ダッシュボードは地理情報とデータのプレゼンテーションであり、イベントを監視したり、意思決定を下したり、他のユーザーに通知したり、傾向を確認したりすることができます。 ダッシュボードは、1 つの画面上で一緒に機能する複数の視覚化を表示するように設計されています。 ダッシュボードは、データを包括的に表示し、ひと目見ただけで決定を行うための重要な洞察を提供します。 ダッシュボードは、Web マップおよび Web レイヤーと同様に、ArcGIS 地理情報モデルに含まれています。 ダッシュボードは、コンテンツを参照および検索するときにアイコン によって識別できる組織サイト内のアイテムです。
ダッシュボードは、マップ、リスト、チャート、ゲージ、インジケーター、テーブルなどの構成可能なエレメントで構成されます。 ほとんどのエレメントはデータ ドリブン エレメントであり、対象のユーザーに提示したい情報を表します。
ダッシュボードには、デスクトップ ビューとモバイル ビューの両方を作成できます。どちらのビューにも、ビューの要件を満たすさまざまなエレメントと構成を含めることができます。 ダッシュボードを表示の目的で開いた場合、ユーザーは各自のデバイスに最適なビューを確認できます。 デフォルトでは、ダッシュボードのデスクトップ ビューが作成されます。 ユーザーが携帯電話でダッシュボードを表示する必要がある場合は、補完的なモバイル ビューを作成できます。
デスクトップ ビュー
デスクトップ ビューでは、情報を取得したり意思決定を下したりする必要のあるデータを (1 つの画面に) 表示することができます。 デスクトップ ビューは、無人と有人の両方のシナリオで使用するように設計できます。 無人のダッシュボードは、多くの場合、司令センターなどの環境内の大きい画面上に表示され、より受動的なユーザー エクスペリエンスを提供します。 これに対し、有人のダッシュボードは通常、デスクトップ モニター上に表示され、より対話的なユーザー エクスペリエンスを提供する傾向があります。
モバイル ビュー
モバイル ビューは、外出先での表示に適した視覚的要素で構成し、縦モードの携帯電話で簡単に操作できるように配置することができます。 モバイル ビューには、セレクター、マップ、コンテンツ ナビゲーションに合わせて最適化されたユーザー エクスペリエンスがあります。 モバイル ビューには、デスクトップ ビューと同じエレメントまたはモバイル デバイスでの表示を目的として構成された新しいエレメントを含めることができます。
ダッシュボードのタイプ
ダッシュボードを作成する理由は多数あり、作成できる多くのタイプのダッシュボードがあります。 ダッシュボードには、次のような用途があります。
- 情報を取得したり意思決定を下したりする必要のあるすべてのデータを表示する。
- 毎日の業務に関する最も重要な情報を監視する。
- 同じ情報を表示して使用することによって、すべての同僚が同じ目標に集中できるようにする。
- ビジネス、製品、組織のチーム、またはキャンペーンの状態をリアルタイムに監視する。
- 進行中のイベント、緊急事態、イニシアティブについてコミュニティに情報を提供する。
- 自分にとって重要なすべての指標を表示するために、大規模な一連のデータのカスタマイズされたデスクトップ ビューとモバイル ビューを作成する。
作成するダッシュボードのタイプは、共有相手となるユーザーと、伝達する情報によって異なります。 一部のダッシュボードは本質的に操作可能であり、現在起こっていることを伝えるように設計されていますが、インシデントやイベントの急速に変化する性質にも適しています。 一部のダッシュボードは戦略的であり、組織の KPI (重要業績評価指標) および指標を監視するユーザーに最適です。 一部のダッシュボードは分析的であり、データの傾向、データのパターン、その他の特性を識別するために使用されます。 最後に、一部のダッシュボードはシンプルに情報を提供し、データを使用してストーリーを伝えるために使用されます。
効果的なダッシュボードの特徴を以下に示します。
- 必要な場合に、ユーザーの注意をひく
- 画面のデータ全体で、何が最も重要かを示す
- 起こっていることを理解し、すばやく反応するための機能をユーザーに提供する
- パフォーマンス評価基準を明瞭、正確、直接的に、注意をそらせることなく表す
ダッシュボードを組み立てたら、それを対象ユーザーと共有できます。 ダッシュボードをすべてのユーザーとパブリックに共有するか、組織内のユーザーのみと共有することができます。 ダッシュボードへのリンクを提供するか、ダッシュボードを別の Web サイトまたはアプリに埋め込むことによって、宣伝できます。
独自のダッシュボードの作成を開始するには、「ダッシュボードの作成」をご参照ください。