このドキュメントでは、CAD (コンピューター支援設計) や GIS の文脈においてなじみのない、あるいは別の意味を持つ用語を使用します。 以下の定義では、このような用語やそれらの用途について説明します。
CAD レイヤー
CAD ドローイング ファイルのコンポーネントです。 ドローイングには、名前付きの層として視覚化される、さまざまなタイプおよびスタイルのエンティティやエレメントのコレクションが含まれます。 レイヤーには、通常は、表示設定、色、アノテーション、その他の視覚的特性などのプロパティが含まれます。 CAD ドローイングのレイヤーは、AutoCAD のレイヤー プロパティ マネージャー ウィンドウにリストされます。
閉じた形状
フロア プラン ドローイングにおいて、ユニットまたはその他のスペースの周辺にギャップのない境界を形成する、1 つ以上の CAD エンティティ。 ここでは、線画の [Closed] プロパティが false であっても、CAD 線画は閉じた形状を形成することがあります。
構成
検証に含まれる、ドローイング内の情報を指定します。
エンティティ
ポイント、ライン、テキストなど、ドローイングのレイヤー内にある基本的なコンポーネント オブジェクトを示すために使用される汎用的な用語。通常は、グラフィック表現で使用されます。
フィーチャ レイヤー
単一のジオメトリ タイプ (ラインやポリゴンなど) や属性データで構成されるフィーチャを含む GIS データのレイヤー。 ArcGIS for AutoCAD のフィーチャ レイヤーは、CAD レイヤー、色、その他の CAD プロパティに基づき、関与する CAD エンティティを定義します。
ユニット
部屋、廊下、またはフロア プラン内で通過可能なその他のスペース。 フィートやメートルなど、計測単位と混同しないこと。
ユニット境界
ユニットの境界を定義する線画。 通常、ユニット境界は、壁、ドア、窓を表すエンティティの組み合わせで定義されます。 閉じたポリライン エンティティがユニット境界を定義することもあります。
ユニット名
施設のレベル (フロア) のユニットを一意に識別する値。 この値は TEXT または MTEXT エンティティに格納するか、ブロック属性として格納されます。
ユニット使用タイプ
ユニットの用途を説明する文字列の値 (Office、Hallway、Conference Room など)。 この値は TEXT または MTEXT エンティティに格納するか、ブロック属性として格納されます。
検証
ArcGIS Indoors にインポートする際に、CAD フロア プラン ドローイングに含まれるジオメトリやアノテーション情報がデータ品質に影響を与えないかどうかを確認すること。