このワークフローは、スタンドアロン テーブルのデフォルト構成を変更する方法について説明します。 共有処理を開始するには、一般プロパティを設定し、共有を終了します。「テーブルの共有」をご参照ください。
スタンドアロン テーブルを構成して操作を許可したり、プロパティやパラメーターを設定したりできます。 テーブル構成は、プロパティとパラメーターの 2 つの領域に分かれています。
プロパティの構成
プロパティを構成するには、以下の手順を実行します。
- [テーブルとして共有] ウィンドウまたは [テーブルの上書き] ウィンドウを必要に応じて開きます。
- [テーブルとして共有] ウィンドウまたは [テーブルの上書き] ウィンドウで [構成] タブをクリックします。 必要に応じて、その下の [プロパティの構成] タブ をクリックします。
- [操作] で [パブリック データ コレクションに承認] チェックボックスをオンにすると、公開編集を行うことができます。
Web レイヤーがすべてのユーザーに共有されている場合は、編集を有効にする前に、パブリック データ コレクション用のレイヤーを承認する必要があります。
注意:
パブリックに公開されているレイヤーの編集を有効化した場合、組織にサイン インしていないユーザーでもレイヤーを編集することができます。 最適なパフォーマンスを実現し、データの損失や破損を防ぐには、編集を無効にするか、組織内にのみレイヤーを共有します。 詳細については、「パブリック レイヤーでの編集の許可または防止」をご参照ください。
- [編集を有効化して、次の操作を編集者に許可] チェックボックスをオンにして、テーブルの編集を有効にします。
編集は、ポータルのホスト テーブルのアイテムの詳細ページでも有効にできます。
次の表から許可される編集操作を選択します。
オプション 説明 追加 編集者はフィーチャを作成する際に、フィーチャ ジオメトリを追加し、属性値を設定することができます。 このオプションはデフォルトで有効になっています。 フィーチャが作成された後、編集者がフィーチャやその属性を変更するには、[更新] オプションが有効になっている必要があります。
削除 編集者はフィーチャを削除できます。 このオプションはデフォルトで有効になっています。
更新 このオプションを有効にすると、[属性とジオメトリ] オプションがデフォルトで有効になり、編集者はフィーチャ ジオメトリと属性を更新できるようになります。 [属性のみ] を選択すると、編集者は既存のフィーチャの属性のみを更新できるようになります。 フィーチャ ジオメトリを変更することはできません。
テーブルに対して表示される編集オプションは、Web フィーチャ レイヤーのオプションと同じです。 ただし、テーブルを共有する際はフィーチャが作成されないため、どのオプションを選択してもかまいません。 編集を有効にすると、編集者はホスト テーブルの属性値を変更できます。 ただし、フィールドの追加や削除、フィールド値の計算、データの追加は行えません。
注意:
ArcGIS Enterprise 10.8 以前のポータルの場合、編集操作は異なります。
ArcGIS Enterprise バージョン オプション ArcGIS Enterprise 10.6.1 ~ 10.8
- フィーチャの追加、更新、削除
- フィーチャの追加および更新
- フィーチャの追加
- フィーチャの更新
- 属性のみを更新
ArcGIS Enterprise 10.4 ~ 10.6
- フィーチャの追加、更新、削除
- フィーチャの属性のみを更新
- フィーチャの追加のみ
- オフラインのときはデータのローカル コピーを使用し、オンラインのときに変更内容を同期できるようにするには、[同期の有効化] ボックスをオンにします。
- ユーザーがデータを別の形式にエクスポートできるようにするには、[データのエクスポート] チェックボックスをオンにします。
- [プロパティ] で、必要に応じて [編集情報の記録情報を維持] チェックボックスをオンにします。
オフ
編集情報の記録は維持されません。 編集情報の記録フィールドの属性値は、テーブルを共有するユーザーのアカウント認証情報 (ユーザー名) とテーブル公開のタイムスタンプで上書きされます。 これがデフォルトです。
オン
編集情報の記録は維持されます。 属性値は上書きされません。
注意:
テーブルの共有前に作成された記録には、ArcGIS 組織のユーザー名と一致しない名前が編集情報の記録フィールドに格納されていることがあります。 たとえば、デスクトップ コンピューターやデータベースのユーザー名などです。 後からポータルのホスト テーブルを管理する場合は、編集者自身が作成した記録だけを編集できるよう、編集権限を制限することもできます (テーブルのアイテム詳細ページの [設定] タブで、このオプションは [どのフィーチャを編集者は編集できますか?] という名前になっています)。このような制限を加え、編集情報の記録情報を維持することを選択した場合は、組織の誰も (管理者を含む) ホスト テーブル内の既存のレコードを編集できません。これは、誰もそれらのレコードの作成者として認識されないためです。 編集情報の記録を維持しない場合は、主にこの点を考慮する必要があります。
編集情報の記録の詳細をご参照ください。
パラメーターの構成
スタンドアロン テーブルに日付フィールドが含まれる場合、タイム ゾーン プロパティを設定できます。 パラメーターの詳細については、「サービス パラメーター」をご参照ください。 スタンドアロン テーブルのパラメーターを構成するには、次の手順に従います。
- [テーブルとして共有] ウィンドウの [構成] タブで、[パラメーターの構成] タブ をクリックします。
- [日付フィールド] で [データのタイム ゾーン] ドロップダウン矢印をクリックし、日付値を保存するタイム ゾーンを選択します。
タイム ゾーンを指定すると、ユーザーがテーブルを操作したときに日付と時刻の値が正しく変換されます。 UTC (協定世界時) 以外のタイム ゾーンを選択し、タイム ゾーンでサマー タイムを考慮に入れる場合は、[サマータイムを適用] をオンにします。
注意:
タイム ゾーンを指定しない場合、日付値は UTC で保存されたものと想定されます。
- [なし (想定 UTC)] 以外のタイム ゾーンを選択した場合は、必要に応じて [表示の優先タイム ゾーン] ドロップダウン矢印をクリックし、テーブルを操作する際に ArcGIS AllSource で使用するタイム ゾーンを選択します。
優先タイム ゾーンが指定されていない場合、ArcGIS AllSource では日付フィールドが UTC で表示されます。 この設定は、ArcGIS Enterprise 11.0 以前のポータルに共有する際には表示されません。
- [なし (想定 UTC)] 以外の優先タイム ゾーンを選択し、優先タイム ゾーンでサマー タイムを考慮に入れる場合は、[サマータイムを適用] チェックボックスをオンにします。
- 必要に応じて [設定] で、[マップが一意の ID の割り当てを許可するように設定されていることを確認] チェックボックスをオフにします。 このチェックボックスがオンの場合 (デフォルト)、マップが分析され、[マップ プロパティ] の [Web レイヤーを共有できるよう一意の数値 ID の割り当てを許可] オプションが有効になっていることが確認されます。 このチェックボックスがオフの場合、分析はスキップされます。 [マップ プロパティ] でこのオプションが有効になっていない場合は、Web レイヤーの公開時に、一意の ID がレイヤーとテーブルに自動的に割り当てられます。
注意:
このチェックボックスをオンにしても、[マップ プロパティ] のオプションはいずれも自動的に有効にはなりません。 レイヤー ID とテーブル ID が割り当てられたマップを作成することで、マップ内でのコンテンツやレイヤーの順序が変更された場合にそれらの ID を静的なままにしておくことができます。 Web レイヤーを上書きする場合、割り当てられた ID は、Web マップでのそれらの ID への参照を維持するために、既存のサービス サブレイヤー ID と一致している必要があります。
レイヤー ID の割り当ての詳細