カスタム属性ファイルとカスタム位置情報ファイルの追加および管理

LocateXT のライセンスで利用可能。

カスタム属性ファイルを使用して、ドキュメントやテキストからコンテンツを抽出し、出力フィーチャクラスの属性テーブル内のカスタム属性に格納できます。使用したいカスタム属性ファイルがある場合、そのファイルを [カスタム属性ファイル] リストに追加します。

カスタム属性の詳細

カスタム位置情報ファイルを使用して、カスタム地名を識別し、出力フィーチャクラスのポイントとしてこれを記録できます。使用したいカスタム位置情報ファイルがある場合、そのファイルを [カスタム位置情報ファイル] リストに追加します。

カスタム位置の詳細

各ファイルがそれぞれのリストに追加されて管理される方法は基本的には同じです。適用先のドキュメントまたはテキストを処理しているときに、適切なカスタム属性ファイルとカスタム位置情報ファイルを有効化します。

カスタム属性ファイルとカスタム位置情報ファイルの追加

カスタム属性またはカスタム位置がオフになっている場合でも、カスタム属性ファイルとカスタム位置情報ファイルをそれぞれのリストに追加できます。ファイルはリストに追加するときにデフォルトでは有効化されません。

  1. [カスタム属性] タブにアクセスします
  2. 次のいずれかの方法で、カスタム属性ファイル (*.lxtca) を [カスタム属性ファイル] リストに追加します。
    • [ファイルの追加] ファイルの追加 をクリックします。[カスタム属性ファイルの追加] ダイアログ ボックスで、追加するカスタム属性ファイルを参照して選択し、[OK] をクリックします。
    • カスタム属性ファイルを Windows エクスプローラーから [カスタム属性ファイル] リスト上にドラッグします。

    それらのファイルが [カスタム属性ファイル] リストに表示されます。

  3. [カスタム位置] タブにアクセスします
  4. 次のいずれかの方法で、カスタム位置情報ファイル (*.lxtgaz) を [カスタム位置情報ファイル] リストに追加します。
    • [ファイルの追加] ファイルの追加 をクリックします。[カスタム位置ファイルの追加] ダイアログ ボックスで、追加するカスタム位置情報ファイルを参照して選択し、[OK] をクリックします。
    • カスタム属性ファイルを Windows エクスプローラーから [カスタム位置情報ファイル] リスト上にドラッグします。

    それらのファイルが [カスタム位置情報ファイル] リストに表示されます。

カスタム属性ファイルとカスタム位置情報ファイルの有効化

一度に有効化できるのは 1 つのカスタム属性ファイルと 1 つのカスタム位置情報ファイルだけです。デフォルトでは、[カスタム属性ファイル] リストと [カスタム位置情報ファイル] リストは [有効] 列を使用して並べ替えることができます。カスタム属性ファイルまたはカスタム位置情報ファイルを有効化した場合、有効なファイルがリストの先頭に移動し、これまで有効であったファイルは無効になります。

  1. [カスタム属性] タブにアクセスします
  2. 必要に応じて、[カスタム属性ファイル] リストに、使用するカスタム属性ファイルを追加します。
  3. そのカスタム属性ファイルの横にある [有効] 列をクリックします。

    緑色のチェック マーク 有効 が表示されて、そのカスタム属性ファイルが有効になったことが示され、そのファイルが [カスタム属性ファイル] リストの先頭に移動します。別のカスタム属性ファイルが以前に有効であった場合、そのファイルは有効なファイルではなくなります。

  4. [カスタム位置] タブにアクセスします
  5. 必要に応じて、[カスタム位置] タブに、使用するカスタム位置情報ファイルを追加します。
  6. そのカスタム位置情報ファイルの横にある [有効] 列をクリックします。

    緑色のチェック マーク 有効 が表示されて、そのカスタム位置情報ファイルが有効になったことが示され、そのファイルが [カスタム位置情報ファイル] リストの先頭に移動します。別のカスタム位置情報ファイルが以前に有効であった場合、そのファイルは有効なファイルではなくなります。

次回に位置を抽出する際、入力ドキュメントとテキストをスキャンするときには、有効なカスタム属性ファイルと有効なカスタム位置情報ファイルが使用されます。検出されたカスタム位置を表すポイントが出力フィーチャクラスに作成されます。カスタム属性として認識されたテキストが抽出されてカスタム属性フィールドに格納されます。

カスタム属性ファイルまたはカスタム位置情報ファイルの使用の停止

コンテンツの形式が異なる新しいドキュメント セットを処理する必要があり、それらのドキュメントにカスタム属性ファイルが作成されていない場合、有効なカスタム属性ファイルによってドキュメントをスキャンおよび評価するプロセスが遅くなり、有用な結果が生成されないことがあります。同様に、処理している新しいドキュメント セットやテキストが世界の別の場所におけるイベントを対象としている場合、現在のカスタム位置情報ファイルでは有用な地名が提供されないことがあります。

どちらの場合も、この新しいコンテンツ セットについての詳細を得るまでは、まずは現在有効なカスタム属性ファイルとカスタム位置情報ファイルを使用せずに、新しいドキュメント セットとテキストをスキャンすることを検討してください。ただし、有効なカスタム属性ファイルと有効なカスタム位置情報ファイルを無効にすることはできません。したがって、有効なカスタム属性ファイルを使用せずに位置を抽出するにはカスタム属性をオフにし、有効なカスタム位置情報ファイルを使用せずに位置を抽出するにはカスタム位置をオフにする必要があります。

カスタム属性とカスタム位置がオフになっている場合、有効なカスタム属性ファイルは有効なままとなり、有効なカスタム位置情報ファイルは有効なままとなりますが、ドキュメントとテキストをスキャンおよび評価するときにこれらの有効なファイルは使用されません。

ファイルのリストの並べ替え

リストに多数のカスタム属性ファイルまたはカスタム位置情報ファイルが存在する場合、[有効] 列の値によってリストが並べ替えられていると、特定のファイルを見つけるのが困難です。[名前] 列の先頭の見出しをクリックすることで、代わりに名前によってファイルを並べ替えます。

リストからのファイルの削除

使用しなくなった場合は、リストからファイルを削除できます。リスト内のファイルにポインターを合わせるとボタンが表示され、これらのボタンを使用してそのファイルを管理できます。[カスタム属性ファイル] リスト内のカスタム属性ファイル、または [カスタム位置情報ファイル] リスト内のカスタム位置情報ファイルにポインターを合わせ、[削除] ボタン 削除 をクリックします。

複数ファイルを選択してリストから一度にすべて削除できます。Ctrl キーを押しながら、削除する各ファイルをクリックします。または、1 つ目のファイルをクリックし、Shift キーを押しながらグループ内の最後のファイルをクリックして、そのグループ内のすべてのファイルを選択します。[カスタム属性ファイル] リストまたは [カスタム位置情報ファイル] リストの上部にある [削除] ボタン 削除 をクリックします。

注意:

リストからそのファイルを削除するとともに、ローカル コンピューターまたはネットワーク コンピューターからそのファイルを削除するかどうかを確認するメッセージが表示されます。適切な回答を選択します。[はい] をクリックした場合、そのファイルはローカル コンピューターまたはネットワーク コンピューターから完全に削除されます。

ファイルの修復

リスト内のファイルが使用できなくなった場合、影響を受けるファイルの横に赤色の感嘆符 不正な接続 が表示されます。ファイル名を変更した場合など、ファイルはまだ存在するが接続が切断されている場合、赤色の感嘆符 不正な接続 をクリックすることで、ArcGIS AllSource とファイルの間の接続を修復します。

カスタム属性ファイルを修復するには、次の手順に従います。

  1. [カスタム属性ファイル] リストで赤色の感嘆符をクリックします。
  2. [欠落しているカスタム属性ファイルの検索] ダイアログ ボックスで、現在の場所にある現在の名前のファイルを参照してクリックします。
  3. [OK] をクリックします。

カスタム位置情報ファイルを修復するには、次の手順に従います。

  1. [カスタム位置情報ファイル] リストで赤色の感嘆符をクリックします。
  2. [欠落しているカスタム位置情報ファイルの検索] ダイアログ ボックスで、現在の場所にある現在の名前のファイルを参照してクリックします。
  3. [OK] をクリックします。

元のファイルが削除されたことが原因で使用できなくなり、代替ファイルを使用できない場合、該当するリストからそのファイルを削除します。

ディスク上のファイルの特定

格納されているローカル コンピューターまたはネットワーク コンピューター上でファイルを特定するには、リスト内でファイル名をクリックして選択し、[フォルダーに表示] ボタン フォルダーで表示 をクリックします。新しい Windows エクスプローラー ウィンドウが開いて、そのファイルが格納されている場所が表示されます。ファイルの名前変更、コピー、移動を適宜行ってから、必要に応じて、ArcGIS AllSource と元のファイルの間の接続を修復します。

空のファイルの作成

構造が異なり世界の別の場所に関するテキストが含まれている新しいドキュメント セットを受信した場合、ドキュメントとテキストからコンテンツを抽出するために専用に設計されたカスタム属性ファイルとカスタム位置情報ファイルを作成できます。

  1. [カスタム属性] タブまたは [カスタム位置] タブにアクセスします。
  2. リストの上部にある [新しいファイル] 新しいファイル をクリックします。

    [カスタム属性ファイル] ダイアログ ボックスまたは [カスタム位置情報ファイル] ダイアログ ボックスが適宜表示されます。[新しいファイル] がダイアログ ボックスの上部に表示され、新しい空のファイルを編集していることが示されます。

  3. カスタム属性またはカスタム位置をこのファイルに追加します。

    ダイアログ ボックスの上部のファイル名は斜体で表示されてアスタリスク (*) が付き、変更が保存されていないことが示されます。

  4. [保存] をクリックします。

    [カスタム属性ファイルの保存] ダイアログ ボックスまたは [カスタム位置情報ファイルの保存] ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. 適切な場所を参照し、[名前] テキスト ボックスにファイル名を入力し、[保存] をクリックします。

    指定した場所にカスタム属性ファイルまたはカスタム位置情報ファイルが保存され、そのファイルが適切なファイル リストに追加されます。

  6. [閉じる] をクリックして、ファイルの編集を終了します。
ヒント:

カスタム属性をオンにするかカスタム位置をオンにしてから新しいファイルを有効化して、次回にドキュメントまたはテキストから位置を抽出するときにはこのファイルを使用します。

既存のファイルのコピーの保存

新しいドキュメント セットが以前に解析した別のセットとほぼ同じである場合、空のファイルから開始する代わりに、既存のファイルからカスタム属性ファイルとカスタム位置情報ファイルを作成できます。

  1. [カスタム属性] タブまたは [カスタム位置] タブにアクセスします。
  2. コピーするファイルを適切なリストに追加します (まだ存在しない場合)。
  3. リスト内の編集するファイルにマウス ポインターを合わせて、[編集] ボタン 編集 をクリックします。

    カスタム属性ファイルが [カスタム属性ファイル] ダイアログ ボックスで開きます。カスタム位置情報ファイルが [カスタム位置情報ファイル] ダイアログ ボックスで開きます。ファイル名が上部に表示されます。

  4. [保存] ドロップダウン リストをクリックし、[名前を付けて保存] をクリックします。

    [カスタム属性ファイルに名前を付けて保存] ダイアログ ボックスまたは [カスタム位置情報ファイルに名前を付けて保存] ダイアログ ボックスが適宜表示されます。

  5. 適切な場所を参照し、[名前] テキスト ボックスにファイル名を入力し、[保存] をクリックします。

    指定した場所に指定した名前で元のファイルのコピーが保存されます。新しいファイルがリストに追加され、[カスタム属性ファイル] ダイアログ ボックスまたは [カスタム位置情報ファイル] ダイアログ ボックスで適宜開きます。新しいファイル名が上部に表示されます。

  6. 必要に応じて、ファイル内でカスタム属性またはカスタム位置を編集します。

    ダイアログ ボックスの上部のファイル名は斜体で表示されてアスタリスク (*) が付き、変更が保存されていないことが示されます。

  7. [閉じる] をクリックして、ファイルの編集を終了します。
ヒント:

カスタム属性をオンにするかカスタム位置をオンにしてから新しいファイルを有効化して、次回にドキュメントまたはテキストから位置を抽出するときにはこのファイルを使用します。

フィーチャ レイヤーからのカスタム位置情報ファイルの作成

アクティブなマップのレイヤーに対象場所が含まれている場合、それらの場所を表すカスタム位置情報ファイルを作成できます。これにより、カスタム位置情報ファイルを使用して、それらの位置に関連付けられている情報をドキュメントやテキストから抽出可能になります。

  1. [カスタム位置] タブにアクセスします。
  2. [カスタム位置情報ファイル] リストの上にある [フィーチャからカスタム位置情報ファイルを作成] ボタン テーブル → ポイント をクリックします。

    [フィーチャからカスタム位置情報ファイルを作成] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [フィーチャの取得元] ドロップダウン リストをクリックし、地名を含むマップ レイヤーをクリックします。

    マップ レイヤー内のフィーチャが選択されている場合、レイヤー名の後に [選択フィーチャ] というフレーズが表示されます。これは、そのマップ レイヤー内の選択されているフィーチャだけがカスタム位置情報ファイルの作成に使用されることを示しています。

  4. [名前フィールドの使用] ドロップダウン リストをクリックし、地名を含むフィールドをクリックします。
  5. [OK] をクリックします。

    [カスタム位置情報ファイルの保存] ダイアログ ボックスが表示されます。

  6. 適切な場所を参照し、[名前] テキスト ボックスにファイル名を入力し、[保存] をクリックします。

    指定した場所に指定した名前でカスタム位置情報ファイルが保存されます。新しいファイルが [カスタム位置情報ファイル] リストに追加されます。

ヒント:

カスタム位置をオンにしてから新しいファイルを有効化して、次回にドキュメントまたはテキストから位置を抽出するときにはこのファイルを使用します。

ファイルの編集

ドキュメント セットやテキストから抽出されたコンテンツを確認した後で、カスタム属性とカスタム位置を編集することで、さらにコンテンツを抽出したり、ドキュメントやテキスト内で見つかった誤検知の位置の数を減らしたりすることができます。属性や位置を他のファイルからインポートできます。

  1. [カスタム属性] タブまたは [カスタム位置] タブにアクセスします。
  2. 編集するファイルを適切なリストに追加します (まだ存在しない場合)。
  3. リスト内の編集するファイルにマウス ポインターを合わせて、[編集] ボタン 編集 をクリックします。

    カスタム属性ファイルが [カスタム属性ファイル] ダイアログ ボックスで開きます。カスタム位置情報ファイルが [カスタム位置情報ファイル] ダイアログ ボックスで開きます。ファイル名が上部に表示されます。

  4. 必要に応じて、ファイル内でカスタム属性またはカスタム位置を編集します。

    ダイアログ ボックスの上部のファイル名は斜体で表示されてアスタリスク (*) が付き、変更が保存されていないことが示されます。

  5. [保存] をクリックします。
  6. [閉じる] をクリックして、ファイルの編集を終了します。
ヒント:

[カスタム属性ファイル] リストまたは [カスタム位置情報ファイル] リストでファイルをダブルクリックして編集できます。

複数のカスタム属性ファイルまたはカスタム位置情報ファイルの結合

一度に有効化できるのは 1 つのカスタム属性ファイルと 1 つのカスタム位置情報ファイルだけです。2 つの属性ファイルまたは 2 つの位置情報ファイルがあり、その両方を使用したい場合、これらを 1 つのファイルに結合する必要があります。

  1. 結合するカスタム属性ファイルまたはカスタム位置情報ファイルのいずれかのコピーを保存します。
  2. 次のいずれかの方法によって、もう一方のファイルからカスタム属性またはカスタム位置を追加します。
    • [カスタム属性ファイル] ダイアログ ボックスまたは [カスタム位置情報ファイル] ダイアログ ボックスの上部にある [インポート] ボタン インポート をクリックします。結合するもう一方のカスタム属性ファイル (*.lxtca) またはカスタム位置情報ファイル (*.lxtgaz) を参照して選択し、[OK] をクリックします。
    • カスタム属性ファイルまたはカスタム位置情報ファイルを Windows エクスプローラーから [属性] または [位置] リスト上にドラッグします。

    インポートされたカスタム属性が [属性] リストに追加されます。インポートされたカスタム位置が [位置] リストに追加されます。ダイアログ ボックスの上部のファイル名は斜体で表示されてアスタリスク (*) が付き、ファイルに対する変更が保存されていないことが示されます。

  3. [保存] をクリックします。
  4. [閉じる] をクリックして、新しいカスタム属性ファイルの編集を終了します。