収集エッジは、2 つの交差点間の道路セグメントを指します。 これは、ストップをルートに割り当てる際の単位です。
ごみ収集車は、収集エッジに沿ったいずれの種類のターンも実施してはいけません。 このため、ごみ収集車が収集エッジに入り、家庭ごみの容器を収集する場合、その収集エッジ全体を通じて収集を続行します。
道路セグメントの左側および右側にあるストップはすべて、その収集エッジに属します。 その収集エッジ上のすべてのストップには、一致する収集モード値が設定されている必要があります。 これにより、解析に対して、収集エッジを 1 回通過して道路の両側のストップを同時に処理する必要があるか、または 2 回通過してそれぞれの側のストップを個別に処理する必要があるかを指定します。
ネットワーク データセット上の収集エッジの定義
収集エッジには、複数のネットワーク データセット エッジを含めることができます。 次の図では、道路はライン フィーチャとして表示され、このネットワークのジャンクションは菱形になっています。 収集エッジは括弧で示されています。 この収集エッジの範囲は交差点間になっていることに注意してください。 2 方向のジャンクションも含まれます。 車両が交差点でターンを実施する可能性があるため、収集エッジの範囲は交差点までになります。

収集エッジ上のストップの事前割り当て
廃棄物収集解析は、特定のルートへの収集エッジの割り当てをサポートしています。 これを行うには、収集エッジ上の 1 つ以上のストップで AssignmentRule、RouteName、Sequence を指定します。
ルートの事前割り当てを行う際に、収集モードが両側である場合、収集エッジが事前割り当てに従う必要があることを示すには、そのエッジ上にストップが 1 つあれば十分です。 ただし、収集モードがその道路エッジを片側ずつ収集する場合は、道路の両側にそれぞれ 1 つのストップが必要になります。 これは AnchorRule、AssignmentRule、RouteName に当てはまります。 収集エッジ上の複数のストップが AnchorRule、AssignmentRule、または RouteName を指定している場合、それらは一致している必要があります。一致していない場合は、その収集エッジ全体を収集する方法があいまいになります。
また、エッジの順序を示すには、1 つのストップ (または道路の両側の 1 つのストップ) があれば十分であることも事実です。 ただし、道路の両側を同時に収集する際に、収集エッジ上ですべてのストップの順序が設定されている場合は、道路の移動方向も指定できます。 また、解析はエッジの順序を決定する際、収集エッジ上の最も低い順序値のみを考慮します。