に戻すまたはやり直すにはキーボード ショートカットを使用します (元に戻す場合は Ctrl + Z キー、やり直す場合は Ctrl + Y キー)。 ビルダー ツールバーの [元に戻す] ボタンと [やり直し] ボタンは、データの接続やテキスト ウィジェットの追加など、ビルダーで実行されたアクションに基づいています。
テキストがウィジェットのサイズよりも多くのスペースを占有する場合、ユーザーはウィジェット内のテキストをスクロールすることができます。 表示されているテキストよりも多くのテキストがある場合は、フェード効果がウィジェットの下部に表示され、隅にジャンプ矢印アイコンが表示されます。
設定
テキスト ウィジェットには以下の設定が含まれます。
- [データに接続] - 必要に応じて、特定のデータにウィジェットを接続します (テキスト ウィジェットにはデータ ソースは必要ありません)。
- [折り返し] - テキストの折り返しのオン/オフを切り替えます。
- [ツールチップ] - テキスト コンテンツを説明するホバー テキストを指定します。 テキスト ウィジェットをデータに接続する場合、動的コンテンツを使用するには、[属性]、[統計]、または [式] を選択します。
- [プレースホルダー] (テンプレートで利用可能) - Web エクスペリエンス テンプレートでテキスト ウィジェットを使用する場合に、コンテンツとスタイルをカスタマイズするためのプレースホルダー テキストを指定します。
- [テキスト形式] - 次の一般的な書式設定オプションを使用します。
- フォント - フォントのタイプを変更します。フォントのサイズはピクセル ([px])、[rem]、または表示幅 ([vw]) を使用した単位で変更します。
- 基本的なフォント設定 - 太字、斜体、取り消し線、および下線の書式設定をテキストに適用し、強調色とフォントの色を選択します。
- リンク - ページ、ウィンドウ、セクション ビュー、または Web アドレスなどのその他のコンテンツに移動するハイパーリンクとしてテキストを書式設定します。 スクロール ページで、リンクを設定して、ページ上の特定のブロックにまでスクロールするか、ページの最上部に戻ることができます。
- 段落のレイアウト - 段落の配置 (左、中央、右、両端揃え) を調整したり、箇条書きまたは番号付きリストの書式設定を使用したり、インデントを増減したりします。
- [文字間隔] - ピクセル ([px])、[rem]、または表示幅 ([vw]) を使用した単位で文字間のスペースを調整します。
- [行間隔] - 行と段落の間隔を調整します。 デフォルトは 1.5 行です。
- [文字効果] - 影を追加して、テキストの文字をスタイル設定します。
- [すべての書式設定を消去] - 既存の書式設定を消去するには、書式設定されたテキストを選択して、このボタンをクリックします。
注意:
動的コンテンツからの可変フレーズが選択したテキストに含まれている場合、そのコンテンツはテキストの書式設定として扱われるため、このボタンをクリックすると削除されます。
動的コンテンツ パネル
テキスト ウィジェットをデータに接続すると、ウィジェットのインライン編集モードで表示されるツールバーで [動的コンテンツ] ボタンがアクティブになります。 このボタンを使用すると、パネルが開き、選択したデータ ソースから動的コンテンツを取得するための次のオプションが表示されます。
- [属性] - 選択したデータからテキスト ウィジェットで属性値を表示するフィールドを選択します。 フィールドを選択すると、編集可能なテキスト エリアにフィールド名の変数 (中括弧で囲まれたフィールド名) として追加されます。 同じデータに接続された場所名をリストに表示するテキスト ウィジェットなど、構成した接続に基づいてフィーチャ属性値が変数に入力されます。
- [統計情報] - 選択したフィールドの統計関数の結果([MAX]、[MIN]、[AVERAGE]、[SUM]) および対応するデータ ソースのデータ数 ([COUNT]) を取得して、テキスト ウィジェットに挿入します。
- [式] - 5 つの関数演算子 ([AVERAGE]、[COUNT]、[SUM]、[MAX]、[MIN]) およびデータ フィールドを使用してより複雑な式を作成し、テキスト ウィジェットに挿入します。
ヒント:
レコードが選択されていない場合に表示されるメッセージをカスタマイズするには、式タイトルを変更します。 式タイトルには、テキストの動的コンテンツのデータ メッセージが存在しない旨が表示されます。 または、[データ] パネルに、空の選択用のビューを作成することもできます。
動的コンテンツの使用の詳細については、「データの選択」をご参照ください。