インジケーターは、ダッシュボードに追加できるカードであり、個々のフィーチャの数値属性を表示したり、統計情報のサマリーを表示したりすることができます。 また、インジケーターを使用して、計算値を参照値と比較することもできます。 アイコンの追加、条件付き書式設定の使用、高度な書式設定の使用など、さまざまな方法でインジケーターを構成することができます。
インジケーターで実現可能な多くの構成のうち、いくつかの例を次に挙げます。
参照値
インジケーターの参照値はオプションです。 指定した参照値をインジケーターの値の目標値または閾値として定義して使用することができます。 [データ] タブの [参照] セクションで、参照タイプを選択できます。 参照値には、インジケーターの前の値、設計時に設定された固定値、または実行時に計算された統計情報という 3 つのタイプがあります。
参照値を設定する場合は、インジケーターの条件付き書式設定を構成することができます。 条件付き書式設定を使用すると、現在の値が参照値と同じであるか、参照値を上回っているか、参照値を下回っているかによって異なる方法でインジケーターを表示できます。 以下の例では、赤色または緑色の三角形を使用して、完了したタスクの数が前日の合計から増えたのか、それとも減ったのかをそれぞれ示しています。
インジケーター オプション
[インジケーター] タブで、ビジュアライゼーションを設定できます。 ビジュアライゼーションの領域は、上位、中位、下位の 3 つの領域に分けられています。 それぞれの領域はオプションであり、一意のテキスト、インジケーターの値、参照値、定義済み計算の組み合わせが表示されます。 インジケーターのサイズが変更されると、上部、中央、および下部の領域に表示されたテキストが、インジケーターのサイズに適合するように拡大/縮小されます。
上位、中位、下位のテキスト
[挿入] ボタン 
をクリックして、値、参照値、定義済み計算を上位、中位、または下位のテキスト フィールドに挿入することができます。インジケーターに使用できる定義済み計算を次の表に示します。
| 説明 | 式 |
|---|---|
計算値 | 値 |
参照値 | 参考情報 |
差分 | 値 - 参照 |
絶対差 | |値 - 参照| |
パーセンテージ | 100 * 値 / 参照 |
パーセントの変更 | 100 * (値 - 参照) / 参照 |
比率 | 値 / 参照 |
比率の変更 | (値 - 参照) / 参照 |
上位、中位、または下位のテキストを指定する際に、HTML コードを使用することもできます。 キーボード上に目的のシンボルが見つからない場合は、そのシンボルをコピーしてテキスト設定に直接貼り付けるか、そのシンボルの 10 進数または 16 進数の参照コードを該当するフィールドに入力することができます。 たとえば、上を指す三角形 (▲) をインジケーターに含めるには、その 10 進数コード「▲」または 16 進数コード「▲」をテキスト フィールドに挿入します。 詳細については、「HTML の効果的利用」をご参照ください。
条件付き書式
インジケーターに参照値が構成されている場合は、[条件付き書式] 切り替えボタンをオンに設定することができます。 条件付き書式設定を有効にすると、上位、中位、下位のテキストで構成される 2 つのセットが使用可能になります。 最初のセットでは、値が参照値と同じであるか、参照値を上回っている場合のインジケーターの表示を設定することができます。 2 つ目のセットでは、値が参照値を下回っている場合のインジケーターの表示を設定することができます。
アイコン
インジケーターにアイコンを含めることができます。アイコンは常に、中央のテキストの一部として、そのテキストの左または右に表示されます。 選択できるアイコンはスケーラブル ベクター グラフィックス (SVG) であり、テキストと同様に、インジケーターがサイズ変更されるのに従ってサイズ変更されます。 提供された SVG アイコン ライブラリからアイコンを選択するか、カスタム アイコンを作成することができます。
値の書式設定
値の変換、単位の接頭辞の付加、数値の書式設定など、インジケーターの書式設定を構成することができます。 インジケーターに参照値が含まれている場合は、パーセンテージおよび比率の書式設定を構成することもできます。
アクション
対話式ダッシュボードにおいて、アクションのターゲットとしてインジケーターを使用できます。 つまり、リスト セレクターやカテゴリ セレクターでの選択などの、別のエレメントに対して実行されたアクションが、インジケーターに表示されるデータを制御できます。