廃棄物収集解析は、歩道の脇に出された家庭ごみを収集し、埋立地または中継所に廃棄する複数の車両を対象に設計された、使用例に特化した VRP (配車ルート) アルゴリズムです。 特定の収集日にすべての世帯から収集する単一の地区の計画を目的としています。
廃棄物収集解析は、自治体で廃棄物の収集が必要な世帯 (ストップ) に対して、その場所を収集するトラック (ルート) と、訪問する順序を決定します。 目的は、地理的に密集したルートを生成することで、各ストップを最適な形で巡回し、複数車両の全体的な運用コストを最小限に抑えることにあります。
Network Analyst の配車ルート解析と廃棄物収集解析のどちらを使用しても、複数車両が顧客の場所で収集し、必要に応じて車両を空にする作業を 1 日中実施することができます。 配車ルート解析は柔軟性が高く、さまざまな制約をモデル化できますが、この柔軟性によってアルゴリズムも制限されます。 廃棄物収集解析は制約のサブセットをサポートしますが、これらの機能は、品質とパフォーマンスに優れた家庭の廃棄物収集を対象としています。
注意:
廃棄物収集解析の最小要件は、1 つのストップ、1 つの拠点、1 つのルートです。 各ストップ、拠点、ルートには、一意な名前が必要です。 各ルートには開始時刻と最大合計時間が必要で、これらはルート フィーチャクラスで StartTime および MaxTotalTime 属性を使用して指定できます。 また、これら 2 つの値は、[廃棄物収集レイヤー] タブの [デフォルトのルート開始時刻] および [最大合計時間] レイヤー プロパティとして指定することもできます。 さらに、ルートに Start Depot Name および End Depot Name フィールドを指定する必要があります。 同様に、収集モードはストップごとに必要で、ストップ フィーチャクラスの CollectionMode 属性を使用するか、[廃棄物収集レイヤー] タブの [収集モード] レイヤープロパティを指定することで指定できます。注意:
特に、廃棄物収集解析の移動設定にはご注意ください。 移動設定をする際は、ごみ収集車に独自の要件があることを考慮する必要があります。 これらの決定は、住宅地の場所に到達可能かどうかに影響を与える可能性があります。
Stops
ストップ フィーチャクラスは、廃棄物収集解析レイヤーに含まれるストップを格納します。 これらは、ごみ、リサイクル、庭ごみなどの廃棄物が収集される住宅地の場所です。
ストップでは、庭のごみと紙類など、2 つの異なる分別ごみの収集量を同時にトラッキングすることができます。 これらの 2 つの分別ごみは、その場所にあるごみ容器の数、廃棄物の重量、または廃棄物の体積別にトラッキングすることができます。
廃棄物の収集作業を完了するのに必要な時間であるサービス時間を、ストップに設定することができます。 サービス時間は、すべてのストップで同じ時間に指定することも、ストップごとに異なる時間に指定することもできます。 たとえば、2 つのごみ容器があるストップと 1 つのごみ容器があるストップでは、収集に 2 倍の時間がかかる可能性があります。
各世帯のストップを個別にモデル化することもできますが、内部的には、道路のエッジ全体が同じルートで収集が行われるよう、エッジ単位に集約されます。 収集エッジの詳細については、「収集エッジ」をご参照ください。 これは、ストップを事前にルートに割り当て、ストップ レベルで収集モードを調整する場合に特に重要です。
ストップ: 入力フィールド
次の表に、ストップ フィーチャクラスの入力フィールドの説明を示します。
入力フィールド | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
Name | ストップの名前。 これは必須フィールドです 名前は、一意でなければなりません。 ストップ名では大文字と小文字が区別されます。また、ストップが解析処理から除外される場合でも、ストップ名は空白のままにしないでください。 | テキスト |
ServiceTime | ルートが、ネットワーク ロケーションを訪れたときの滞在時間。つまり、ネットワーク ロケーションのインピーダンス値。 0 または NULL 値は、ネットワーク ロケーションでサービス時間が必要ないことを表します。 このフィールドの値の単位は、解析レイヤーの [時間単位] プロパティで指定します。 | Double |
Bins_1 | このネットワーク ロケーションで収集する分別 1 のごみ容器の数。 | Double |
Weight_1 | このネットワーク ロケーションで収集する分別 1 の廃棄物の物理的な重量。 すべての重量フィールドで同じ単位を使用している限り、この値には任意の重量単位を使用できます。 | Double |
Volume_1 | このネットワーク ロケーションで収集する分別 1 の廃棄物の体積。 すべての体積フィールドで同じ単位を使用している限り、この値には任意の体積単位を使用できます。 | Double |
Bins_2 | このネットワーク ロケーションで収集する分別 2 のごみ容器の数。 | Double |
Weight_2 | このネットワーク ロケーションで収集する分別 2 の廃棄物の物理的な重量。 すべての重量フィールドで同じ単位を使用している限り、この値には任意の重量単位を使用できます。 | Double |
Volume_2 | このネットワーク ロケーションで収集する分別 2 の廃棄物の体積。 すべての体積フィールドで同じ単位を使用している限り、この値には任意の体積単位を使用できます。 | Double |
CollectionMode | その場所を、道路の両側を同時に巡回する車両で収集するのか、道路の両側を別々の巡回で収集する車両で収集するのかを指定します。 次の値を使用できます (括弧内のコードではなく、名前を使用してください)。
このフィールド、またはレイヤー プロパティの [収集モード] を設定する必要があります。 このフィールドを NULL のままにすると、[収集モード] がストップに使用されます。 道路のエッジ上のすべてのストップには、同じ CollectionMode 値を設定する必要があります。 | Long |
AnchorRule | ストップのアンカー ルール (ルートの最初または最後のストップに設定する必要があることを示すルール) を指定します。 次の値を使用できます (括弧内のコードではなく、名前を使用してください)。
ストップが特定のルートに追加で制約される場合、AssignmentRule フィールドを使用して制御できます。 「収集エッジ」が最初/最後に収集される必要があることを示すには、そのエッジ上にストップが 1 つあれば十分です。 収集エッジ上の複数のストップが最初/最後のストップであることを示している場合、それらは一致している必要があります。 | Long |
AssignmentRule | ストップをルートに割り当てるためのルールを指定します。 次の値を使用できます (括弧内のコードではなく、名前を使用してください)。
「収集エッジ」が割り当てルールに従う必要があることを示すには、そのエッジ上にストップが 1 つあれば十分です。 収集エッジ上の複数のストップが割り当てルールを指定している場合、それらは一致している必要があります。 | Long |
ストップ: 入力/出力フィールド
次の表に、ストップ フィーチャクラスの入力/出力フィールドの説明を示します。
入力/出力フィールド | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
RouteName |
ネットワーク ロケーションが割り当てられるルートの名前。 このフィールドを入力フィールドとして使用し、ストップを特定のルートに事前に割り当てておきます。 このフィールドは NULL 値を含むことができます。NULL 値の場合、ストップはどのルートにも事前に割り当てられず、解析機能がその場所に対して最適なルートの割り当てを決定します。 このフィールドを NULL に設定した場合は、順序フィールドも NULL に設定する必要があります。 RouteName フィールドは、ルート サブレイヤーの Name フィールドに対する外部キーです。 解析処理の後、場所のルートが解析されると、RouteName フィールドにはその場所が割り当てられるルートの名前が入ります。 | テキスト |
Sequence | 場所に割り当てられたルートでのその場所の順序。 入力フィールドとしてこのフィールドを使用して、ルート上での場所の相対的な順序を指定します。 このフィールドは NULL 値を含むことができます。NULL 値は、場所をルート上のどこにでも配置できることを示します。 順序を示す入力値は、負でない値であり、各ルートに対して一意です (リニューアル拠点およびストップの間で共有されます)。ただし、1 から開始する必要も連続している必要もありません。 解析処理の後、Sequence フィールドには、割り当てられたルート上での場所の順序の値が入ります。 ルートに対して出力される順序の値は、リニューアル拠点およびストップの間で共有されます。 順序は、ルートの最初のストップを示す 1 から開始されます。 | Long |
ネットワーク ロケーション フィールド
|
これらのフィールドを組み合わせて、オブジェクトが配置されているネットワーク上のポイントを表します。 |
|
ストップ: 出力フィールド
次の表に、ストップ フィーチャクラスの出力フィールドの説明を示します。
出力フィールド | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
Status |
ネットワーク上の位置を基準としたその地点のステータスと解析の結果を示します。 次の値を使用できます (括弧内のコードではなく、名前を使用してください)。
タイム ウィンドウが使用され、ルートが早く、または遅く到着する場合、値は (6) [タイム ウィンドウ違反] に変わります。 | Long |
| このフィールドは、制約違反のサマリーを含み、解析の実行後に設定されます。 各フィールドには、違反が 1 つ含まれます。 ストップに複数の違反が含まれる場合、次の ViolatedConstraint_* フィールドが使用されます。 次の値を使用できます (括弧内のコードではなく、名前を使用してください)。
注意:ルート解析されないストップの制約違反フィールドの値は、すべての違反を説明していることもあれば、そうでないこともあります。 ストップを検討対象から直ちに除外する必要があるほど違反が深刻である場合、解析機能はその処理を行い、そのストップについて他の違反が検出されないようにします。 違反が発生しても、それによってソリューションの生成が自動的に停止されない場合は、制約違反フィールドに違反が報告され、解析ではストップを引き続き検討対象とします。 そうした違反がさらに発生した場合は、制約違反フィールドに追加され、この追加処理は、該当するストップに対する解析プロセスが違反によって異常終了するか、問題の全体的なソリューションを解析で検出するまで継続されます。 | Long |
RouteLineID | 前のストップから現在のストップまでの移動距離。 このフィールド値の単位は、解析レイヤーの [距離単位] プロパティで指定します。 | Long |
拠点
拠点フィーチャクラスには、特定の廃棄物収集解析レイヤーに含まれる拠点が格納されます。
拠点とは、車両が就業日の初めに出発し、就業日の終わりに戻ってくる場所です。 廃棄物収集解析では、ルートはすべて同じ拠点の場所で開始し、同じ拠点の場所で終了する必要があります。 ただし、開始拠点と終了拠点には異なる場所を指定できます。
拠点: 入力フィールド
次の表に、拠点フィーチャクラスの入力フィールドの説明を示します。
入力フィールド | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
Name | 拠点の名前。 これは必須フィールドです。 ルート サブレイヤーの StartDepotName フィールドと EndDepotName フィールドは、ここで指定した名前を参照します。 拠点の名前では大文字と小文字が区別されます。また、空白以外の一意の値にする必要があります。 | テキスト |
拠点: 入力/出力フィールド
次の表に、拠点フィーチャクラスの入力/出力フィールドの説明を示します。
入力/出力フィールド | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
ネットワーク ロケーション フィールド
|
これらのフィールドを組み合わせて、オブジェクトが配置されているネットワーク上のポイントを表します。 |
|
拠点: 出力フィールド
次の表に、拠点フィーチャクラスの出力フィールドの説明を示します。
出力フィールド | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
Status |
ネットワーク上の位置を基準としたその地点のステータスと解析の結果を示します。 次の値を使用できます (括弧内のコードではなく、名前を使用してください)。
タイム ウィンドウが使用され、ルートが早く、または遅く到着する場合、値は (6) [タイム ウィンドウ違反] に変わります。 | Long |
ルート
ルート フィーチャクラスには、車両や運転手の特性を示すルートが格納されます。
ルートには開始時刻と最大作業時間を指定する必要があり、必要に応じて、開始拠点および終了拠点のサービス時間、運用上の制約、車両の容量、運転手の就業日に関するさまざまな制約を指定することもできます。
注意:
廃棄物収集解析は、指定されたすべてのルートに均等に作業を配分するのではなく、使用されるルートの数を最小限に抑えようとします。
ルート: 入力フィールド
次の表に、ルート フィーチャクラスの入力フィールドの説明を示します。
フィールド | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
Name | ルートの名前。 これは必須フィールドです。 このフィールドは主キーです。ストップ サブレイヤー、ルート ライン サブレイヤー、ルート リニューアル サブレイヤー、リニューアル拠点サブレイヤーでは、外部キーとして使用されます。 ルートの名前では大文字と小文字が区別されます。また、ルートが解析の対象から除外される場合でも、ルートの名前は空白のままにしないでください。 名前は、一意でなければなりません。 | テキスト |
StartDepotName | ルートの開始拠点の名前。 このフィールドは、拠点サブレイヤーの Name フィールドに対する外部キーです。 これは必須フィールドです。 | テキスト |
EndDepotName | ルートの終了拠点の名前。 このフィールドは、拠点サブレイヤーの Name フィールドに対する外部キーです。 これは必須フィールドです。 | テキスト |
StartDepotServiceTime | 開始拠点でのサービス時間。 このフィールドを使用して、車両に荷物を積み込むのに要する時間をモデリングします。 このフィールドは、NULL 値を含むことができます。NULL 値は、サービス時間がゼロであることを示します。 このフィールドの値の単位は、解析レイヤーの [時間単位] プロパティで指定します。 開始拠点と終了拠点でのサービス時間は固定値で (StartDepotServiceTime および EndDepotServiceTime フィールドの値)、ルートの実際の積み込み時間は考慮されません。 たとえば、開始拠点で車両への積み込みにかかる時間は、ストップのサイズによって異なります。 拠点のサービス時間に満載の積荷または平均的な積荷に応じた値を割り当てるか、独自に時間の見積もりを行うことができます。 | Double |
EndDepotServiceTime | 終了拠点でのサービス時間。 このフィールドを使用して、車両から荷物を降ろすのに要する時間をモデリングします。 このフィールドは、NULL 値を含むことができます。NULL 値は、サービス時間がゼロであることを示します。 このフィールドの値の単位は、解析レイヤーの [時間単位] プロパティで指定します。 開始拠点と終了拠点でのサービス時間は固定値で (StartDepotServiceTime および EndDepotServiceTime フィールドの値)、ルートの実際の積み込み時間は考慮されません。 たとえば、開始拠点で車両への積み込みにかかる時間は、ストップのサイズによって異なります。 拠点のサービス時間に満載の積荷または平均的な積荷に応じた値を割り当てるか、独自に時間の見積もりを行うことができます。 | Double |
StartTime | ルートの開始時刻。 このフィールド、またはレイヤー プロパティの [デフォルトのルート開始時刻] を設定する必要があります。 このフィールドが NULL のままの場合、[デフォルトのルート開始時刻] に設定されたデフォルト値がルートに使用されます。 | Time Only |
MaxBins_1 | 車両を空にする必要が生じるまでに収集できる、分別 1 のごみ容器の最大数。 リニューアルを使用する場合、これは車両の容量に対する制約であり、ルートに対する制約ではありません。 この制限に達すると、ルートはリニューアル ロケーションを訪問し、車両を空にします。 運転手の就業時間に余裕がある場合、ルートはリニューアル拠点の後に引き続き収集を行います。 | Double |
MaxWeight_1 | 車両を空にする必要が生じるまでに収集できる、分別 1 の物理的な最大重量。 すべての重量フィールドで同じ単位を使用している限り、この値には任意の重量単位を使用できます。 リニューアルを使用する場合、これは車両の容量に対する制約であり、ルートに対する制約ではありません。 この制限に達すると、ルートはリニューアル ロケーションを訪問し、車両を空にします。 運転手の就業時間に余裕がある場合、ルートはリニューアル拠点の後に引き続き収集を行います。 | Double |
MaxVolume_1 | 車両を空にする必要が生じるまでに収集できる、分別 1 の最大体積。 すべての体積フィールドで同じ単位を使用している限り、この値には任意の体積単位を使用できます。 リニューアルを使用する場合、これは車両の容量に対する制約であり、ルートに対する制約ではありません。 この制限に達すると、ルートはリニューアル ロケーションを訪問し、車両を空にします。 運転手の就業時間に余裕がある場合、ルートはリニューアル拠点の後に引き続き収集を行います。 | Double |
MaxBins_2 | 車両を空にする必要が生じるまでに収集できる、分別 2 のごみ容器の最大数。 リニューアルを使用する場合、これは車両の容量に対する制約であり、ルートに対する制約ではありません。 この制限に達すると、ルートはリニューアル ロケーションを訪問し、車両を空にします。 運転手の就業時間に余裕がある場合、ルートはリニューアル拠点の後に引き続き収集を行います。 | Double |
MaxWeight_2 | 車両を空にする必要が生じるまでに収集できる、分別 2 の物理的な最大重量。 すべての重量フィールドで同じ単位を使用している限り、この値には任意の重量単位を使用できます。 リニューアルを使用する場合、これは車両の容量に対する制約であり、ルートに対する制約ではありません。 この制限に達すると、ルートはリニューアル ロケーションを訪問し、車両を空にします。 運転手の就業時間に余裕がある場合、ルートはリニューアル拠点の後に引き続き収集を行います。 | Double |
MaxVolume_2 | 車両を空にする必要が生じるまでに収集できる、分別 2 の最大体積。 すべての体積フィールドで同じ単位を使用している限り、この値には任意の体積単位を使用できます。 リニューアルを使用する場合、これは車両の容量に対する制約であり、ルートに対する制約ではありません。 この制限に達すると、ルートはリニューアル ロケーションを訪問し、車両を空にします。 運転手の就業時間に余裕がある場合、ルートはリニューアル拠点の後に引き続き収集を行います。 | Double |
OvertimeStartTime | 規定労働時間の長さで、この時間を超過すると規定外労働時間の計算が開始されます。 このフィールドは、NULL 値を含むことができます。NULL 値は、規定外労働時間が適用されないことを示します。 このフィールドの値の単位は、解析レイヤーの [時間単位] プロパティで指定します。 たとえば、合計ルート所要時間が 8 時間を上回るときに、運転手に規定外労働賃金を支払う必要がある場合は、OvertimeStartTime に 480 (8 時間 × 60 分) と指定し、時間単位を分に設定します。 OvertimeStartTime 値はゼロより大きく、MaxTotalTime の値未満でなければなりません。 | Double |
MaxTotalTime | ルートの最大許容所要時間。 ルートの所要時間には、移動時間に加えて、ストップ、拠点、リニューアルでのサービス時間および待ち時間も含まれます。 このフィールド、またはレイヤー プロパティの [最大合計時間] を設定する必要があります。 このフィールドを NULL のままにすると、[最大合計時間] プロパティに設定されたデフォルト値がルートに使用されます。 このフィールドの値の単位は、解析レイヤーの [時間単位] プロパティで指定します。 | Double |
MaxTotalDistance | ルートへの最大許容移動距離。 このフィールドは、NULL 値を含むことができます。NULL 値は、最大許容移動距離に制約がないことを示します。 このフィールド値の単位は、解析レイヤーの [距離単位] プロパティで指定します。 | Double |
AssignmentRule | 解析時にルートを使用できるかどうかを指定します。 このフィールドは、次に示す値によって制約されます (括弧内のコードではなく、名前を使用してください)。
| Long |
ルート: 出力フィールド
次の表に、ルート フィーチャクラスの出力フィールドの説明を示します。
出力フィールド | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
ObjectID | フィーチャのオブジェクト ID。 | ObjectID |
| ルートが違反した制約について説明します。 制約について、以下に説明します。
| Long |
StopCount | このルートがサービス提供するストップの数。 | Long |
RenewalCount | このルートに必要なリニューアル拠点の数。 | Long |
TotalBins_1 | このルートがサービス提供する分別 1 のごみ容器の最大数。 | Double |
TotalWeight_1 | このルートで収集される分別 1 の廃棄物の物理的な合計重量。 | Double |
TotalVolume_1 | このルートで収集される分別 1 の廃棄物の合計体積。 | Double |
TotalBins_2 | このルートがサービス提供する分別 2 のごみ容器の最大数。 | Double |
TotalWeight_2 | このルートで収集される分別 2 の廃棄物の物理的な合計重量。 | Double |
TotalVolume_2 | このルートで収集される分別 2 の廃棄物の合計体積。 | Double |
TotalTime | 合計ルート所要時間。 これには、移動時間に加えて、ストップ、リニューアル、開始拠点、終了拠点でのサービス時間と待ち時間も含まれます。 この値の単位は、解析レイヤーの [時間単位] プロパティで指定します。 これには、移動時間に加えて、ストップ、拠点、リニューアルのサービス時間も含まれます。 | Double |
TotalTravelTime | ルートの合計移動時間。 この値の単位は、解析レイヤーの [時間単位] プロパティで指定します。 | Double |
TotalStopServiceTime | ルート上のすべてのストップで費やされる合計サービス時間。 この値の単位は、解析レイヤーの [時間単位] プロパティで指定します。 | Double |
TotalDistance | ルートの合計移動距離。 値の単位は、解析レイヤーの [距離単位] プロパティで指定します。 | Double |
EndTime | ルートの終了時刻。 ルートは、終了拠点でのサービス完了時に終了します。 この終了時間には、解析が最適化の際に使用した移動時間が反映されます。 | Time Only |
更新
リニューアル フィーチャクラスには、特定の廃棄物収集解析レイヤーに含まれるリニューアルが格納されます。
リニューアルは、埋立地または中継所など、車両を空にしてルートが引き続き収集を行えるようにする場所です。 リニューアルを使用する場合、拠点に戻る前の就業日の最後にその場所を巡回します。 廃棄物収集解析では、各ルートは 1 つのリニューアル ロケーションに割り当てられる必要があります。 分別 1 および 2 に対して異なるリニューアル ロケーションを巡回することは、まだサポートされていません。
リニューアル: 入力フィールド
次の表に、リニューアル フィーチャクラスの入力フィールドの説明を示します。
入力フィールド | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
Name | リニューアルの名前。 このフィールドは主キーです。RouteRenewals サブレイヤーおよび RenewalVisits サブレイヤーでは、外部キーとして使用されます。 リニューアルの名前では大文字と小文字が区別されます。また、空白以外の一意の値にする必要があります。 | テキスト |
Fraction | このリニューアル ロケーションが受け付ける分別を指定します。 これはまだサポートされていません。 NULL 以外の値が指定された場合は無視され、リニューアル ロケーションでは分別がまだサポートされていないことを示す警告が表示されます。 | Long |
リニューアル: 入力/出力フィールド
次の表に、リニューアル フィーチャクラスの入力/出力フィールドの説明を示します。
入力/出力フィールド | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
ネットワーク ロケーション フィールド
|
これらのフィールドを組み合わせて、オブジェクトが配置されているネットワーク上のポイントを表します。 |
|
リニューアル: 出力フィールド
次の表に、リニューアル フィーチャクラスの出力フィールドの説明を示します。
出力フィールド | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
Status |
ネットワーク上の位置を基準としたその地点のステータスと解析の結果を示します。 次の値を使用できます。
タイム ウィンドウが使用され、ルートが早く、または遅く到着する場合、値は (6) [タイム ウィンドウ違反] に変わります。 | Long |
RouteRenewals
ルート リニューアル テーブルは、廃棄物収集解析レイヤー内のルートが巡回して車両を空にできるリニューアル ロケーションを指定します。
ルート リニューアルは、巡回できるリニューアル ロケーションとルートを関連付けます。 特に、ルート リニューアル解析オブジェクトは、ルート オブジェクトをリニューアル オブジェクトにリンクします。 このリレーションシップは、関連付けられたリニューアル ロケーションでルートを空にできることを示します。
ルート リニューアルで作業するときには、次のルールとオプションを考慮します。
- リニューアル ロケーションは、開始拠点または終了拠点とは異なる可能性があります。
- 各ルートは、リニューアル ロケーションを 1 つだけ持つことができます。
- リニューアル ロケーションは、1 つのルートで最大 3 回使用することができます。
- リニューアル ロケーションが指定されている場合、拠点に戻る前の就業日の最後にその場所を巡回します。
RouteRenewals: 入力フィールド
次の表に、RouteRenewals テーブルの入力フィールドの説明を示します。
入力フィールド | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
RouteName | このリニューアルが適用されるルートの名前。 このフィールドは、NULL 値を含むことができません。ルート サブレイヤーの Name フィールドに対する外部キーとなります。 | テキスト |
RenewalName | トラックから廃棄物を降ろすことができるリニューアルの名前。 このフィールドは、NULL 値を含むことができません。リニューアル サブレイヤーの Name フィールドに対する外部キーとなります。 | テキスト |
ServiceTime | ルートが、ネットワーク ロケーションを訪れたときの滞在時間。つまり、ネットワーク ロケーションのインピーダンス値。 0 または NULL 値は、ネットワーク ロケーションでサービス時間が必要ないことを表します。 この値の単位は、解析レイヤーの [時間単位] プロパティで指定します。 リニューアル拠点で車両から廃棄物を降ろすのにかかる時間は、車両のサイズと、車両にどれくらい廃棄物が積まれているかに左右される場合があります。 ただし、ルート リニューアルのサービス時間は固定値であり、実際の積荷を考慮に入れません。 したがって、リニューアル サービス時間には、満載の積荷の場合のサービス時間、平均的な積荷の場合の時間、または別の時間評価による値を指定してください。 | Double |
RenewalVisits
リニューアル拠点は、ルートがリニューアル ロケーションを訪問し、車両を空にするたびに作成されます。 リニューアルで車両から降ろされた廃棄物の量は、リニューアル拠点のプロパティに記録されます。 廃棄物収集問題ソリューションの解釈に役立つ追加情報も含められます。
ルートのストップとリニューアルの順序を完全に定義する場合は、ストップ サブレイヤーの AssignmentRule フィールドを [ルートと関連する順序を保持] に設定し、RenewalVisits サブレイヤーの行の RouteName、RenewalName、Sequence フィールドに値を設定します。 ルートあたりのリニューアル拠点は 3 個までしかサポートされていません。 それ以上の数を指定した場合、解決が失敗します。
RenewalVisits: 入力/出力フィールド
次の表に、リニューアル拠点テーブルの入力/出力フィールドの説明を示します。
入力/出力フィールド | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
RouteName | このリニューアルが適用されるルートの名前。 このフィールドは、NULL 値を含むことができません。ルート サブレイヤーの Name フィールドに対する外部キーとなります。 | テキスト |
RenewalName | トラックから廃棄物が降ろされたリニューアルの名前。 このフィールドは、NULL 値を含むことができません。リニューアル サブレイヤーの Name フィールドに対する外部キーとなります。 | テキスト |
Sequence | ルートに沿って巡回したリニューアルの順序。 | Long |
RenewalVisits: 出力フィールド
フィールド | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
ObjectID | フィーチャのオブジェクト ID。 | ObjectID |
ArriveTime | リニューアルへの到着時刻。 | Time Only |
DepartTime | リニューアルからの出発時刻。 | Time Only |
UnloadedBins_1 | リニューアルで降ろされた分別 1 に対して収集されたごみ容器の数。 | Double |
UnloadedWeight_1 | リニューアルで降ろされた分別 1 の廃棄物の物理的な重量。 | Double |
UnloadedVolume_1 | リニューアルで降ろされた分別 1 の廃棄物の体積。 | Double |
UnloadedBins_2 | リニューアルで降ろされた分別 2 に対して収集されたごみ容器の数。 | Double |
UnloadedWeight_2 | リニューアルで降ろされた分別 2 の廃棄物の物理的な重量。 | Double |
UnloadedVolume_2 | リニューアルで降ろされた分別 2 の廃棄物の体積。 | Double |
RouteLines
ルート ラインは、ネットワークを通ってストップを巡回するパスについて説明します。 これらのラインは、各セグメントに対して収集が目的か、次の場所への移動が目的かを指定します。
注意:
これは出力専用のネットワーク解析サブレイヤーです。 ルート ラインは、解析操作の間に限って作成されるため、解析プロセスの実行前には、サブレイヤーは常に空です。
RouteLines: 出力フィールド
ルート ライン フィーチャクラスの出力フィールドの説明を、次の表に示します。
フィールド名 | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
ObjectID | フィーチャのオブジェクト ID。 | ObjectID |
RouteName | このルート セグメントに関連付けられているルートの名前。 RouteName フィールドは、ルート サブレイヤーの Name フィールドに対する外部キーです。 | テキスト |
CollectionSequence | ルートの収集セグメントの順序。 | Long |
Activity | 運転手がルート セグメントを通過中にごみ容器を収集したかどうかを示します。 制約について、以下に説明します。
| Long |
ArriveTime | ルートがこのルート セグメントの通過を開始した時刻。 時刻は、開始拠点の場所の現地時間で表示されます。 | Time Only |
DepartTime | ルートがこのルート セグメントの通過を終了した時刻。 時刻は、開始拠点の場所の現地時間で表示されます。 収集セグメントでは、出発時刻にこのルート セグメントで巡回するストップのサービス時間も含まれます。 ただし、軸セグメントでは、リニューアルまたは拠点でのサービス時間は含まれません。これは、その場所でサービス時間が考慮され、ルート セグメントでは考慮されないためです。 | Time Only |
StopCount | このルート セグメントで廃棄物を収集するストップの数。 廃棄物を収集しない場合は、NULL になります。 | Long |
Bins_1 | このルート セグメントで収集する分別 1 のごみ容器の数。 ルートが廃棄物を収集せずにこのルート セグメントを通過する場合、このフィールドは NULL になります。 | Double |
Weight_1 | このルート セグメントで収集する分別 1 の廃棄物の物理的な重量。 ルートが廃棄物を収集せずにこのルート セグメントを通過する場合、このフィールドは NULL になります。 | Double |
Volume_1 | このルート セグメントで収集する分別 1 の廃棄物の体積。 ルートが廃棄物を収集せずにこのルート セグメントを通過する場合、このフィールドは NULL になります。 | Double |
Bins_2 | このルート セグメントで収集する分別 2 のごみ容器の数。 ルートが廃棄物を収集せずにこのルート セグメントを通過する場合、このフィールドは NULL になります。 | Double |
Weight_2 | このルート セグメントで収集する分別 2 の廃棄物の物理的な重量。 ルートが廃棄物を収集せずにこのルート セグメントを通過する場合、このフィールドは NULL になります。 | Double |
Volume_2 | このルート セグメントで収集する分別 2 の廃棄物の体積。 ルートが廃棄物を収集せずにこのルート セグメントを通過する場合、このフィールドは NULL になります。 | Double |
ReportGrouping | レポート内の RouteLine をグループ化して、各グループの拡大マップを表示できるようにするために使用します。 ソリューションには関連しません。 | Long |
ポイント バリア、ライン バリア、ポリゴン バリア
バリアは、ネットワークの一部を一時的に制限したり、ネットワークの一部にインピーダンスを追加したり、インピーダンスの値を増減したりします。 新しいネットワーク解析レイヤーが作成されるとき、バリア クラスは空です。 バリア クラスは、オブジェクトを追加するときにだけ設定されます。ただし、バリアの追加は必須ではありません。
バリアはすべてのネットワーク解析レイヤーで使用できます。これらについては別のトピックで説明します。
廃棄物収集解析レイヤーのプロパティ
解析レイヤーで設定できるパラメーターを以下に示します。 これらは [廃棄物収集レイヤー] タブにあり、[コンテンツ] ウィンドウで廃棄物収集解析レイヤーまたはそのサブレイヤーのいずれか 1 つが選択されている場合のみ使用できます。

解析
[実行] ツールを使用して、廃棄物収集レイヤーの解析を実行します。
実行
入力フィーチャを読み込み、解析プロパティを設定したら、[実行] ボタンをクリックして、解析を実行します。 ネットワーク解析レイヤーが、ローカルのネットワーク データ ソースを参照していることを示します。
入力データ
[入力データ] セクションのオプションを使用すると、入力フィーチャをインポートして、解析に参加できます。

ストップのインポート
[ストップのインポート] ボタン をクリックすると、ポイント フィーチャ レイヤーなどの別のデータ ソースから、ストップ フィーチャクラスにフィーチャを読み込めます。
拠点のインポート
[拠点のインポート] ボタン をクリックすると、ポイント フィーチャ レイヤーなどの別のデータ ソースから拠点フィーチャクラスにフィーチャを読み込みます。
ルートのインポート
ドロップダウン リストで、ルートのインポートまたはルートの追加を行えます。
注意:
デフォルトでは、[ルートのインポート] ツールがリボンに表示されます。 ドロップダウン メニューから [ルートの追加] を選択すると、選択したツールがリボンに表示されます。
- [ルートのインポート]
- このオプションを使用すると、ライン フィーチャ レイヤーやスタンドアロン テーブルなどの別のデータ ソースからルート フィーチャクラスにフィーチャを読み込めます。
- [ルートの追加]
- このオプションを使用すると、配車ルートの追加ジオプロセシング ツールを使用して複数のルートを一括で作成できます。
バリアのインポート
[ポイント バリアのインポート] 、[ライン バリアのインポート]
、または [ポリゴン バリアのインポート]
の各ボタンを使用すると、別のフィーチャ レイヤーなどの別のデータ ソースから、バリア フィーチャクラス (ポイント バリア、ライン バリア、またはポリゴン バリア) の 1 つにフィーチャを読み込みます。
リニューアルのインポート
ドロップダウン リストから、リニューアル、ルート リニューアル、またはリニューアル拠点をインポートできます。
注意:
デフォルトでは、[リニューアルのインポート] ツールがリボンに表示されます。 ドロップダウン メニューからその他のツールを選択すると、選択したツールがリボンに表示されます。
- [リニューアルのインポート] - このツールを使用すると、ポイント フィーチャクラスなどの別のデータ ソースから、リニューアル サブレイヤーにフィーチャを読み込めます。
- [ルート リニューアルのインポート] - このツールを使用すると、フィーチャクラスやスタンドアロン テーブルなどの別のデータ ソースから、ルート リニューアル テーブルにフィーチャを読み込めます。
- [リニューアル拠点のインポート] - このツールを使用すると、ポイント フィーチャクラスなどの別のデータ ソースから、リニューアル拠点サブレイヤーにフィーチャを読み込めます。
フィーチャの作成
[フィーチャ作成] ボタン を使用して、[フィーチャ作成] ウィンドウを開きます。 利用可能なテンプレートを選択して、現在のマップにフィーチャを作成します。
移動設定
[移動設定] セクションのオプションを使用すると、移動設定を指定できます。
モード
[モード] ドロップダウン リストを使用すると、「移動設定」を選択できます。移動モードは、歩行者、車、トラック、その他の移動モードの移動をまとめてモデリングする設定のグループです。 このドロップダウン リストで選択できる項目は、ネットワーク解析レイヤーが参照しているネットワーク データ ソースに対して構成されている移動設定によって異なります。
これは、ごみ収集車が、私道、交通規制区域、ゲートの通過など、自家用車には推奨されない道路を走行できることが多いため、廃棄物収集にとって特に重要です。 U ターン ポリシーでは、ごみ収集車は行き止まりの道路の端でのみ U ターンが許可されていることがよくあります。
注意:
廃棄物収集解析レイヤーには、時間ベースのインピーダンス属性を持つ移動設定のみが表示されます。 また、移動設定で行き止まりでの U ターンが許可されている必要があります。時間単位
解析レイヤーのサブレイヤーおよびテーブルの時間的なフィールドで使用される時間の単位です。 ドロップダウン リストから、次のオプションを選択できます。
- 秒
- 分
- 時間
- 日
距離単位
解析レイヤーのサブレイヤーおよびテーブルの距離的なフィールドで使用される距離の単位です。 ドロップダウン リストから、次のオプションを選択できます。
- メートル
- キロメートル
- フィート
- マイル
- 海里
- センチメートル
- ミリメートル
- デシメートル
- ヤード
- インチ
時間
[時間] セクションのオプションを使用すると、解析で使用する開始時刻を指定できます。
デフォルトのルート開始時刻
このプロパティは、ルートの開始時刻を定義します。 このプロパティを NULL のままにすると、ルート サブレイヤー内の各ルートに対して StartTime フィールドを設定する必要があります。
最大合計時間
このプロパティを使用して、ルートの最大許容所要時間を指定できます。 ルートの所要時間には、移動時間に加えて、ストップ、拠点、リニューアルでのサービス時間および待ち時間も含まれます。 このプロパティを NULL のままにすると、ルート サブレイヤー内の各ルートに対して MaxTotalTime フィールドを設定する必要があります。
描画
[シンボル] ボタン を使用して、アクティブなネットワーク解析レイヤーのシンボル ウィンドウにアクセスします。 次のオプションのいずれかを選択して、アクティブなネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーのシンボルを構成できます。
- [単一色] - このオプションは、すべてのネットワーク解析レイヤー タイプに使用できます。 アクティブなネットワーク解析レイヤーのバリアを除くすべてのフィーチャ サブレイヤーは、指定された色の同じ単一シンボルを使用します。 たとえば、ルート レイヤーに青という単一色を選択すると、すべてのストップとルート フィーチャが、同じ青色に変換されます。
- [カラー リンク] - このオプションは、ルート レイヤー、ラスト マイル デリバリー レイヤー、配車ルート (VRP) レイヤー、廃棄物収集解析レイヤーに使用できます。 配色をサブレイヤーに適用して、関連するフィーチャを同じ色でシンボル化します。 このシンボル構成は、関連性のあるフィーチャが同じ色でシンボル化します。これにより、マップ内で複数のルートとそれに関連付けられたフィーチャを視覚的に区別しやすくなります。 たとえば、複数のルートを持つルート レイヤーでは、各ルートとそのルートに割り当てられたストップに適合する色が割り当てられます。
フィルター
ネットワーク解析サブレイヤーをフィルターして、プライマリ レイヤーで選択したフィーチャに関連するフィーチャのみを表示することができます。
[フィルターの追加]
- ネットワーク解析レイヤーのサブレイヤーにフィルターを適用して、プライマリ サブレイヤーで選択されたフィーチャに関連するフィーチャのみを表示します。 定義クエリが自動的に作成され、関連するサブレイヤーに適用されます。 [フィルターの追加] ボタンをクリックするたびに、新しい定義クエリが同じ名前で作成され、前の定義クエリと置き換えられます。
プライマリ サブレイヤー ルートでフィーチャを選択すると、ルート サブレイヤー (プライマリ レイヤー) および関連するストップ、ルート ライン、リニューアル拠点サブレイヤーに、ルートという名前の定義クエリが作成されます。
[フィルターの削除]
- プライマリ サブレイヤーおよび関連するサブレイヤーの定義クエリを削除します。
高度な設定
[高度な設定] セクションのオプションを使用して、収集モードを指定します。

収集モード
このプロパティを使用して、その場所を、道路の両側を同時に巡回する車両で収集するのか、道路の両側を別々の巡回で収集する車両で収集するのかを指定できます。
ドロップダウン リストから、次のオプションを選択できます。
- [デフォルトなし] - デフォルトの収集モードを指定しません。 このため、すべてのストップに対して、ストップ フィーチャクラス内の CollectionMode フィールドを指定する必要があります。 これはデフォルトのプロパティ値です。
- [片側ずつ] - このストップが位置する道路の両側は、道路のエッジに対して異なるパスを使用して個別に収集されます。
- [両側同時] - このストップが位置する道路の両側は、道路のエッジに対して 1 つのパスを使用して同時に収集されます。
レポート
運転手に配布するレポートや各ルートのルート案内を生成するには、[レポート] セクションのオプションを使用します。

ルート レポート
[ルート レポート] ボタンをクリックして、ソリューション内の各ルートのレポートを生成します。 レポートには、各ルートの統計と詳細を含む解析の概要と、ルート ラインをトレースするための挿入マップが含まれています。
ルート案内の表示
[ルート案内の表示] ボタン をクリックします。 [ルート案内] ウィンドウが開き、ソリューション内の各ルートのターンごとのルート案内が表示されます。