よくあるご質問 (FAQ)

ArcGIS Drone2Map ではどのような操作を行えますか?

ArcGIS Drone2Map は、ドローンから取得した画像を、ArcGIS の情報プロダクトに変換するデスクトップ アプリケーションです。 ドローン ハードウェアを手に入れやすくなった今、フィーチャやエリアの 2D マップと 3D マップを作成できます。

ArcGIS Drone2Map とは、どのようなものですか? アプリですか?ArcGIS Desktop エクステンションですか?それとも、それ以外のものですか?

Drone2Map はスタンドアロンの 64 ビット Windows デスクトップ アプリで、ArcMapArcGIS Pro と併用して実行できます。

ソフトウェアを試用するにはどうすれば良いですか?

ArcGIS Drone2Map の評価版のリクエストについては、アカウント担当者にお問い合わせください。

ArcGIS Drone2Map は、特定のタイプのドローンでしか使用できませんか?

ArcGIS Drone2Map は、あらゆるドローンで汎用的に使用できるよう設計されています。 重要な点が 2 つあります。

  1. ドローンは緯度、経度、高度を収集する必要があります。 市販されているドローンの大半はこの情報を画像メタデータ (各画像ファイルの EXIF ヘッダー) に自動的に追加します。この情報が Drone2Map で読み取られます。
  2. Drone2Map には、カメラに関する情報 (具体的にはレンズの焦点距離とセンサーのサイズ) も必要です。

    既存のカメラ データベースでは、新しいカメラのほとんどがサポートされています。また、このデータベースは頻繁に更新されるため、データベースにまだ登録されていない最新のカメラもすぐにサポートされるようになります。 お使いのカメラがデータベースに登録されていない場合は、Drone2Map は EXIF ヘッダーの情報をもとに必要な情報の作成を試行します。 [カメラの編集] ウィンドウを使用してカメラ モデルを手動で編集したり、データベースにまだ値が存在しないカメラについて独自のパラメーターを指定したりできます。

ArcGIS Drone2Map を使用して、マルチスペクトル画像を処理し、農業市場向けの NDVI など特殊な画像解析プロダクトを作成できますか?

はい。最も人気の高いマルチスペクトル カメラがサポートされており、反射率パネルを使用することで、一部のカメラの放射量キャリブレーションも行えます。 詳細は、「放射量キャリブレーション」をご参照ください。 画像の処理が終了したら、その画像をさまざまな農業および土壌インデックス (NDVI や SAVI など) に変換して、農作物の生育状況を評価することができます。

生成される画像プロダクトを ArcGIS Online で共有したいのですが、どのように保存されますか? また、コストは高くつきますか?

ArcGIS Drone2Map で作成された画像プロダクトは、お使いのコンピューターのローカルに保存され、ArcGIS Online でホスト タイル レイヤーまたはホスト イメージ レイヤーとして共有するか (2D プロダクトの場合)、シーン レイヤーとして共有する (3D プロダクトの場合) ことができます。 コストもそれほど高くありません。 たとえば、サンプル データセット Oatlands Historic House and Gardens のタイル レイヤーには 85 MB のストレージが必要ですが、月額 $0.01 以下です。 クレジット使用量については、「ArcGIS Online のクレジット使用量」をご参照ください。

ArcGIS Drone2Map で作成した 3D ファイルを共有するにはどうすれば良いですか?

ArcGIS Drone2Map はシーン レイヤー パッケージ (*.slpk) と呼ばれるファイル形式を生成します。このファイルが、他の ArcGIS アプリケーション (ArcGIS ProArcGIS Earth など) でローカル ファイルとして使用されます。 ArcGIS Online を使用して、インターネット経由で共有できます。

Drone2Map のファイルを処理するには、ArcGIS Pro は必要ですか?

いいえ。ArcGIS Drone2Map は、ArcGIS Online アカウントに直接公開できる GIS 対応のプロダクトを生成できるよう設計されています。 ArcGIS Pro は視覚化と解析の機能をさらに追加し、ドローン データを最大限に活用できますが、必須ではありません。

ArcGIS Drone2MapArcGIS Enterprise と併用できますか?

はい。ArcGIS Enterprise をライセンス ポータルおよび共有ポータルとして使用できます。

非接続環境で Drone2Map を使用する場合、どのようなワークフローを実行しますか?

ArcGIS Pro と同様、オフラインにしてフィールドに持ち出す前に、接続環境でライセンスをチェック アウトします。 オフィスに戻ったら、ライセンスをチェック インして接続環境で使用します。

注意:

オフライン用途の認証は、a) 現在の Drone2Map ライセンスの有効期限が切れた時点または b) ArcGIS Online 組織アカウントの有効期限が切れた時点で有効期限が切れる設定になっています。

Drone2Map のミッション プランニングの推奨ソフトウェアは何ですか?

ほとんどの一般的なドローン製造元は、ハードウェア製品にミッション プランニング アプリケーションを同梱しています。 通常、Drone2Map ミッションにはこれで十分ですが、Esri が無償で提供しているフライト計画アプリ Site Scan for ArcGIS - LE をお勧めします。このアプリを使用すると、ArcGIS Online アカウントに直接接続し、カスタム GIS データ レイヤーに基づいてフライトを計画することができます。

Drone2Map はスケーリングされますか?

はい。Drone2Map は 64 ビットのマルチスレッド アプリであり、垂直的にスケーリングが実行されるため、複数のコア、追加メモリ、強力なグラフィックス カードを利用できます。

Drone2Map バージョン 2023.1.x と Drone2Map 2.3.x を同じコンピューター上で実行できますか?

いいえ。Drone2Map 2023.1.x は Drone2Map 2.3.x のアップグレード版であるため、これら 2 つのアプリを同じコンピューター上で同時に実行することはできません。

バージョン 2023.1 の利点は何ですか?

Drone2Map 2023.1.x には、品質の高い 2D プロダクトと 3D プロダクトを作成できる新しいコア エンジンが備わっています。 旧バージョンの Drone2Map と比べると、これらの出力の品質が大幅に改善されていることがわかります。

Drone2Map 2023.1.x では、他の鉛直座標系もサポートされていますか?

Drone2Map 2023.1.x では、EGM ベースのモデルに限定されることなく、それ以外の鉛直座標系もサポートされるようになりました。

注意:

一部の鉛直座標系では、座標変換を選択できるようにするために ArcGIS Coordinate System Data を別途インストールする必要があります。

Drone2Map 2023.1.x では、画像のサイズに制限がありますか?

Drone2Map プロジェクトの 1 個の画像のサイズは 75 メガピクセルに制限されています。 結合されたプロジェクトの画像サイズは 100 ギガピクセルに制限されています。 より大きな画像サイズについては、Esri のアカウント担当者にお問い合わせください。

Drone2Map をコマンド ライン インターフェイスから操作できますか?

いいえ。コマンド ライン インターフェイスは現在のところ使用できません。

複数のユーザーが 1 つの Drone2Map ライセンスを共有できますか?

Drone2Map のサブスクリプションを購入すると、Drone2MapArcGIS Online の指定ユーザー資格情報のライセンス利用権利を取得します。 ライセンス利用権利は、一度に 1 人の指定ユーザーにしか割り当てられないため、単独のライセンス利用権利を共有することはできません。 ただし、サブスクリプションの期間内であれば、指定ユーザーのライセンス利用権利を取り消して、別のユーザーに割り当てることは可能です。 なお、単一の指定ユーザー認証情報を複数のユーザーと共有することは禁じられています。

指定ユーザーは、複数のコンピューター上の Drone2Map にアクセスできますか?

指定ユーザーであれば、Drone2Map がインストールされているどのコンピューターにもサイン インできます。 ただし、サイン インできるのは一度に 1 台のコンピューターに限ります。

Drone2Map にはどのようなトレーニングがありますか?

はじめての ArcGIS Drone2Map」は、Esri Training が無償で提供しているコースであり、ドローン画像の取得と検証のベスト プラクティスを中心に取り上げています。 Learn ArcGIS レッスン「ArcGIS Drone2Map の基礎」では、ドローン画像を 3D GIS データに変換する方法を説明しています。 Drone2Map を使用してドローン画像をマップに追加し、2D 画像から 3D データを作成し、3D データを ArcGIS Online に共有します。 Esri の追加トレーニング コースは、今後追加される予定です。

Drone2Map にはオフライン マップはありますか?

Drone2Map 2023.1.x では、オフライン ベースマップは利用できません。 Drone2Map で使用するオフライン ベースマップを作成する場合は、Esri Labs の Tile Package Kreator を使用することをお勧めします。

2.x のプロジェクト テンプレートを Drone2Map 2023.1.x で使用できますか?

いいえ。古いプロジェクトを Drone2Map 2023.1.x に適合するようアップグレードできますが、古いバージョンの Drone2Map のプロジェクト テンプレートをインポートしようとすると、エラーが発生します。 これは、内部オプションとして意図的に備えられた仕組みで、ソフトウェアの機能は 2.x と 2023.1.x では大きく変更されています。

Drone2Map は、採掘エリアの体積を計算できますか?

はい。 Drone2Map は、露天掘鉱山の採掘量や、集水池の現在の水量から将来的に残る水量を判断するためにも使用されます。 体積は負の値として報告されますが、計算は有効です。

Drone2Map はどのようにライセンス付与されますか?

Drone2Map では、Creator または GIS Professional レベルで認証される ArcGIS Online または Portal for ArcGIS の指定ユーザー ライセンスが必要です。 ライセンスは、オンライン時にチェック アウトして、オフライン利用できるよう認証することもできます。