ダッシュボードは地理情報とデータのビューで、イベントの監視、意思決定、他のユーザーへの通知、傾向の確認を行うことができます。 ダッシュボードは、1 つの画面上で一緒に機能する複数の視覚化を表示するように設計されています。 ダッシュボードは、データを包括的に表示し、ひと目見ただけで決定を行うための重要な洞察を提供します。 ダッシュボードは、Web マップおよび Web レイヤーと同様に、ArcGIS 地理情報モデルに含まれています。 ダッシュボードは、コンテンツを参照および検索するときにアイコン によって識別できる組織サイト内のアイテムです。
ダッシュボードを作成する理由は多数あり、作成できる多くのタイプのダッシュボードがあります。 ダッシュボードには、次のような用途があります。
- 情報の取得または決定を行う必要のあるすべてのデータを (1 つのビューで) 表示する。
- 毎日の業務に関する最も重要な情報を監視する。
- 同じ情報を表示して使用することによって、すべての同僚が同じ目標に集中できるようにする。
- ビジネス、製品、組織のチーム、またはキャンペーンの状態をリアルタイムに監視する。
- 進行中のイベント、緊急事態、イニシアティブについてコミュニティに情報を提供する。
- 自分にとって重要なすべての指標を表示するために、より大きいデータのセットのカスタマイズされた表示を作成する。
作成するダッシュボードのタイプは、共有するユーザーと、伝える情報に基づきます。 一部のダッシュボードは本質的に操作可能で、現在起こっていることを伝えるように設計されており、インシデント、イベント、およびその他のアクティビティの急速に変化する性質に適しています。 一部のダッシュボードはより戦略的であり、組織の KPI (重要業績評価指標) および指標を監視することに関心のある幹部およびその他の上級管理者に最適です。 一部のダッシュボードはより分析的であり、データの傾向またはその他の関心のあるデータの特性を識別するために使用されます。 最後に、一部のダッシュボードはシンプルに情報を提供し、データを使用してストーリーを伝えるために使用されます。
ダッシュボードは、組織内外のさまざまなチームやユーザーが直感的かつ簡単に理解できるように作成されます。 ユーザーの例としては、コマンド チーフ、運営マネージャー、上級管理職、GIS マネージャー、GIS アナリスト、コミュニティ メンバーなどが挙げられます。
ダッシュボードは、マップ、リスト、チャート、ゲージ、インジケーター、テーブルなどの構成可能なエレメントで構成され、アプリケーション ブラウザー ウィンドウの 100% を占めます。 ダッシュボードのレイアウトは、可能な限り効果的になるようさまざまな方法で構成できます。
効果的なダッシュボードの特徴を以下に示します。
- 必要な場合に、ユーザーの注意をひく
- 画面のデータ全体で、何が最も重要かを示す
- 起こっていることを理解し、すばやく反応するための機能をユーザーに提供する
- パフォーマンス評価基準を明瞭、正確、直接的に、注意をそらせることなく表す
ほとんどのエレメントはデータ駆動型で、対象のユーザーに提示したい情報を表します。 そのため、ダッシュボードは、調整されたデータのセットを対象のユーザーに提示できるようにするフィルター機能を提供します。 それらのフィルターは、ダッシュボードの作成者が設計時に適用するか、またはダッシュボードを表示するユーザーが実行時に適用することができます。
ダッシュボードを、無人または有人の両方のシナリオで使用するように設計することができます。 無人のダッシュボードは、多くの場合、司令センターなどの環境内の大きい画面上に表示され、より受動的なユーザー エクスペリエンスを提供します。 これに対して、有人のダッシュボードは、通常、デスクトップ モニター上またはタブレット デバイス上に表示され、より対話的なユーザー エクスペリエンスを提供する傾向があります。
ダッシュボードを組み立てたら、それを対象ユーザーと共有できます。 ダッシュボードをすべてのユーザーとパブリックに共有するか、組織内のユーザーのみと共有することができます。 ダッシュボードへのリンクを提供するか、ダッシュボードを別の Web サイトまたはアプリに埋め込むことによって、宣伝できます。
独自のダッシュボードの作成を開始するには、「ダッシュボードの作成」をご参照ください。