データのダウンロード

ダッシュボードの作成者は、閲覧者がダッシュボード上のデータ ドリブン エレメントからデータをダウンロードすることを許可できます。 閲覧者がデータのダウンロードを選択すると、レイヤーのフィールドとその値が含まれる .csv ファイルがダウンロードされます。 ダウンロードされるデータは、レイヤー フィルター、Web マップ フィルター、およびアクションやセレクターからのフィルターなど、データ ソースとエレメントの両方に適用されるすべてのフィルターを優先します。 ソース データ集計データ、またはその両方のダウンロードを有効化することができます。

注意:

データが頻繁に更新されるレイヤーに基づくエレメントでは、データのダウンロードを有効化しないことをお勧めします。

エレメントを構成するときに、[全般] タブで [ソース データのダウンロード][集計データのダウンロード]、またはその両方を有効化できます。

エレメントのデータのダウンロードが有効になると、ダッシュボードの閲覧者は、エレメントの下部にある [データのダウンロード] ボタン Download data をクリックして、データを .csv ファイルとしてダウンロードできます。

注意:

.csv ファイルのダウンロードでは、ブラウザーのデフォルトのダウンロードの場所と設定が使用されます。

ソース データのダウンロード

ソース データは、ビジュアル エレメントがデータ ソースとして使用するレイヤーです。 すべてのデータ ドリブン エレメントは、ソース データのダウンロードをサポートしています。 インジケーターやゲージなど、複数のデータ ソースを持つエレメントの場合、プライマリ データ ソースがダウンロードされます。

フィーチャ レイヤーを持ち、データのエクスポート設定でデータ ソースとして有効化されているエレメントは、ソース データのダウンロードが可能です。 レイヤーを所有していない場合は、レイヤーの所有者または管理者がデータのエクスポート設定を有効化する必要があります。 ArcGIS Pro からレイヤーを構成する際に、データのエクスポートを有効化することもできます。

ヒント:
ダウンロードされるフィールドは、フィーチャ レイヤー ビューを使用して制限できます。

ダウンロードするとき、データには、レイヤーまたはビュー内のすべてのフィールド (視覚化されていないフィールドを含む) が含められます。 ポイント レイヤーの場合、ダウンロードされる .csv ファイルには、空間参照 WGS84 (WKID 4326) の経度と緯度 (XY) の値のために追加された列も含められます。 エレメントに適用されるすべての数値、文字列、または日付の書式設定は、ダウンロードされるファイルに含められません。 日付は UTC でダウンロードされます。

注意:

データ式から生成されたデータの場合、ソース データをダウンロードすることはできません。 添付ファイルと関連レコードは、ダウンロードされるデータに含められません。

たとえば、以下のシリアル チャートのソース データをダウンロードしている場合、ダウンロードされる .csv ファイルには、チャートのレンダリングに使用されないフィールドを含む、データ ソース内のすべてのフィールドが含められます。

シリアル チャートのソース データ

集計データのダウンロード

シリアル チャート、パイ チャート、グループ化された値に基づくテーブルの場合、閲覧者が集計データをダウンロードすることもできます。 集計データがダウンロードされる場合、ダウンロードされるファイルには、エレメントの構成時に選択されたフィールドのみが含められます。 エレメントが要約統計量 (個数や合計値など) を表示している場合、ダウンロードされるファイルには集約データが含められます。 すべての数値、文字列、または日付の書式設定は、ダウンロードされるファイルに含められません。 日付はダッシュボードのタイム ゾーンでダウンロードされます。

たとえば、以下のシリアル チャートの集計データをダウンロードしている場合、.csv ファイルには、都道府県とそれぞれのテストの合計値のみが含められます。

シリアル チャートの集計データ