一般設定の構成

Experience Builder アプリまたはテンプレートの一般設定を表示するには、[一般] をクリックして [エクスペリエンス設定] または [テンプレート設定] パネルを開きます。

アイテムの設定

次の設定を使用して、アプリやテンプレートのブランドや目的を伝える情報や画像を追加することができます。

  • [ファビコン] - アプリまたはテンプレートのファビコンを変更します。 ファビコンは、アプリやテンプレートの Web ページを識別するアイコンです。 これは、ブラウザーのタブ、ブラウザーの履歴、ブックマーク バー、ドロップダウン メニュー、検索のお勧めに表示されます。 デフォルトのアイコンから選択したり、独自のアイコンをアップロードしたりできます。
    注意:

    SafariExperience Builder のファビコンを表示しません。

  • [サムネイル] - アプリまたはテンプレートのサムネイルを変更します。 通常、サムネイルはアプリまたはテンプレートのコンテンツのプレビューです。 これは、アイテムの詳細ページ、アイテムをリストまたはグリッドで表示するときの [コンテンツ] タブ、および Experience Builder を起動したときに開くテンプレート ギャラリーまたはエクスペリエンス ギャラリーに表示されます。 デバイスから画像ファイルをアップロードできます。
  • [サマリー] - アプリまたはテンプレートの簡単な説明を提供します。 サマリーはサムネイルと同様に、アイテム ページと、アイテムをリストまたはグリッドで表示するときの [コンテンツ] タブに表示されます。 サマリーには最大 2,048 文字を入力できます。 さらに詳細な情報を提供するには、アプリまたはテンプレートのアイテム ページに説明を記述します。

タイム ゾーン設定

異なる複数のタイム ゾーンにある時間ベースのデータを Experience Builder で処理する方法を選択します。 これらの設定は、アプリまたはテンプレートが日付フィールドを含むフィーチャ レイヤーを使用している場合に関係します。

異なるフィーチャ レイヤーは異なるタイム ゾーンで記録されたデータを含んでいる可能性があり、データをホストするサーバーとアプリを表示するユーザーの物理的な位置は世界中のどの場所でもかまわないため、時間フィールドの表示方法のオプションが用意されています。

次のオプションの中から 1 つを選択します。

  • [デバイスのタイム ゾーン] を選択すると、Experience Builder がユーザーのコンピューターにタイムゾーン設定を問い合わせて、そのタイム ゾーンを使用してすべての時間データを表示します。 このオプションは、世界中のユーザーが各自のタイム ゾーンで時間を表示する場合に適しています。
  • [特定のタイム ゾーン] を選択すると、ドロップダウン メニューからタイム ゾーンを選択して、そのタイム ゾーンを使用してすべての時間データを表示します。 このオプションは、世界のどこからアプリにアクセスするかに関係なく、1 つの特定のタイム ゾーンですべてのデータを表示する場合に適しています。
  • [データのタイム ゾーン] を選択すると、レイヤーの場合はタイム ゾーンのプロパティ、Web マップの場合は Map Viewer に定義されているタイム ゾーン設定に基づいて日時を表示します。 Experience Builder は日付情報の表示を調整しません。
    注意:

    タイムライン ウィジェットを使用するには、日時データを 1 つのタイム ゾーンに同期する必要があるため、タイムライン ウィジェットは [デバイスのタイム ゾーン] または [特定のタイム ゾーン] を選択した場合のみ使用できます。

    注意:

    マップ ウィジェットに追加された Web シーンの場合、タイム ゾーン設定は、ポップアップ内の日付または時刻フィールドに影響しません。

URL ステータスの管理

これらの設定を使用すると、実行時にアプリの URL に表示される [URL パラメーター] を制御できます。

[URL ステータスの管理] をクリックすると、[URL ステータスの管理] パネルが開きます。 ここで、[データの選択] パラメーターや、すべてのマップ ウィジェットと検索ウィジェットを表示できます。 アプリに多数のマップ ウィジェットや検索ウィジェットが含まれている場合、このリストは長くなるので、検索を使用して特定のウィジェットを見つけることができます。

[データの選択] や各ウィジェットの横にある切り替えボタンをオンにすると、関連付けられている URL パラメーターが実行時に URL に表示されます。 マップ ウィジェットには、関連付けられている URL パラメーターが複数あります。 マップ ウィジェットの場合、設定ボタンをクリックして、個々のパラメーターをオンにできます。

パラメーターをオフにしても、その機能は削除されません。そのパラメーターが URL に表示されなくなるだけです。 パラメーターを URL に含めると、正確な状態でアプリを共有するのに便利です。 たとえば、正確なマップ縮尺、回転、中心点でアプリを開き、特定のフィーチャを選択した状態にする URL を生成することができます。

プライバシー

[プライバシー] をクリックすると [プライバシー] パネルが開きます。 ここでは、アプリでユーザー データがどのように処理されるかを制御するための構成を設定できます。

アプリで Google アナリティクスを使用してデータを追跡するには、[Google Analytics (GA4)] の横にある切り替えボタンをオンにします。 アプリをアナリティクスに接続するため、表示されたテキスト ボックスに測定 ID を入力します。 測定 ID は Web サイトまたはアプリの一意の識別子です。 測定 ID の形式は「G-」とそれに続く 10 個の英数字を組み合わせたものです。 Google アナリティクスで新しいデータ ストリームを追加すると、測定 ID が割り当てられます。

アプリ用の Google アナリティクスの設定の詳細

ユーザーに対して Cookie の使用に同意するよう求めるバナーを追加するには、[Cookie バナー] の横にある切り替えボタンをオンにします。 Cookie は、サーバーがユーザーの Web ブラウザーに送信する小さなファイルです。 Experience Builder では次のタイプの Cookie が使用されます。

  • 必須 Cookie - ユーザーのログイン状態を維持するなど、Web サイトの基本的な機能に不可欠な Cookie です。 これらは常に使用されます。
  • パフォーマンス Cookie - ユーザーによるアプリの操作に関連する情報を収集する Cookie です。 これらはユーザー エクスペリエンスの最適化に役立ちます。 ユーザーに対して Cookie の使用に同意するよう求める際の Cookie とは、これらの Cookie のことです。

[プライバシー] パネルには次の Cookie バナー設定があります。

  • [同意モード] 設定は、[Google Analytics (GA4)] もオンにした場合に表示されます。 アプリを使用するために必須またはオプションの Cookie を許可するための同意を得ることができます。
  • 以前に同意したユーザーにバナーを再表示して、もう一度同意するよう求めるには、[同意を定期的に更新] チェックボックスをオンにします。 更新期間の日数を入力する必要があります。
  • [今すぐ更新] をクリックすると、すべてのユーザーにバナーがただちに再表示されます。 すべてのユーザーにもう一度同意するよう求めるかどうかをたずねる警告が表示されます。 [OK] をクリックして確定します。

Cookie バナーをオンにすると、ビルダーの右側に設定パネルが表示されます。 バナーの次のスタイル設定を構成することができます。

  • [レイアウト] - バナーの下側または右側のどちらに操作ボタンを表示するかを選択します。
  • [位置とサイズ] - ページ上のどこにバナーを表示するかを、幅、高さ、位置によって定義します。 高さと幅の値はピクセル (px) またはパーセント (%) で指定できます。 9 パネル グリッドを使用して、いずれかのアンカー ポイントを基準にしてウィジェットをページ上に配置することができます。 x オフセットと y オフセットを設定することもできます。
  • [バナー ボタン設定] - 実行時にバナーに追加する操作ボタンを選択します。
    • [Google Analytics (GA4)] をオンにした場合、[すべて承諾] ボタンが追加され、必要に応じて、[すべて拒否] ボタンと [基本設定] ボタンも追加することができます。
    • [Google Analytics (GA4)] をオフにした場合、[閉じる] ボタンが追加されます。
    • 各ボタンを展開して追加の設定を行うことができます。 デフォルトのボタン テキストを置き換えたりアイコンを設定したりすることができます。
  • [アニメーション] - Cookie バナーが表示されるときのアニメーションを追加します。
  • [背景] - バナーの背景の塗りつぶし色または画像を選択します。 [クイック スタイル] ボタンを使用して、アプリのテーマに合った設定済みのデザインから選択できます。
  • [枠線] - バナーの枠線の色、スタイル、および幅を選択します。 半径サイズを変更して、コーナーを形作ることができます。 [クイック スタイル] ボタンを使用して、アプリのテーマに合った設定済みのデザインから選択できます。
  • [ボックスの影] - バナーの周囲に影の効果を追加します。 [クイック スタイル] ボタンを使用して設定済みのデザインから選択するか、次の設定を使用できます。
    • [オフセット X] - 影の水平距離を設定します。 負の値にするとバナーの左側に影が配置され、正の値にすると右側に配置されます。
    • [オフセット Y] - 影の垂直距離を設定します。 負の値にするとバナーの上側に影が配置され、正の値にすると下側に配置されます。
    • [ぼかしの半径] - ぼかし効果を影に追加します。
    • [拡張の半径] - 影のサイズを調整します。
    • [色] - 色を選択します。

[Google Analytics (GA4)] をオンにし、[Cookie バナー] をオフにした場合、ユーザーに通知したり同意を求めたりすることなく Web アクティビティが追跡されます。 両方の設定をオンにした場合、ユーザーがパフォーマンス Cookie の使用に同意した場合にのみ、Web アクティビティが追跡されます。

キャンバス上で、Cookie バナー内のテキスト ボックスをクリックしてバナー テキストを編集することができます。 テキストをハイライト表示すると表示されるツールバーを使用して、テキストのフォント、サイズ、色、ストロークを変更することができます。 テキストにリンクを設定することもできます。

注意:

テキスト エディターで入力しているときに、キーボード ショートカットを使用して、テキストの編集を元に戻したり (Windows では Ctrl + ZMac では Cmd + Z)、やり直したりすることができます (Windows では Ctrl + YMac では Cmd + Y)。 ビルダー ツールバーの [元に戻す] ボタンと [やり直し] ボタンは、データの接続やウィジェットの追加など、ビルダーで実行されたアクションに適用され、テキスト編集には適用されません。