入力画像の格納場所や作成対象のイメージ レイヤーのタイプによって、イメージ レイヤーを公開する際にさまざまなワークフローがサポートされます。 ワークフローに適したイメージ レイヤーを構築するために、公開プロセス中にさまざまなパラメーターを変更できます。
多次元イメージ レイヤーの公開
多次元ラスター データをイメージ レイヤーとして公開したり、レイヤーで多次元フィルター処理を使用して Web マップに特定のスライスを表示したりできます。 多次元設定を使って、表示するタイム スライスを制御したり、多次元解析ツールを使用したりすることもできます。
単体の NetCDF、HDF、または GRIB ファイルから多次元イメージ レイヤーを公開するには、次の手順を行います。
- コンテンツの作成とホスト イメージ レイヤーの公開を行う権限があるアカウントでサイン インしていることを確認し、コンテンツ ページの [マイ コンテンツ] タブをクリックします。
- [新しいアイテム] をクリックして、[イメージ レイヤー] を選択します。
- 入力データおよびレイヤーに追加する情報のタイプに基づいてレイヤーのタイプを選択します。
次のオプションを利用できます。
- [タイル イメージ レイヤー] - ホスト タイル イメージ レイヤーを作成します。このレイヤーでは、レンダリング速度を上げるために、レンダリングがクライアント コンピューターで実行され、画像が静的タイルとして処理されます。
- [ダイナミック イメージ レイヤー] - ホスト ダイナミック イメージ レイヤーを作成します。このレイヤーでは、レンダリングがサーバー コンピューターで実行され、画像コレクションを使用できます。
注意:
ダイナミック イメージ レイヤー アイテムを一般ユーザーと共有することはできません。 データをパブリックに共有する権限がある場合でも、ダイナミック イメージ レイヤーを [すべての人 (パブリック)] と共有するオプションは使用できません。
- [次へ] をクリックします。
- レイヤー構成で [1 つの画像] を選択し、[次へ] をクリックします。
- 必要に応じて、[プロパティの構成] ボタンをクリックし、[一般] または [メタデータ] タブで、データに応じてプロパティを変更します。
- NetCDF、HDF、または GRIB ファイルを参照するか、ファイルをドラッグして点線のエリアにドロップします。 [次へ] をクリックします。
- イメージ レイヤーのアイテムに関する詳細を入力して、[作成] をクリックします。
1 つ以上の NetCDF、HDF、または GRIB ファイルから多次元イメージ レイヤーを公開するには、次の手順を行います。
- コンテンツの作成とホスト イメージ レイヤーの公開を行う権限があるアカウントでサイン インしていることを確認し、コンテンツ ページの [マイ コンテンツ] タブをクリックします。
- [新しいアイテム] をクリックして、[イメージ レイヤー] を選択します。
- 入力データおよびレイヤーに追加する情報のタイプに基づいてレイヤーのタイプを選択します。
次のオプションを利用できます。
- [タイル イメージ レイヤー] - ホスト タイル イメージ レイヤーを作成します。このレイヤーでは、レンダリング速度を上げるために、レンダリングがクライアント コンピューターで実行され、画像が静的タイルとして処理されます。
- [ダイナミック イメージ レイヤー] - ホスト ダイナミック イメージ レイヤーを作成します。このレイヤーでは、レンダリングがサーバー コンピューターで実行され、画像コレクションを使用できます。
注意:
ダイナミック イメージ レイヤー アイテムを一般ユーザーと共有することはできません。 データをパブリックに共有する権限がある場合でも、ダイナミック イメージ レイヤーを [すべての人 (パブリック)] と共有するオプションは使用できません。
- [次へ] をクリックします。
- レイヤー構成で [1 つのモザイク画像] または [画像コレクション] を選択し、[次へ] をクリックします。
- データに応じて、ラスター タイプに NetCDF、HDF、または GRIB を選択します。
- 必要に応じて、[プロパティの構成] ボタンをクリックし、[一般] または [メタデータ] タブで、データに応じてプロパティを変更します。
- NetCDF、HDF、または GRIB ファイルを参照するか、ファイルをドラッグして点線のエリアにドロップします。 [次へ] をクリックします。
- イメージ レイヤーのアイテムに関する詳細を入力して、[作成] をクリックします。
注意:
サポートされているデータ形式である NetCDF-3 および GRIB-2 の場合、[ベクトル場] 処理テンプレートを選択して、ベクトル場データの [UV 成分] または [強度-方向] を指定します。複数の入力画像からの単一のイメージ レイヤーの公開
複数の入力画像から単一のイメージ レイヤーを公開するには、2 つのレイヤー構成を利用できます。
- [1 つのモザイク画像]: この構成を使用すると、複数の画像をモザイク処理して 1 つのデータセットにすることで、1 つのイメージ レイヤーを作成できます。 たとえば、10 個の入力画像があり、それらを 1 つのデータセットにマージして、イメージ レイヤーを通じてアクセスする場合は、このオプションを使用する必要があります。
- [画像コレクション]: この構成を使用すると、多数の画像のコレクションを管理する 1 つのイメージ レイヤーを作成できます。 たとえば、10 個の入力画像があり、1 つのイメージ レイヤーを通じて入力画像にアクセスして管理する場合は、このオプションを使用する必要があります。
- コンテンツの作成とホスト イメージ レイヤーの公開を行う権限があるアカウントでサイン インしていることを確認し、コンテンツ ページの [マイ コンテンツ] タブをクリックします。
- [新しいアイテム] をクリックして、[イメージ レイヤー] を選択します。
- 入力データおよびレイヤーに追加する情報のタイプに基づいてレイヤーのタイプを選択します。
次のオプションを利用できます。
- [タイル イメージ レイヤー] - ホスト タイル イメージ レイヤーを作成します。このレイヤーでは、レンダリング速度を上げるために、レンダリングがクライアント コンピューターで実行され、画像が静的タイルとして処理されます。
- [ダイナミック イメージ レイヤー] - ホスト ダイナミック イメージ レイヤーを作成します。このレイヤーでは、レンダリングがサーバー コンピューターで実行され、画像コレクションを使用できます。
注意:
ダイナミック イメージ レイヤー アイテムを一般ユーザーと共有することはできません。 データをパブリックに共有する権限がある場合でも、ダイナミック イメージ レイヤーを [すべての人 (パブリック)] と共有するオプションは使用できません。
- [次へ] をクリックします。
- 要件に応じて、レイヤー構成で [1 つのモザイク画像] または [画像コレクション] を選択し、[次へ] をクリックします。
- 必要に応じて、[プロパティの構成] ボタンをクリックし、[一般]、[処理]、[空間参照]、または [メタデータ] タブで、データに応じてプロパティを変更して、[適用] をクリックします。
- 入力画像の場所を参照するか、入力画像をドラッグして点線のエリアにドロップします。 [次へ] をクリックします。
- イメージ レイヤーのアイテムに関する詳細を入力して、[作成] をクリックします。
クラウド ラスター形式データの公開
クラウド ラスター形式 (CRF) のラスター データは、多次元であるかどうかにかかわらず、イメージ レイヤーとして公開できます。
CRF データからイメージ レイヤーを公開するには、次の手順を行います。
- コンテンツの作成とホスト イメージ レイヤーの公開を行う権限があるアカウントでサイン インしていることを確認し、コンテンツ ページの [マイ コンテンツ] タブをクリックします。
- [新しいアイテム] をクリックして、[イメージ レイヤー] を選択します。
- 入力データおよびレイヤーに追加する情報のタイプに基づいてレイヤーのタイプを選択します。
次のオプションを利用できます。
- [タイル イメージ レイヤー] - ホスト タイル イメージ レイヤーを作成します。このレイヤーでは、レンダリング速度を上げるために、レンダリングがクライアント コンピューターで実行され、画像が静的タイルとして処理されます。
- [ダイナミック イメージ レイヤー] - ホスト ダイナミック イメージ レイヤーを作成します。このレイヤーでは、レンダリングがサーバー コンピューターで実行され、画像コレクションを使用できます。
注意:
ダイナミック イメージ レイヤー アイテムを一般ユーザーと共有することはできません。 データをパブリックに共有する権限がある場合でも、ダイナミック イメージ レイヤーを [すべての人 (パブリック)] と共有するオプションは使用できません。
- [次へ] をクリックします。
- レイヤー構成で [1 つの画像] を選択し、[次へ] をクリックします。
- デフォルトの [ラスター データセット] ラスター タイプをそのまま使用します。
- 必要に応じて、[プロパティの構成] ボタンをクリックしてプロパティを変更します。
- CRF フォルダー全体をドラッグし、点線のエリアにドロップします。 CRF データを参照することはできません。 [次へ] をクリックします。
- イメージ レイヤーのアイテムに関する詳細を入力して、[作成] をクリックします。
カテゴリ イメージ レイヤーの公開
関連する属性テーブルやカラーマップがあるラスター データの場合、土地被覆のようなカテゴリ (または主題) イメージ レイヤーを公開することができます。
カテゴリ ラスター データセットをイメージ レイヤーとして公開するには、次の手順を行います。
- コンテンツの作成とホスト イメージ レイヤーの公開を行う権限があるアカウントでサイン インしていることを確認し、コンテンツ ページの [マイ コンテンツ] タブをクリックします。
- [新しいアイテム] をクリックして、[イメージ レイヤー] を選択します。
- 入力データおよびレイヤーに追加する情報のタイプに基づいてレイヤーのタイプを選択します。
次のオプションを利用できます。
- [タイル イメージ レイヤー] - ホスト タイル イメージ レイヤーを作成します。このレイヤーでは、レンダリング速度を上げるために、レンダリングがクライアント コンピューターで実行され、画像が静的タイルとして処理されます。
- [ダイナミック イメージ レイヤー] - ホスト ダイナミック イメージ レイヤーを作成します。このレイヤーでは、レンダリングがサーバー コンピューターで実行され、画像コレクションを使用できます。
注意:
ダイナミック イメージ レイヤー アイテムを一般ユーザーと共有することはできません。 データをパブリックに共有する権限がある場合でも、ダイナミック イメージ レイヤーを [すべての人 (パブリック)] と共有するオプションは使用できません。
[次へ] をクリックします。
- レイヤー構成で 1 つの入力画像がある場合は [1 つの画像] を選択し、[次へ] をクリックします。
- 複数のカテゴリ ラスター データセットから 1 つのイメージ レイヤーを公開する場合、[1 つのモザイク画像] または [画像コレクション] のレイヤー構成を選択できます。
- デフォルトのラスター タイプである [ラスター データセット] をそのまま使用します。
- [プロパティの構成] ボタンをクリックし、[一般] タブで [ソース タイプ] を [主題] に設定します。
[補助情報] タブが表示されます。
- [補助情報] タブで、[データにラスター属性テーブルまたはカラーマップがあります] チェックボックスをオンにします。
参照ウィンドウが表示されます。
- 自分のデータセットに関連するカラーマップ ファイル (.clr) またはラスター属性テーブル (.vat.dbf) を参照します。
- ラスター タイプ プロパティ ウィンドウで [適用] をクリックします。
- カテゴリ ラスター データを参照するか、データをドラッグして点線のエリアにドロップします。 [次へ] をクリックします。
- イメージ レイヤーのアイテムに関する詳細を入力して、[作成] をクリックします。
画像コレクションのアップロードおよび公開
サポートされるラスター形式をすべて .zip ファイルに追加し、画像コレクション アイテムとして ArcGIS Online にアップロードすることができます。
注意:
ジオデータベース内の [ラスター プロダクト] およびモザイク データセットは、現在サポートされていません。
ポータルで画像コレクションを作成、アップロード、公開する手順は以下のとおりです。
- 読み込みと公開を行う画像を格納する .zip ファイルを作成します。
- ポータル Web サイトからアクセスできる場所に .zip ファイルを配置します。
- ポータルの組織サイトにサイン インして、[コンテンツ] > [マイ コンテンツ] の順にクリックします。
- [新しいアイテム] > [お使いのデバイス] の順にクリックして、画像コレクションを追加します。
- .zip ファイルを点線のエリアにドラッグするか、.zip ファイルを参照して、[開く] をクリックします。
- [ファイル タイプ] ドロップダウン リストから [画像コレクション] を選択します。
- [次へ] をクリックします。
- [タイトル] テキスト ボックスに入力します。
- 必要に応じて、タグとサマリーを追加します。
- [保存] をクリックします。
.zip ファイルがアップロードされ、画像コレクション アイテムがポータルに作成されます。 これらのアイテムは、.zip ファイルとしてダウンロードできます。 デフォルトでは、これらのアイテムには、そのユーザーだけがアクセス可能になっています。 これらのアイテムは、他のポータル メンバー、一般ユーザー、特定グループのメンバーと共有することができます。