Web ページを開くステップは、ArcGIS Pro や ArcGIS Workflow Manager Web アプリの Web ページと Web アプリの統合に使用できます。これにより、Workflow Manager ユーザーは、Web ページや Web アプリをシームレスに操作することができます。
ステップが Workflow Manager Web アプリで実行されると、ステップで定義された Web ページまたは Web アプリが [作業] ページで開きます。 ステップの情報が [詳細] パネルに表示され、[最小化] ボタン をクリックして最小化することができます。
ステップが ArcGIS Pro で実行されると、ステップで定義された Web ページまたは Web アプリが ArcGIS Pro のビューで開きます。
注意:
このステップを他のユーザーが実行している場合、[実行中] アイコン がジョブに表示されます。
ステップの実行時に、次のアクションを実行できます。
- [一時停止] をクリックして、ステップを一時停止できます。
- [完了] をクリックして、ステップを完了できます。
注意:
ステップがオプションでない場合、ステップが完了する前に 1 回以上ステップを実行または一時停止する必要があります。
ステップの構成
ステップを構成するには、次の手順に従います。
注意:
セキュリティの脆弱性を低減するには、信頼できる Web ページや Web アプリに対してのみ [Web ページを開く] ステップを構成してください。
- ワークフロー ダイアグラムを作成または編集し、[ステップ ライブラリ] パネルにアクセスします。
- [Web ページを開く] を [ステップのライブラリ] パネルからワークフロー キャンバス上のステップの接続矢印にドラッグします。
[ステップの詳細] パネルが表示されます。
- [ステップ名] テキスト ボックスにステップの名前を入力します。
- Web ページまたは Web アプリの URL を [Web ページの URL] テキスト ボックスに入力します。
ArcGIS Arcade 式を使用して動的な値を入力することもできます。 [Web ページの URL] の値にプレーン テキストと ArcGIS Arcade 式が含まれる場合、次のようにテキストの書式を設定する必要があります。
'https://webadaptorhost.domain.com/webadaptorname/<BranchVersionedFeatureServiceName>/?versions=' + JobVersion($Job, '<DataSourceName>') + '&extent=' + JobLocation($Job)
注意:
[Web ページを開く] ステップは、埋め込み制限のない URL と、ArcGIS Enterprise ポータルのパブリック Web アプリのみをサポートします。 ArcGIS Enterprise ポータル内のセキュリティ保護された Web アプリや、コンテンツが混在する Web ページはサポートされません。
- 必要に応じ、[Arcade の結果を自動的にエンコード] 設定を構成します。
- [Web ページの URL] テキスト ボックスのベース URL の一部を構成するために Arcade 条件式が使用される場合、[Arcade の結果を自動的にエンコード] チェックボックスをオフにします。
- [Web ページの URL] テキスト ボックスの Arcade 条件式の中に、URL に変換するときにエスケープする必要がある特殊文字 (スペースやフォワード スラッシュなど) を含む結果を返すものがある場合、[Arcade の結果を自動的にエンコード] チェックボックスを必ずオンにしてください。
- 必要に応じて、[新しいブラウザーで開く] チェックボックスをオンにし、Workflow Manager Web アプリでステップが実行される際に、Web ページまたは Web アプリを新しいブラウザー ウィンドウで開きます。
- [オプション] タブをクリックします。
- 必要に応じて、[ステップ オプション] を構成します。
- [手動] - 手動でステップを実行します。
- [オプション] - ステップを実行しないで終了できるようにします。
- [自動] - アクティブになり次第、ステップを実行します
注意:
ワークフロー ダイアグラムがデータ品質の評価ステップまたはジオプロセシング サービスの実行ステップを含む一連のステップを自動的に実行するように構成されている場合、一連のステップを開始したユーザー トークンの有効期限が切れた後に実行を試みるステップは、自動的に実行されません。 手動操作なしで、さらなる自動ステップの実行を継続するには、ArcGIS Workflow Manager Server Advanced ロールのライセンスが必要です。
- [スケジュールに沿って実行] - 設定したスケジュールに従ってステップを実行します。
- [手動] - 手動でステップを実行します。
- 必要に応じて、[ステップ ヘルプ] テキスト ボックスにステップのヘルプ テキストを入力します。
ArcGIS Arcade 式を使用して、ステップ ヘルプの動的な値を入力することもできます。 ステップ ヘルプにプレーン テキストと Arcade 式が含まれている場合は、テキストを次のように書式設定する必要があります。
'For further assistance, please contact' + JobCreator($Job) + '.'
- 必要に応じて、[スタイル] タブをクリックし、ステップの形状と色を変更します。
- 必要に応じて、[情報] タブをクリックし、[ステップの説明] テキストボックスにステップの説明を入力します。
ヒント:
[情報] タブには、ステップの出力を取得するために動的なジョブ プロパティで使用できるステップ ID も含まれています。 ステップ ID をクリップボードにコピーするには、[ステップ ID をコピー] をクリックします。
戻り値
ステップが完了すると、その戻り値が格納され、ステップの結果を示します。 パスを使用して戻り値をすぐに評価し、ワークフロー内の次のステップを決定できます。 ArcGIS Arcade 式を使用して、ワークフロー全体を通じて完了したステップの戻り値を取得することもできます。 次の表は、ステップの戻り値を示しています。
戻り値 | 説明 |
---|---|
S000001 | ステップが正常に完了しました。 |
F000001 | ステップを正常に完了できませんでした。 |
出力値
ステップが完了すると、その出力値が格納され、ワークフローがたどるパスの決定に使用したり、ワークフロー全体で他のステップの入力値として使用したりできます。 次の表は、ステップの出力値を示しています。
出力 | 説明 |
---|---|
<URL> | 開いている Web ページまたは Web アプリの URL を返します。 |