解析履歴は、Web シーンで実行された解析を、成功した実行と失敗した実行を含めて追跡します。 実行した各解析の詳細情報を表示したり、以前使用したときと同じ設定で解析を再び開いたりできます。 解析履歴は、エラーのトラブルシューティング、前回の実行で使用された設定でのツールの再開、解析ワークフローの記録や共有に使用できます。 解析履歴は、共有された Web シーンを閲覧できるユーザーに表示されます。
Web シーンでツールを実行すると、[解析] ウィンドウの [履歴] にエントリが追加されます。
履歴のエントリ
履歴のエントリはそれぞれ、解析の実行に関する次のような詳細情報を保持しています。
- 入力、出力、その他のパラメーター設定。
- 環境設定。
- 解析の実行日時、解析の実行が完了した日時、実行時間。
- 消費されたクレジット数。
- 実行 ID (該当する場合)。 ほとんどの解析の実行に対応する一意な識別子。
- 解析の成否。
注意:
Web シーンを保存するときに、解析実行のステータスが保存されます。 最後に Web シーンを保存したときに解析が実行中である場合は、次にシーンを開いたときに更新されたステータスが表示されないことがあります。
- 情報、警告、エラー メッセージ。
- 作成されたアイテムへのリンク。
解析のキャンセル
実行中の解析をキャンセルするには、次の手順を実行します。
- [デザイナー] ツールバーで [解析] をクリックします。
- [履歴] をクリックします。
- [キャンセル] をクリックします。
キャンセルを確定するかどうかを確認するダイアログ ボックスが表示されます。
- キャンセルする場合は、[解析のキャンセル] をクリックします。 解析を続行するには、[続行] をクリックします。
すべての解析がキャンセルできるわけではありません。 キャンセルできない解析には、キャンセル ボタンの代わりに情報アイコン が表示されます。
履歴の管理
保存した Web シーンを後で開いて作業を続行する場合、プロジェクトで以前に実行した解析を解析履歴で使用できます。 任意の解析履歴アイテムに対して、次の操作を行えます。
- 詳細の表示 - メッセージ、入出力、解析実行パラメーター、解析実行時間、クレジットを表示します。
- 解析実行の再開 - パラメーターが設定された状態でツールを再度開きます。
- 解析の実行を履歴から削除 - 履歴から履歴エントリを削除します。 結果レイヤーと出力は削除されません。
解析の詳細の表示
解析の詳細には、正常な実行から作成された結果レイヤー、エラーのトラブルシューティングに使用できるメッセージ、解析パラメーターのサマリーなど、解析の各実行に関する情報が格納されています。
解析の詳細を表示するには、次の手順を実行します。
- [デザイナー] ツールバーで [解析] をクリックします。
- [履歴] をクリックします。
Web シーンから成功した実行と失敗した実行がすべてリストされます。 個々の解析の実行に関する詳細を確認できます。
- [オプション] をクリックします。
- [詳細の表示] をクリックします。
解析が正常に実行されると、解析の詳細が [結果] タブに表示されます。 解析が正常に実行されなかった、またはキャンセルされた場合は、解析の詳細は [メッセージ] タブに表示されます。
- [結果] タブをクリックします。
[結果] タブには、選択された解析実行の結果レイヤーが表示されます。 必要に応じて、[結果] タブを使用し、結果レイヤーへのズーム、結果テーブルの表示、レイヤー、テーブルのシーンへの追加、アイテム ページを表示できます。
- [メッセージ] タブをクリックします。
[メッセージ] タブには、解析の実行日、実行時間、成功した実行に対して消費されたクレジット数、失敗した実行のエラー メッセージに関する情報が表示されます。
- [パラメーター] タブをクリックします。
[パラメーター] タブには、解析の実行に使用された構成のサマリーが表示されます。
入力パラメーター値の中には、次のように、ツール ウィンドウとまったく同じように表示されないものもあります。
- 別のレイヤーの処理範囲を使用すると、レイヤー URL は表示されません。 代わりに、指定したレイヤーの範囲値が表示されます。
- 表示範囲から生成した処理範囲を使用すると、解析の実行時点の表示範囲の範囲値が表示されます。
- 別のレイヤーの出力空間参照を使用すると、レイヤー URL は表示されません。 代わりに、指定したレイヤーの空間参照が表示されます。
- 一部のパラメーターには、入力値の JSON 表現やリスト表現が表示されます。
解析の実行の再開
解析実行を再開するには、次の手順を実行します。
- [デザイナー] ツールバーで [解析] をクリックします。
- [履歴] をクリックします。
- [オプション] をクリックします。
- [ツールを開く] をクリックします。
ツール ウィンドウには、解析の実行時に使用された構成が表示されます。
注意:
ツールを再実行するには、新しい出力名を指定する必要があります。
入力レイヤーにフィルターを適用したツールを開くと、その解析を再実行するとフィルターは反映されなくなります。 解析は、シーン内のフィルターに現在適用されているフィルターのみを反映します。
シーンが共有されているが、ツールを再実行するために必要な権限やライセンスがない場合は、解析履歴から再度開くことはできません。 同様に、実行するために特定の権限やライセンスが必要なパラメーターを持つツールもあります。 これらのツールを再度開くことはできますが、パラメーターは自分が権限を持つ値に設定されます。
解析の実行の削除
解析履歴から解析の実行を削除するには、次の手順を実行します。
- [デザイナー] ツールバーで [解析] をクリックします。
- [履歴] をクリックします。
- [オプション] をクリックします。
- [削除] をクリックします。
解析の実行が解析履歴から削除されます。
履歴の保存
Web シーンを保存すると、履歴が保存されます。
解析の実行中にシーンを保存すると、その解析実行のステータスは進行中として保存されます。 誤った状態になるのを防ぐため、解析実行が完了してからシーンを保存します。
解析の共有
Web シーンを保存すると、履歴も一緒に保存されます。 履歴を含む Web シーンを共有すると、ユーザーは履歴の詳細を表示し、パラメーターを再度開けるようになります。
Web シーンをすべての人に共有すると、組織外のユーザーも履歴を表示できるようになります。
ツールを実行するために必要な権限やライセンスがない場合は、再度開くことはできません。
実行するために特定の権限やライセンスが必要なパラメーターを持つツールもあります。 これらのツールを再度開くことはできますが、パラメーターは自分が権限を持つ値に設定されます。