テーブルの共有

ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 10.7 以降のポータルにスタンドアロン テーブルや複数のテーブルを共有できます。 アクティブな ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise アカウントを使用して ArcGIS AllSource にサイン インする必要があります。この場合、お使いのアカウントには、ホスト フィーチャ レイヤーを公開する権限が必要です。

サポートされているスタンドアロン テーブル形式には、ファイル ジオデータベースと、.dbf、.xlsx、.csv など、ArcGIS AllSource で使用されている他のテーブル形式があります。

次の例のように、共有されたテーブルを Web マップに追加すると、書式設定が変わることがあります。

• 数値フィールドに小数点以下 2 桁しか表示されない。
• 数値フィールドで桁区切り記号が使用される。
• Null フィールドが空白のフィールドとして書式設定される。
• 一部のフィールドがデフォルトで表示されない。

デフォルト構成を使用したテーブルの共有

スタンドアロン テーブルを ArcGIS AllSource プロジェクトのマップまたはシーンに追加した場合は、[コンテンツ] ウィンドウから共有できます。 このワークフローでは、デフォルト設定を使用してスタンドアロン テーブルを共有する方法について説明します。 デフォルト構成を変更する方法については、「テーブルの構成」をご参照ください。

1. [コンテンツ] ウィンドウで、共有するスタンドアロン テーブルを右クリックして [共有] を選択し、[テーブルとして共有] をクリックします。

   [テーブルとして共有] ウィンドウが表示されます。

2. [テーブルとして共有] ウィンドウの [一般] タブの [アイテムの詳細] でデフォルト名をそのまま使用するか、新しい名前に置換します。
3. 必要に応じ、[サマリー] フィールドと [タグ] フィールドを完成させます。

   サマリーとタグは、ArcGIS Enterprise 10.9 以前のポータルで共有する場合は必須です。

   最大 128 個のタグを入力できます。

4. [場所] で、テーブルを保存するポータル コンテンツのフォルダーを選択します。 必要に応じて、フォルダーを作成します。

   ヒント:

   [参照] ボタン をクリックし、ポータル コンテンツのフォルダーを参照します。 テキスト ボックスにフォルダー名を入力することもできます。

5. [共有] の下で、ホスト テーブルを共有する方法を指定します。
   • [すべての人に公開] - コンテンツが一般公開されます。 誰もがコンテンツにアクセスして表示することができます。
   • [組織] - コンテンツを組織内のすべての認証済みユーザーと共有します。 このオプションは、組織アカウントでサイン インした場合に使用できます。
   • [グループ] - 所属するグループのメンバーとコンテンツを共有します。

   共有レベルをアイテムの所有者に設定するには、すべてのオプションをオフにしておきます。

6. 必要に応じて、[コンテンツ] タブをクリックして、フォルダー、新しいホスト テーブル、および ID が割り当てられたテーブル (あれば) を表示します。

   [マップ プロパティ] ダイアログ ボックスで [Web レイヤーを共有できるよう一意の数値 ID の割り当てを許可] オプションを有効化した場合、各テーブルに割り当てられている ID が表示されます。 ID を変更するには、テーブルの横の番号をクリックします。 [スタンドアロン テーブル プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] タブの [テーブル ID] テキスト ボックスにカスタム整数 ID を入力します。 詳細については、「レイヤー ID の割り当て」をご参照ください。

7. [共有の完了] で [分析] をクリックして潜在的な問題がないか確認します。

   エラーと警告は [メッセージ] タブにリストされます。 メッセージを右クリックしてヘルプ トピックを開くか、ソフトウェアで処置を行います。 GIS リソースを共有するには、エラー を解決する必要があります。 警告 の解決は推奨されますが、必須ではありません。

   GIS リソースの解析の詳細

8. エラーを解決し、必要に応じて警告を修正したら、[公開] をクリックしてテーブルを共有します。
9. 必要に応じて、[ジョブ] をクリックし、ジョブ ステータスを監視します。
10. テーブルが公開されたら、ウィンドウの下部にある [ホスト テーブルの管理] リンクをクリックします。
11. 必要に応じてポータルにサイン インし、ホスト テーブルのアイテム ページを開きます。 Map Viewer でテーブルを開くか、アイテム ページの [データ] タブをクリックして、テーブルの内容を確認します。

    ホスト テーブルを操作する方法の詳細については、ArcGIS Online ヘルプの「テーブルの表示」または ArcGIS Enterprise ヘルプの「テーブルの表示」をご参照ください。

古いポータルで共有する際の考慮事項

スタンドアロン テーブルは、旧バージョンの ArcGIS Enterprise と、Portal for ArcGIS 10.4 以降のバージョンの Portal for ArcGIS に共有できます。 制限事項を以下に示します。

ArcGIS Enterprise 10.7.1 以前

• 編集情報の記録の保存を行えません。

ArcGIS Enterprise 10.6.1 以前

• ホスト テーブルの代わりに Web フィーチャ レイヤーが作成されます。
• GeoPackage からのデータの共有はサポートされていません。