リボン オプションのカスタマイズ

タブを作成し、それらのタブ上に表示されるコマンドを選択して、ArcGIS AllSource リボンをカスタマイズできます。 また、新しいグループおよびコマンドを既存のタブに追加することもできます。

[リボンのカスタマイズ] オプションにアクセスするには、次の手順を実行します。

  1. 次のいずれかの方法で、ArcGIS AllSource の設定ページを開きます。
    • 開いているプロジェクトのリボンで [プロジェクト] タブをクリックします。
    • 開始ページで [設定] タブ 設定 をクリックします。
  2. サイド タブのリストで [オプション] をクリックします。
  3. [オプション] ダイアログ ボックス メニューの [アプリケーション] の下で、[リボンのカスタマイズ] をクリックします。
    ヒント:

    そのオプションは、次の方法でも開くことができます。

    • いずれかのリボン タブまたはコマンドを右クリックして [リボンのカスタマイズ] をクリックします。
    • リボンの [ヘルプ] タブをクリックします。 [カスタマイズ] グループで [リボン] リボンのカスタマイズ をクリックします。

リボンへのタブ、グループ、およびコマンドの追加

既存のリボン タブまたは新しいタブ上の新しいグループにコマンドを追加して機能を整理できます。 いつでも特定のカスタマイズを削除したり、リボンをそのデフォルトの状態にリセットしたりできます。

リボンのカスタマイズ ダイアログ ボックス

グループおよびコマンドの追加

次のビデオでは、グループおよびコマンドを既存のリボン タブに追加する方法を紹介しています。

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  • 視聴時間: 0:43
  • このビデオは ArcGIS Pro 3.2 を使用して作成されています。

リボンをカスタマイズする最も一般的な方法は、既存のタブ上の新しいグループにコマンドを追加することです。

  1. [リボンのカスタマイズ] オプションを開きます。
  2. 右側のスクロール ウィンドウ (リボンのタブとグループを表す) で、グループを追加するタブを参照します。
  3. タブを選択します。 必要に応じて、タブを展開し、含まれるグループを表示します。
  4. [新しいグループ] をクリックします。

    選択されたタブと新しいグループ ボタン
    この例では、[テーブル] 見出しの [テーブル] タブが選択されています。

    [新しいグループ (カスタム)] という名前の新しいグループが、タブ上の他のグループの下に追加されます。

  5. [新しいグループ (カスタム)] が選択された状態で、[名前の変更] をクリックします。
  6. [名前の変更] ダイアログ ボックスで、表示名を変更して [OK] をクリックします。
  7. [コマンドの選択元] ドロップダウン リストで、デフォルトの [一般的なコマンド] オプションをそのまま使用するか、ドロップダウン矢印をクリックして別のオプションを選択します。
    • すべてのコマンド
    • タブのリスト
    • よく使用されているジオプロセシング ツール
    • すべてのジオプロセシング ツール
    ヒント:

    [すべてのコマンド] または [すべてのジオプロセシング ツール] を選択した場合は、コマンドやツールの検索に役立つように検索ボックスが表示されます。

  8. コマンドのスクロール ウィンドウで、追加するコマンドを参照または検索します。
    ヒント:

    コマンドのフル ネームを表示するには、[オプション] ダイアログ ボックスを拡大します。 コマンドの上にポインターを合わせると、動作についての簡単な説明が表示されます。

  9. コマンドを選択して、[追加] をクリックします。

    新しいグループへの検索と置換コマンドの追加
    この例では、テーブル値を検索および置換するコマンドが、検索という名前の新しいグループに追加されます。

    ヒント:

    ダイアログ ボックスの右側にある矢印ボタンを使って、タブのグループの順番、またはカスタム グループのコマンドの順番を変更します。 組み込みグループのコマンドの順番は変更できません。

  10. [OK] をクリックします。
  11. 開いているプロジェクトに戻るか、プロジェクトを開きます。 リボンで、新しいグループを追加したタブをクリックします。

    グループとそのコマンドがタブ上に表示されます。

    検索と置換コマンドを含むカスタムの検索グループが表示されたリボンのテーブル タブ
    この例では、[検索と置換] コマンドが [テーブル] タブで利用可能になります。このコマンドは、テーブル ビューがアクティブなときに表示されます。

新しいタブの追加

次のビデオでは、新しいタブをリボンに追加する方法を紹介しています。

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  • このビデオは ArcGIS Pro 3.2 を使用して作成されています。

新しいタブをリボンに追加することで、デフォルトでは ArcGIS AllSource インターフェイス上でグループ化されないコマンドを整理できます。

  1. [リボンのカスタマイズ] オプションを開きます。
  2. 右側のスクロール ウィンドウ (リボンのタブとグループを表す) で、[新しいタブ] ドロップダウン矢印をクリックして、[新しいタブ] をクリックします。

    ウィンドウでは、新しいタブと新しいグループが、[メイン タブ] 見出しの下部に追加されます。 リボンでは、デフォルトで新しいタブが他のコア タブの右側に表示されます。

    リボン タブのリストに追加された新しいタブ

    注意:

    新しいタブを追加する前に既存のタブを選択することで、新しいタブを別の位置に配置することができます。 すべての状況において新しいタブが期待される位置に表示されるとは限らないため、これは推奨されません。

  3. [新しいタブ (カスタム)] をクリックして選択し、[名前の変更] をクリックします。
  4. [名前の変更] ダイアログ ボックスで、表示名を変更して [OK] をクリックします。
  5. 新しいタブの下で、[新しいグループ (カスタム)] をクリックして選択します。 [名前の変更] をクリックして、新しいグループの名前を変更します。 [OK] をクリックします。
  6. または、新しいタブを追加してグループをさらに追加します。 完了したら、コマンドの追加先となるグループを選択します。
  7. [コマンドの選択元] ドロップダウン リストで、[一般的なコマンド] 設定をそのまま使用するか、ドロップダウン矢印をクリックして、別の項目を選択します。
  8. コマンドのスクロール ウィンドウで、コマンドを参照または検索します。 コマンドを選択して、[追加] をクリックします。
  9. 必要に応じて、グループにコマンドを追加します。 完了したら、[OK] をクリックします。
  10. 開いているプロジェクトに戻るか、プロジェクトを開いて、カスタマイズを確認します。

    リボン上のカスタム タブ
    [メタデータ] という新しいタブがリボンに追加されています。 このタブには 1 つのグループと 2 つのコマンドが含まれています。

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新しいコンテキスト タブの追加

コンテキスト タブは、このアプリケーションが特定の状態にある場合にリボンに表示されます。 たとえば、属性テーブルがアクティブ ビューの場合は、[テーブル] コンテキスト タブが表示されます。 カスタム コンテキスト タブを追加した場合、そのタブは既存のコンテキスト タブと一緒に表示されなければなりません。

  1. [リボンのカスタマイズ] オプションを開きます。
  2. 右側のスクロール ウィンドウ (リボンのタブとグループ) で、[メイン タブ] の下にリストされているタブより下にスクロールして、コンテキスト タブの見出しに移動します。
  3. 見出しの下で、新しいタブをグループ化するコンテキスト タブをクリックします。

    たとえば、[時間] コンテキスト タブと一緒に表示されるコンテキスト タブを追加するには、[マップ] 見出しまでスクロールして [時間] タブをクリックします。

    マップがアクティブで、マップ レイヤーで時間プロパティが有効になっていると、[時間] コンテキスト タブがリボンに表示されます。

  4. [新しいタブ] をクリックし、[新しいコンテキスト付きタブ] をクリックします。
    リボン タブのリストに追加された新しいコンテキスト タブ

    ウィンドウでは、新しいタブと新しいグループがコンテキスト タブの下に追加されます。

  5. [新しいタブ (カスタム)] をクリックして選択し、[名前の変更] をクリックします。
  6. [名前の変更] ダイアログ ボックスで、表示名を変更して [OK] をクリックします。
  7. 新しいタブの下で、[新しいグループ (カスタム)] をクリックして選択します。 [名前の変更] をクリックして、新しいグループの名前を変更します。 [OK] をクリックします。
  8. または、新しいタブを追加してグループをさらに追加します。 完了したら、コマンドの追加先となるグループを選択します。
  9. [コマンドの選択元] ドロップダウン リストで、[一般的なコマンド] 設定をそのまま使用するか、ドロップダウン矢印をクリックして、別の項目を選択します。
  10. コマンドのスクロール ウィンドウで、コマンドを参照または検索します。 コマンドを選択して、[追加] をクリックします。
  11. 必要に応じて、グループにコマンドを追加します。

    2 つのジオプロセシング ツールを含むカスタム グループがあるカスタム コンテキスト タブ
    [時間フィールドの変換 (Convert Temporal Field)] および [タイム ゾーンの変換 (Convert Time Zone)] ジオプロセシング ツールは [すべてのジオプロセシング ツール] リストから利用できます。

  12. 完了したら、[OK] をクリックします。
  13. 開いているプロジェクトに戻るか、プロジェクトを開いて、カスタマイズを確認します。

    リボン上のカスタム コンテキスト タブ

    注意:

    カスタマイズを表示するには、コンテキスト タブが表示される条件を作成する必要があります。 この例では、マップ レイヤーで時間プロパティが有効になっている必要があります。

コマンド ID を使用してコマンドを検索

いくつかのコマンドには同じ名前またはよく似た名前が付けられていますが、これらのコマンドは別々のコンテキストで動作します。 たとえば、一方の [属性検索] コマンドはマップ上で動作し、もう一方のコマンドはテーブル上で動作します。 [カスタマイズ] ダイアログ ボックスでコマンドを検索する際に、目的に合ったコマンドを特定することが困難な場合があります。 ただし、どのコマンドにも、ユーザー インターフェイスに表示できる一意の ID があります。 コマンド ID を使用すると、必要なコマンドをカスタム グループに追加しているかどうかを確認できます。

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  • このビデオは ArcGIS Pro 3.2 を使用して作成されています。
  1. [リボンのカスタマイズ] オプションを開きます。
  2. [ヒントにコマンド ID を表示] チェックボックスをオンにします。
  3. [OK] をクリックします。
  4. 開いているプロジェクトに戻るか、プロジェクトを開きます。 リボン上のコマンドにマウス ポインターを合わせ、スクリーンヒントを表示します。

    データ コンテキスト タブの属性テーブル コマンドのコマンド ID

  5. 該当するコマンドを右クリックして [コマンド ID のコピー] をクリックします。
    注意:

    コマンド ID が表示されているかどうかに関係なく、リボン上でコマンド ID をコピーできます。 ただし、ショートカット メニュー コマンドのコマンド ID はコピーできません。 これらのコマンドでは、コマンド ID を表示して特定する必要があります。

  6. [リボンのカスタマイズ] オプションを開きます。
  7. [コマンドの選択元] ドロップダウン リストで、[すべてのコマンド] を選択します。
  8. [検索] ボックス内を右クリックして [貼り付け] をクリックします。

    該当するコマンドが見つかったら、カスタム グループに追加できます。

  9. 必要に応じて、[ヒントにコマンド ID を表示] チェックボックスをオフにします。
  10. [OK] をクリックします。

リボンからコマンド、グループ、タブを削除

リボンに追加したカスタムのコマンド、グループ、タブは削除できます。 組み込みのタブは削除することができません。 組み込みのタブとカスタム タブも非表示にできます。

カスタムのコマンド、グループ、タブの削除

カスタム コマンド、カスタム グループ、カスタム タブを削除するには、次の手順を実行します。

  1. [リボンのカスタマイズ] オプションを開きます。
  2. 右側のスクロール ウィンドウ (リボンのタブとグループ) で、カスタム タブまたはカスタム グループを参照して選択するか、カスタム グループに追加したコマンドを選択します。
  3. [削除] をクリックします。 または、選択したアイテムを右クリックして [削除] をクリックします。

    カスタム コンテキスト タブから削除するために選択されたグループ
    この例では、カスタム コンテキスト タブが削除されます。

    注意:

    タブを削除すると、タブに含まれるグループとグループのコマンドが削除されます。 グループを削除すると、グループに含まれるコマンドが削除されます。

  4. [OK] をクリックします。

タブの非表示

組み込みのタブとカスタム タブを非表示にしてユーザー インターフェイスをすっきりとさせることができます。 非表示にしたタブはリボンに表示されなくなりますが、[リボンのカスタマイズ] オプションから削除されたわけではありません。

  1. [リボンのカスタマイズ] オプションを開きます。
  2. 右側のスクロール ウィンドウ (リボンのタブとグループ) で、非表示にしたいタブの横にあるチェックボックスをオフにします。
  3. [OK] をクリックします。

    これで、タブがリボンに表示されなくなります。 非表示にしたタブを再度表示するには、[リボンのカスタマイズ] オプションを開いて、表示するタブのチェックボックスをオンにします。

カスタマイズのエクスポートとインポート

カスタマイズをインポート/エクスポートして、別のコンピューターで使用したり、他のユーザーと共有したりできます。

カスタマイズのエクスポート

リボン、クイック アクセス ツールバーキーボード ショートカットをカスタマイズした場合は、カスタマイズをファイルにエクスポートできます。

  1. [リボンのカスタマイズ] オプションを開きます。
  2. [インポート/エクスポート] をクリックし、[カスタマイズのエクスポート] をクリックします。
  3. 参照ダイアログ ボックスで、ファイルの保存先フォルダーを参照します。
  4. [ファイル名] テキスト ボックスにファイル名を入力します。
  5. [保存] をクリックします。

    カスタマイズ ファイルはファイル拡張子 .proExportedUI 付きで保存されます。

カスタマイズのインポート

リボンのカスタマイズを .proExportedUI ファイルからインポートできます。

  1. [リボンのカスタマイズ] オプションを開きます。
  2. [インポート/エクスポート] をクリックし、[カスタマイズ ファイルのインポート] をクリックします。
  3. 参照ダイアログ ボックスで、カスタマイズ ファイルを含むフォルダーを参照します。 該当するファイルを選択して [OK] をクリックします。

    既存のすべてのリボンと [クイック アクセス ツールバー] のカスタマイズを置換するかどうかを確認するプロンプトが開きます。

    注意:

    ファイルをインポートすると、リボン、[クイック アクセス ツールバー][キーボード ショートカット] ダイアログ ボックスへの現在のカスタマイズは失われます。 現在のカスタマイズを維持するには、[いいえ] をクリックします。

  4. プロンプトで、[はい] をクリックします。
  5. [オプション] ダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。

    ファイルで指定したカスタマイズがリボンに適用されます。

カスタマイズのリセット

選択したタブまたはすべてのタブをデフォルト構成にリセットするには、[リセット] ボタンを使用します。

  1. [リボンのカスタマイズ] オプションを開きます。
  2. 右側のスクロール ウィンドウ (リボンのタブとグループ) で、カスタム グループを含むタブを参照し、そのタブを選択します。

    タブ自体をカスタム タブにすることはできません。

  3. [リセット] ドロップダウン矢印をクリックし、[選択アイテムのリセット] をクリックします。

    カスタム グループを含むタブが選択され、選択アイテムのリセット コマンドがハイライト表示された状態
    この例では、カスタムの検索グループが [テーブル] コンテキスト タブから削除されます。 このタブ上に他にカスタム グループがある場合は、それらのグループも削除されます。

    すべてのカスタマイズが、選択したタブから削除されます。 残りのタブに対するカスタマイズは影響を受けません。

    注意:

    ファイルからインポートしたカスタマイズも含め、リボンからすべてのカスタマイズを削除するには、[すべてリセット] をクリックします。 これにより、リボンがそのデフォルト構成にリセットされます。 [クイック アクセス ツールバー] のカスタマイズは、[クイック アクセス ツールバー] オプションでリセットします。 キーボード ショートカットのカスタマイズは、[キーボード ショートカット] ダイアログ ボックスでリセットします。

キーボード ショートカットの構成

キーボード ショートカットは、キーまたはキーストロークの組み合わせでコマンドを実行できます。 ArcGIS AllSource には、変更可能なデフォルト ショートカットが多数用意されています。 また、ショートカットが割り当てられていないコマンドのショートカットを作成することもできます。 このワークフローは、リボンでのショートカットの構成と似ています。

キーボード ショートカットのカスタマイズの詳細

  1. [リボンのカスタマイズ] オプションを開きます。
  2. コマンド ウィンドウで、ショートカットを追加または変更するコマンドを参照するか、検索します。 コマンドを選択します。
  3. コマンドのリストの下で、[キーボード ショートカット] をクリックします。

    [キーボード ショートカット] ダイアログ ボックスが表示されます。 アクティブなビューのショートカット グループが展開されます。 アクティブなビューがない場合 (プロジェクトが開かれていない場合など) は、[グローバル] ショートカット グループが展開されます。

    • コマンドがすでにショートカット グループに存在している場合は、ショートカットが選択されて、すぐに編集できる状態になります。
    • コマンドがグループに存在していない場合は、追加されます。 キーストロークを定義するよう求める [キーを押す] メッセージが表示されます。
    • コマンドがショートカットをサポートしていない場合は、[キーボード ショートカット] ダイアログ ボックスの上部にエラー メッセージが表示されます。

    プロジェクトのアクティブ ビューがコマンドに適していることを確認してください。 たとえば、テーブル ビューがアクティブなときに [全体表示] コマンド 全体表示 を選択すると、そのコマンドは、ショートカットの [テーブル] グループに追加されます。 このコマンドはテーブルではなく、マップで機能するため無効になります。

    ヒント:

    コマンドを選択する前に、[キーボード ショートカット] をクリックしてコマンドを検索し、そのコマンドにすでにショートカットが存在するかどうかを確認します。

  4. [キーボード ショートカット] ダイアログ ボックスで、必要に応じて、新しいコマンドのショートカットを定義するか、既存のショートカットを変更します。
  5. [保存] をクリックします。