目標物 (POI) 検索ワークフローでは、ポイント データの集約によってサイト、標準区画、または六角形にポイント データが集計されます。
選択した区画スタイルにポイント データが集約され、色分けされたポリゴンとして表示されます。 各ポリゴンはサイトまたは詳細レベルを表します。 結果がただちにマップと [結果] ウィンドウに表示されます。 ポイント データ集約は目標物 (POI) 検索レイヤーの一部として保存されません。
例
POI 検索を使用してコロラド州の病院をマッピングします。 集約を有効化して、個々の目標物 (この場合、病院) を色分けされた郡として集計します。 以下の例のように、色分けされた郡は、どの郡に最も多くの病院があるかを把握するための豊富なコンテキストを提供します。

結果
集約は POI 検索ワークフローで利用できます。 このワークフローでは、解析結果がマップ レイヤーと [結果] ウィンドウに表示されます。
色のデフォルト設定や分類方法の選択など、初期設定を設定するには、「目標物のマッピング」をご参照ください。
計算
ポイント データ集約を定義するには、次の操作を行う必要があります。
- 区画スタイル (サイト、標準区画、六角形など) を選択し、詳細レベルを選択します。
- ポイント数、従業員数、売上高などの属性を選択します。
- 選択した属性に応じて、個数、平均、合計、最小、最大などの計算タイプを選択します。
区画
集約を有効にした場合、サイト、標準区画、または六角形を使用して集約の区画タイプを選択する必要があります。
- 特定の位置におけるポイント データを調査するには、サイトを使用します。
- 郵便番号や郡を使用するなど、解析に特定の詳細レベルがある場合、標準区画を使用します。
- データ分布のパターンや、目標物の密度がより高い場所やより低い場所を調べるには、六角形を使用します。
区画オプションと六角形オプションでは、詳細レベルも選択する必要があります。 たとえば、郵便番号付きの標準区画を詳細レベルとして選択したり、解像度 2 の六角形を詳細レベルとして選択できます。
目標物検索ワークフローを開始したら、場所をマッピングする対象地域を選択します。 集約を有効化する場合、対象エリア内のポイントをグループ化するために標準区画、六角形、またはサイトといった詳細レベルを選択する必要があります。
属性選択
集約では計算を使用してポイント データが集計されます。 属性と計算タイプを選択することで計算をカスタマイズできます。 オプションには次のものがあります。
属性 | 定義 | 計算タイプのオプション | 例 |
---|---|---|---|
ポイント数 (デフォルト) | これはあるエリアの詳細レベルでのポイント総数です。 | この属性で、使用可能な計算タイプは個数のみです。 | あるエリア内の場所の総数を集計する場合、この属性を使用します。 |
従業員数 (Data Axle データ ソースのみ) | 従業員数は、1 つの事業拠点の従業員の数です。 | 従業員数の平均、合計、個数、最小、最大を使用できます。 デフォルトで、この属性では計算タイプとして個数が使用されます。 |
あるエリア内の各場所における雇用を分析している場合、この属性を使用します。 |
売上高 (Data Axle データ ソースのみ) | 売上高は、予想売上収益または資産 (ドル) を表します。 | 売上高の平均、合計、個数、最小、最大を使用できます。 デフォルトで、この属性では計算タイプとして平均が使用されます。 | あるエリア内の各場所の収益を把握するには、この属性を使用します。 |
計算タイプ
従業員数属性と売上高属性では、計算タイプを選択できます。 デフォルトでは、どちらの属性でも平均を使用して集計が行われます。
計算タイプ | 定義 | 例: 従業員数 | 例: 売上高 |
---|---|---|---|
平均 | 平均は、すべての値の和を、値の数で除算することで計算されます。 これはデータの中央ポイントになります。 | 平均従業員数を使用して、あるエリア内の各事業所で何人の従業員が勤務しているかを調べることができます。 | 平均売上高を使用して、あるエリア内の各事業所における標準的な収益を調べることができます。 |
合計 | 合計は、加算されたすべての値の合計です。 | 従業員数合計を使用して、あるエリア内の各事業所で雇用されている人の総数を把握することができます。 | 売上高合計を使用して、あるエリア内の各事業所の総収益を把握することができます。 |
最小 | 最小値は、データの一番小さい値です。 | 最小従業員数を使用して、従業員数が最も少ない拠点があるエリアを調べることができます。 | 最小売上高を使用して、あるエリア内の拠点の最低収益を分析することができます。 |
最大 | 最大値は、データの一番大きい値です。 | 最大従業員数を使用して、従業員数が最も多い拠点があるエリアを調べることができます。 | 最大売上高を使用して、あるエリア内の拠点の最高収益を分析することができます。 |
個数 | 個数は、エリア内のポイントの推定総数です。 | 従業員数を使用して、あるエリア内の雇用データを有する拠点数を調べることができます。 | 売上高を使用して、あるエリア内の収益データを有する拠点数を調べることができます。 |
制限事項
従業員数属性と売上高属性を使用できるのは、Data Axle データ ソースを使用している場合に限られます。
ポイント データ集約は POI 検索レイヤーの一部として保存されません。
クレジット
目標物 (POI) 検索ワークフローではクレジットが消費されます。 Business Analyst Web App でのクレジット消費の詳細については、「クレジット」をご参照ください。
リソース
集約の使用の詳細については、「目標物のマッピング」をご参照ください。