セレクターという用語は、選択セット変更イベントをサポートするダッシュボードのいずれかのエレメントを表します。セレクターは、イベントをサポートしているため、アクションを動作することができます。リスト エレメントおよびマップ上の操作レイヤーは、リストで行を選択することができ、マップ上に表示された操作レイヤーからフィーチャを選択できるため、セレクターと見なすことができます。ただし、このトピックでは、カテゴリ セレクター、数値セレクター、および日付セレクターに焦点を絞ります。
これらのセレクターは、ヘッダーおよびサイド パネルのみに追加することができます。セレクターをヘッダーまたはサイド パネルに追加するには、その上にポインターを置き、[カテゴリ セレクターの追加] 
、[数値セレクターの追加] 
、または [日付セレクターの追加] 
をクリックします。
さまざまな方法で、セレクターを構成できます。[セレクター] タブで、セレクターのタイトル、セレクターの表示方法、セレクターの基になるデータまたは値などの、エレメントに固有のプロパティを指定できます。[アクション] タブでは、セレクターによって動作するアクションを指定できます。
注意:
パネル上でセレクターが占める垂直方向の空間の量は、セレクターの構成方法に応じて異なる場合があります。一部のセレクターの構成は、ヘッダーの高さが固定されているため、ヘッダー上で行うことができません。ダッシュボードのヘッダー上で、特定の方法でセレクターを構成できない場合は、そのセレクターをサイド パネルに追加するか、セレクターの別の構成を選択することを試してください。
セレクターをパネルに追加した後に、そのセレクターの上にポインターを置き、[設定] 
をクリックして、セレクターの設定を変更できます。[下に移動] 
または [上に移動] 
をクリックして、セレクターがパネルに表示される順序を変更することもできます。
カテゴリ、数値、および日付セレクターのプロパティを以下で説明します。
カテゴリ セレクター
カテゴリ セレクター内のカテゴリは、静的な値のリスト、フィーチャ、または実行時に計算される統計情報のサマリーに基づくことができます。カテゴリをフィーチャから取得したカテゴリ セレクターを使用して、空間フィルターを適用できます。
このセレクターに使用できる優先表示タイプは、ドロップダウン、ボタン バー、ラジオ ボタン、およびチェックボックスです。セレクターに含まれる値の数が [表示タイプ閾値] 設定の値を超えた場合、パネル内の空間を節約するために、表示タイプのデフォルトはドロップダウンになります。
[選択] 設定を調整することによって、ユーザーが 1 つのカテゴリを選択できるのか、それとも複数のカテゴリを同時に選択できるのかを指定することもできます。必要に応じて、[オプションなし] の切り替えを有効にできます。有効にすると、セレクター内のカテゴリとして [なし] が表示され、何も選択しないことが可能になります。
セレクターが [グループ化された値] に基づく場合、カテゴリはデータ内のフィールド名に基づいて自動的に生成されます。カテゴリの表示ラベルを変更するには、[+ オーバーライド] をクリックし、変更するカテゴリを入力して、[追加] をクリックします。カテゴリを追加するとき、そのラベルを変更できます。
ほとんどまたはすべてのカテゴリのラベルを変更するには、[カテゴリの読み込み] をクリックして、一度にすべてのカテゴリを追加して、それらのラベルを編集します。
数値セレクター
数値セレクターは、1 つの固定値または数値範囲に基づくことができます。このセレクターに使用できる表示タイプは、入力ボックス、スピナー、およびスライダーです。入力ボックス表示タイプを選択する場合、そのボックスに表示するプレースホルダーまたはヒント テキストを指定できます。スピナー表示タイプまたはスライダー表示タイプを選択する場合、セレクターの上限および下限を定義する必要があり、これらの上限および下限は、定義された値または統計情報のいずれかに基づくことができます。スピナー表示タイプまたはスライダー表示タイプの場合、増分を設定することもでき、セレクターの値はこの増分で増加または減少します。
日付セレクター
日付セレクターは、定義済みの日時オプションまたは日時ピッカーあるいはその両方を表示するように構成できます。日付セレクターに定義済みの日時を表示する場合、カテゴリ セレクターと同じオプションであるドロップダウン、ボタン バー、またはラジオ ボタンとして日付セレクターを表示できます。また、カテゴリ セレクターと同様に、[なしオプション] の切り替えを有効化した場合、セレクター内のカテゴリとして [なし] が表示され、何も選択しないことが可能になります。オプションを事前に定義するときに、最初または最後のオプションがデフォルトで選択されるかどうかを指定することもできます。
セレクターに日時ピッカーを表示する場合、ユーザーが 1 つのピッカーから 1 つの値を選択できるのか、それとも 2 つのピッカーから値の範囲を選択できるのかを指定できます。日付ピッカーのデフォルト値を制御することもできます。
日付セレクターに、定義済みのオプションと日付ピッカーの両方を表示する場合、セレクターに 1 つのタイプのみが含まれる場合と同じ設定を、タイプごとに使用できます。唯一の追加設定は、[マニュアルのラベル] です。この設定は、定義されたオプションの表示で日付ピッカーが参照される方法を制御します。
