編集を適用したら、Web シーン レイヤーを再構築し、レコードのシステムに保存された変更を反映する必要があります。 キャッシュ全体を再構築するか、一部更新を行うか、変更した属性のみを更新するかの選択肢があります。
シーン レイヤーの大部分を編集している場合は、完全な更新を実行します。 たとえば、3D オブジェクト シーン レイヤーで都市の複数の地区を追加した場合は、完全な更新を実行します。 一部更新を行う場合は、変更したフィーチャのみがシーン レイヤーで更新されます。 これによって、更新されたキャッシュを作成するためにかかる時間は短縮されますが、時間の経過とともにシーン レイヤーのキャッシュのバランスが崩れ、ArcGIS クライアントで描画パフォーマンスに問題が生じることがあります。 フィーチャを変更し、できるだけ早くユーザーがシーン レイヤーを使用できるようにするには、一部更新を使用します。 一部更新を複数回使用した後、キャッシュ全体を再構築し、Web シーン レイヤーのバランスが正常にとれており、適切に動作することを確認します。 シーン レイヤーのすべての属性を変更したが、ジオメトリを変更していない場合は、属性の更新を行います。 属性のみが変更され、Web シーン レイヤーのキャッシュはバランスのとれた状態を保ちます。 一般的なシナリオは、ビルディング シーン レイヤーがあり、すべてのカテゴリ レイヤーに対して、あるフィールドの属性を更新する必要がある場合です。
注意:
一部更新は、ArcGIS Enterprise 10.7 以降の 3D オブジェクト シーン レイヤーでのみ使用できます。
ArcGIS Online で Web シーン レイヤーのキャッシュを再構築する場合、クレジットが消費されます。 クレジットの詳細については、「クレジットの概要」をご参照ください。
Web シーン レイヤーを再構築するには、次の手順に従います。
- ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise で Web シーン レイヤーのアイテム詳細ページを開きます。
- [設定] タブの [キャッシュの管理] をクリックします。
[キャッシュの管理] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [キャッシュの管理] ダイアログ ボックスで [完全キャッシュ] を選択してレイヤーを再構築するか、[一部更新] を選択して修正されたフィーチャのみを更新するか、[属性の更新] を選択して属性のみを更新します。
- キャッシュを再構築するレイヤーを選択します。
- [キャッシュの再構築] をクリックします。
関連するフィーチャ レイヤーに保存されたすべての編集内容が Web シーン レイヤーの一部になり、Web シーン レイヤーにアクセスできるすべてのユーザーが表示できるようになりました。