新しいタスクの作成

このワークフローでは、新しいタスク アイテムに新しいタスクを作成する手順を説明します。タスクでは、次のことを実施します。

  • マップ内の作業エリアを検索する。
  • 新しいフィーチャ作成して属性を設定する。

このワークフローでは、独自のデータを使用することを前提にしています。使用するデータには、1 つ以上のフィーチャ レイヤーが含まれている必要があります。

新しいタスク アイテムの作成

詳細については、「新しいタスク ファイルの作成」をご参照ください。

  1. ArcGIS AllSource でプロジェクトを開いた状態で、マップを開きます。
  2. [表示] タブの [タスク] タスク をクリックして、[タスク] ウィンドウを開きます。
  3. [挿入] タブの [タスク] ドロップダウン矢印をクリックして [新しいタスク アイテム] 新しいタスク アイテム をクリックします。
  4. [タスク デザイナー] ウィンドウで、[名前] テキスト ボックスに「新しいフィーチャを作成して属性を設定する」と入力します。
  5. [説明] テキスト ボックスに、タスク アイテムの概要説明を入力します。
  6. [タスクのバージョン] テキスト ボックスに、タスク アイテムのバージョン番号を入力します。

    タスク アイテムを変更または更新するたびに、そのバージョン番号を変更できます。[自動的に増加] を選択すると、タスク アイテムを更新するたびに、タスク アイテムのバージョンが 1 つずつ増えて変更されます。

注意:

[タスク デザイナー] で行った変更は、プロジェクトの保存時に保存されます。[タスク デザイナー] でタスクを作成するときは、プロジェクトを定期的に保存して、タスクの変更内容を保存することをお勧めします。タスク デザイナーを終了するには、[タスク デザイナー] ウィンドウを閉じるか、[タスク] ウィンドウで [オプション] メニュー をクリックして [デザイナーの終了] をクリックします。

新しいタスクの作成

詳細については、「新しいタスクの作成」をご参照ください。

  1. [タスク デザイナー] ウィンドウを開き、新しいタスク アイテムを [タスク] ウィンドウに読み込んだ状態で、[新しいタスク] ボタン 新しいタスク をクリックします。

    ヒント:

    [タスク デザイナー] が閉じている場合は、[タスク] ウィンドウの [オプション] メニュー をクリックし、[デザイナーで編集] をクリックして [タスク デザイナー] ウィンドウを開きます。

  2. タスク名として「フィーチャの作成」と入力します。
  3. [説明] テキスト ボックスにタスクの説明を入力します。

    タスクの説明では、タスクが何を実行するかを説明する必要があります。たとえば、「新しいフィーチャを作成して属性を設定する」と入力します。

  4. [このタスクを非表示] チェックボックスをオフのままにしておきます。

    タスクが不完全な状態か、タスクが決して使用されることがない場合は、タスクを非表示にすることができます。たとえば、土地区画を取り扱っているユーザーは集合住宅を作成または編集することはないため、集合住宅を扱うタスクを表示する必要はありません。

タスク ステップの作成

詳細については、「タスク ステップの作成」をご参照ください。

  1. 新しいタスクを選択している状態で、[新しいステップ] ボタン 新しいステップ をクリックして、最初のステップを作成します。
  2. 作成する最初のステップでは、作業エリアを検索して見つけます。
  3. [タスク デザイナー] ウィンドウの [一般] で、ステップを適切に定義する簡単なステップ名を [名前] テキスト ボックスに入力します。

    たとえば、「作業エリアにズーム」と入力します。

  4. [ツールチップ] テキスト ボックスに、ステップの簡単な説明を入力します。
  5. [指示] テキスト ボックスに、ステップの指示を入力します。

    ステップの指示には、ステップの実行/完了方法に関する情報を含める必要があります。たとえば、「[実行] をクリックし、[場所検索] ウィンドウに検索住所を入力する」と入力します。

  6. [手順の実行/続行] テキスト ボックスに、ステップの開始方法と次のステップへの移行方法をユーザーに知らせる指示を入力します。

    たとえば、「[実行] をクリックしてステップを開始し、[次のステップ] をクリックして次のステップに進む」と入力します。

  7. [ステップの振舞い] で、[手動] を選択します。

    [手動] のステップの振舞いでは、ユーザーが [実行] をクリックしてステップを開始し、[次のステップ] をクリックして次のステップに進む必要があります。

    使用できるステップの振舞いは、次の表に示すように、[手動][自動実行][自動続行]、および [自動] です。

    手動

    ユーザーが [実行] をクリックしてステップを実行し、[次のステップ] をクリックして次のステップに進みます。

    自動実行

    ステップは自動的に実行されます。ユーザーが [次のステップ] をクリックして次のステップに進みます。

    自動続行

    ユーザーが [実行] をクリックしてステップを実行します。ステップは自動的に次のステップに進みます。

    自動

    ステップは、自動的に実行されて次のステップに進みます。ステップがバックグラウンドでサイレントに実行される (たとえば、フィーチャを選択してズームする) ように、自動ステップを非表示にすることができます。

  8. [タスク デザイナー] ウィンドウの [アクション] タブをクリックします。ここでは、このステップで実行するコマンドまたはアクションを定義します。
  9. ArcGIS AllSource のタブのリストを使用するコマンドを参照して、ステップ コマンドを設定します。
  10. コマンド アクション バーにポインターを合わせて [編集] 編集可能 アイコンをクリックします。
  11. [コマンドのタイプ] のドロップダウン リストをクリックして [コマンド] を選択します。
  12. [コマンドの選択元] の下のドロップダウン リストをクリックし、[タブのリスト] を選択します。
  13. [メイン タブ] の下で [マップ] > [照会] の順に展開し、[場所検索] 場所検索 コマンドを選択します。[OK] をクリックして、コマンドを追加します。
  14. ヒント:

    [コマンドの選択元] の下で [すべてのコマンド] を選択し、検索ボックスにコマンド名を入力して、コマンドを検索することもできます。

  15. [OK] をクリックして、選択したコマンドを設定し、[完了] または [戻る] 矢印 戻る をクリックして [アクション] タブに戻ります。
  16. [ビュー] タブをクリックします。ここでは、タスク ステップのアクティブなビューおよび表示するビューを設定します。
  17. [アクティブ] の下のマップ ビューのラジオ ボタンをクリックして、ステップに対してアクティブになるマップ ビューを選択します。

    このマップ ビューは、作業エリアの検索に使用されます。[開く] の下のアイコンをクリックしてビューの状態を切り替えることで、プロジェクト内のその他すべてのビューの表示/非表示を選択することができます。

    ステップのビューの設定の詳細

  18. 作成する 2 番目のステップでは、[フィーチャ作成] ウィンドウを開きます。[フィーチャ作成] ウィンドウには、コンテンツ ウィンドウ内のレイヤーのフィーチャ テンプレートとツールがリスト表示されます。新しいフィーチャを作成するツールを、[フィーチャ作成] ウィンドウから選択します。
  19. [タスク] ウィンドウで [新しいステップ] 新しいステップ をクリックします。
  20. [タスク デザイナー] ウィンドウの [一般] で、ステップ名として「フィーチャの作成」、ステップの指示として「フィーチャを作成するツールを選択する」、実行/続行の指示として「[次のステップ] をクリックして続行する」と入力します。
  21. ステップの振舞いとして [自動実行] を選択します。

    タスクが実行されている間、ステップは、自動的に開始されて [フィーチャ作成] ウィンドウを開きます。タスクのユーザーは、[次のステップ] をクリックして次のステップに進みます。

  22. [アクション] で、コマンド アクション バーの [レコード] レコード アイコンをクリックしてステップ コマンドを記録します。

    コマンド クリックを記録すると、ステップ コマンドを簡単に作成することができます。

  23. [編集] タブで、[作成] フィーチャ作成 コマンドをクリックして、このコマンドをステップ コマンドに設定します。

    [作成] コマンドは、埋め込み可能なコマンドです。つまり、このコマンドは、[タスク] ウィンドウに埋め込まれるウィンドウを起動します。すべてのコマンドが埋め込み可能であるとは限りません。一部の埋め込み可能なコマンドは、[タスク デザイナー] ウィンドウで構成されている場合、設定済みのパラメーターをサポートします。[作成] コマンドを埋め込む場合は、設定済みパラメーター [フィルター] および [グループ化] を使用できます。これらのパラメーターは、ステップの実行時に、埋め込まれた [フィーチャ作成] ウィンドウに表示されるフィーチャ リストの内容を制御するために事前に設定しておくことができます。

    ヒント:

    コマンド アクション バーの [編集] アイコン 編集可能 をクリックして、埋め込み可能なコマンドのプロパティを編集します。

    埋め込み可能なコマンドの詳細

  24. [ビュー] で、フィーチャの作成に使用するマップ ビューを選択します。

    [アクティブ] の下のマップ ビューのラジオ ボタンをクリックして、ステップに対してアクティブになるマップ ビューを選択します。

  25. [コンテンツ] で、[レイヤー] の下にリスト表示されているレイヤーに対して、必要な状態を設定します。新しいフィーチャが作成されるレイヤーは、編集/表示/選択可能である必要があります。

    リスト表示されているレイヤーは、[ビュー] の下で選択したアクティブなマップ ビューのレイヤーです。[表示可能] 描画順にリスト[選択可能] 選択状態別にリスト[編集可能] 編集[スナップ可能] スナップ別にリスト のアイコンのいずれかの下をクリックして、各レイヤーの状態を切り替えます。

    ステップのコンテンツの設定の詳細

  26. コマンド クリックを記録して 3 番目のステップを作成します。[タスク デザイナー] ウィンドウを開いたままで、[タスク] ウィンドウの [コマンドの記録] コマンドの記録 をクリックすると、記録が開始されます。

    [コマンドの記録] コマンドの記録 を使用すると、コマンドを連続してクリックして、一連のステップを簡単に作成できます。

  27. [編集] タブで [属性] ボタン 属性 をクリックします。

    [アクション] タブのコマンド アクション バーに [属性] コマンド 属性 が追加されて、ステップが作成されます。ステップ名は、クリックしたコマンドの名前 (この場合は [属性]) になります。このステップの振舞いは、デフォルトの振舞い (手動) です。

  28. [タスク] ウィンドウの [記録の停止] 記録の停止 をクリックすると、コマンド クリックの記録が停止します。
  29. 注意:

    [属性] ウィンドウは、埋め込み可能なコマンドです。デフォルトでは、埋め込み可能なコマンドは常に [タスク] ウィンドウに埋め込まれます。埋め込み可能なコマンドのステップの振舞いは、[自動実行] にのみ設定できます。

    ステップの記録の詳細
  30. [一般] で、新しいステップ名として「[実行] をクリックしてフィーチャの属性を設定」、ステップの指示として「新しいフィーチャの属性値を入力する」、実行/続行の指示として「[完了] をクリックしてタスクを完了する」と入力します。
  31. [コンテンツ] で、[表示可能] 描画順にリスト[編集可能] 編集 の下のアイコンを切り替えて、フィーチャの属性について表示/編集可能にするレイヤーを指定します。
  32. プロジェクトを保存して [タスク デザイナー] ウィンドウを閉じ、タスク設計モードを終了します。

    これで、タスクを実行できるようになりました。