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ユーティリティ ネットワークのトレース

ArcGIS Enterprise (11.4)    |

[トレース] ツールを使用して、ユーティリティ ネットワークおよび指定トレース構成とともに公開されている Web マップに対してトレースを実行できます。

注意:

ユーティリティ ネットワークとともに公開されている Web マップには、マップ定義内にいくつかの指定トレース構成が含まれていることがあります。 トレースを実行するには、その前にトレース オプションを設定する必要があります。

一般的なトレースの使用例には以下のようなものがあります。

  • 水の供給を停止するために閉じる必要があるシステム バルブと、結果的に発生する断水の影響を受ける顧客を特定するために、分離性のトレースを実行します。
  • 雨水システムの汚染源として考えられる場所を特定するため、上流トレースを実行します。
  • 新たに編集されたフィーチャが、予期したとおりに接続されていることを確認するため、分岐バージョンで接続解析トレースを実行します。
  • 回路やゾーンなどのサブネットワークが定義されていること、または適切に編集されたことを確認するため、サブネットワーク トレースを実行します。

トレースの実行

ユーティリティ ネットワークに対するトレースを構成したら、[トレース] ツールを使用して 1 つ以上のトレースを同時に実行できます。

トレースを実行するには、次の手順を実行します。

  1. Web Editor でユーティリティ ネットワークを含むマップを開きます
  2. [ユーティリティ ネットワーク ツール] をクリックします。

    [ユーティリティ ネットワーク ツール] にアクセスするには、マップにユーティリティ ネットワークが含まれている必要があります。

    [ユーティリティ ネットワーク] ツールバーがマップに表示されます。

  3. [トレース] をクリックします。
  4. [入力] タブで、[トレース タイプ] メニューをクリックし、指定トレース構成から選択します。

    複数の指定トレース構成を選択できます。

  5. 次の手順により、始点を追加します。
    1. [始点] セクションで、追加ボタン をクリックします。
    2. 始点をマップに追加します。

      始点はフィーチャと交差する必要があります。

    3. 始点に複数のターミナルがある場合、フィーチャ名の横の [展開] Expand をクリックします。

      始点に 1 つのターミナルのみがある場合は、サブステップ e に進みます。

    4. [ターミナルの選択] メニューをクリックし、1 つまたは複数のターミナルを選択します。
    5. 上述のステップを繰り返して、必要に応じて始点をさらに追加します。
  6. 必要に応じて、次の手順によりバリアを追加します。
    1. [バリア] セクションで、追加ボタン Add data をクリックします。
    2. バリアをマップに追加します。

      バリアはフィーチャと交差する必要があります。

    3. バリアに複数のターミナルがある場合、フィーチャ名の横の [展開] Expand をクリックします。

      バリアに 1 つのターミナルのみがある場合は、サブステップ e に進みます。

    4. 必要に応じて、[ターミナルの選択] メニューをクリックし、1 つまたは複数のターミナルを選択します。
    5. 上述のステップを繰り返して、必要に応じてバリアをさらに追加します。
  7. [実行] をクリックします。

    トレースが正常に実行されると、その結果が [結果] タブに表示されます。

    注意:

    Web Editor では、指定トレース構成で [選択] および [集約されたジオメトリ] の結果タイプ パラメーターがサポートされています。

    結果タイプのパラメーターの詳細

  8. 右矢印 をクリックして結果を展開します。

    個別のトレース レコードに到達するまでトレースを展開できます。 レコードをクリックすると、マップがその位置にズームします。

  9. [すべてクリア] をクリックして、トレースを終了します。

    トレース結果を消去するかどうかを確認するよう求められます。

  10. [OK] をクリックして結果を消去するか、[キャンセル] をクリックして結果の表示を続けます。

このトピックの内容
  1. トレースの実行