緊急時応急措置指針ウィジェット

ERG (緊急時応急措置指針) ウィジェットでは、危険物の流出の種類とユーザーが選択したマップ上の場所に基づいて、潜在的な危険を特定できます。 このウィジェットは、2020 年版緊急時応急措置指針を参照しています。 緊急時応急措置指針ウィジェットを使用すると、流出位置や気象条件に基づいて、以下を含むオレンジ色のガイド ページや緑色のテーブル ページに類似した、初期隔離ゾーンおよび防護措置ゾーンのグラフィックスを作成できます。

  • テーブル I: 初期隔離および防護距離
  • テーブル III: 吸入ガスの場合の毒性物質の大量流出
  • 沸騰液体蒸気拡散爆発 (BLEVE)

緊急時応急措置指針ウィジェットの構成

このウィジェットは、アプリの起動時に自動的に開くように設定できます。 ウィジェットにポインターを合わせて、ウィジェット上の [アプリの起動時に、このウィジェットを開かない] ボタン アプリの起動時に、このウィジェットを開かない をクリックし、設定を [アプリの起動時に、このウィジェットを自動的に開く] に変更します。 (最初にアプリに追加する必要があるウィジェットについては、ウィジェットを構成した後でこのオプションをオンにすることができます。)

  1. ウィジェット上にマウス ポインターを合わせて、[このウィジェットを構成] ボタン このウィジェットを構成 をクリックして、構成ウィンドウを開きます。
    注意:

    最初にウィジェットをアプリに追加する必要がある場合は、[ウィジェット] タブのウィジェット プレースホルダーをクリックします。 表示される [ウィジェットの選択] ウィンドウで、ウィジェットを選択し、[OK] をクリックします。

  2. 必要に応じて、[ウィジェット アイコンの変更] ボタンをクリックし、このウィジェットのデフォルト アイコンを変更します。

    ファイル エクスプローラー ウィンドウが表示され、ウィジェット アイコンとして使用するローカル イメージ ファイルをアップロードできます。

  3. 構成ウィンドウでは、出力シンボルの外観と動作を設定する次のオプションを指定できます。

    • 流出位置 - 流出位置グラフィックスのアウトラインと塗りつぶしの色、透過表示、およびスタイルを定義します。
    • 初期隔離ゾーン - 初期隔離ゾーン グラフィックスのアウトラインと塗りつぶしの色、透過表示、およびスタイルを定義します。
    • 防護措置ゾーン - 防護措置ゾーン グラフィックスのアウトラインと塗りつぶしの色、透過表示、およびスタイルを定義します。
    • 風下ゾーン - 風下ゾーン グラフィックスのアウトラインと塗りつぶしの色、透過表示、およびスタイルを定義します。
    • 火炎隔離ゾーン - 火炎隔離ゾーン グラフィックスのアウトラインと塗りつぶしの色、透過表示、およびスタイルを定義します。
    • BLEVE 隔離ゾーン - BLEVE 隔離ゾーン グラフィックスのアウトラインと塗りつぶしの色、透過表示、およびスタイルを定義します。

  4. [結果の操作レイヤーを選択] で、現在の Web マップのポリゴン フィーチャ レイヤーのリストの中から、結果を保存するレイヤーを選択します。
    注意:

    リストには、組織のレイヤーのみが含まれます。 マップで他の組織のポリゴン フィーチャ レイヤーが使用されている場合は、リストには表示されません。

  5. [OK] をクリックして設定を保存し、[緊急時応急措置指針の構成] ウィンドウを閉じます。

緊急時応急措置指針ウィジェットの使用

ユーザー定義のポイントおよび流出情報から隔離および措置ゾーンを作成できます。

隔離および措置ゾーンの特定

緊急時応急措置指針ウィジェットを使用して隔離および措置ゾーンを特定するには、次の手順を実行します。

  1. 緊急時応急措置指針ウィジェットを開きます。
  2. [流出位置] テキスト ボックスに座標を入力して Enter キーを押すか、[流出位置の追加] ツールを使用してポイントをインタラクティブに選択し、流出位置を設定します。
  3. 必要に応じて、[入力の書式設定] ボタンをクリックして、[座標形式の文字列の設定] ダイアログ ボックスを開きます。
  4. [製品] 検索ボックスで名前またはプラカード番号を検索し、必要な製品をクリックして選択します。

    PDF ボタンをクリックすると、措置指針の対応するオレンジ色のページがブラウザー タブ内に表示されます。

  5. [流出サイズ] ドロップダウン メニューをクリックして、流出サイズを大規模または小規模から選択します。

    緊急時応急措置指針では、小規模および大規模の流出サイズ間の閾値を、液体で 55 ガロン (208 リットル)、固体で 60 ポンド (300 キログラム) に定義しています。

  6. 必要に応じて、[火炎隔離ゾーン] 切り替えボタンをオンにして、火炎隔離ゾーン グラフィックスを作成します。
  7. [風向] テキスト ボックスに値を入力します。
  8. [流出時間] ドロップダウン メニューをクリックし、昼または夜を選択します。
  9. [BLEVE 隔離ゾーンの表示] 切り替えボタンを使用して、BLEVE 隔離ゾーン グラフィックスを作成します。
  10. 注意:
    [BLEVE 隔離ゾーンの表示] 切り替えボタンと [コンテナーの容量] ドロップダウン メニューは、BLEVE 避難距離が長い製品が選択されている場合にのみ使用できます。
  11. [BLEVE 隔離ゾーンの表示] をオンにした場合、隣接する [コンテナーの容量] ドロップダウン メニューを使用してコンテナー容量を選択します。 このパラメーターは、BLEVE 隔離ゾーンのサイズを定義します。

    注意:
    選択した製品に適用可能な場合は、[風速][輸送コンテナー] を選択します。

  12. [ゾーンの作成] をクリックします。

    緊急時応急措置指針に従って描画された隔離ゾーン グラフィックスがマップに表示され、[結果] パネルがウィジェットに表示されます。

  13. [公開された ERG レイヤー名] テキスト ボックスに、ホスト フィーチャ レイヤーの名前を入力します。
  14. [公開] をクリックします。

    [サイン イン] ダイアログ ボックスが表示されます。

  15. 組織またはポータルの有効なユーザー名とパスワードを入力します。
  16. [OK] をクリックします。

    初期隔離ゾーンおよび防護措置ゾーンは、ホスト フィーチャ レイヤーとしてポータルに公開されます。 [Web レイヤーの管理] ハイパーリンクをクリックすると、公開されたホスト フィーチャ レイヤーのアイテムがブラウザーに表示されます。

設定

緊急時応急措置指針ウィジェットを含むアプリケーションでの動作中に、ウィジェットの設定を変更できます。 [ウィジェットの設定] ダイアログ ボックスを開き、出力シンボルの動作を変更します。

  • 流出位置 - 流出位置グラフィックスのアウトラインと塗りつぶしの色、透過表示、およびスタイルを定義します。
  • 初期隔離ゾーン - 初期隔離ゾーン グラフィックスのアウトラインと塗りつぶしの色、透過表示、およびスタイルを定義します。
  • 防護措置ゾーン - 防護措置ゾーン グラフィックスのアウトラインと塗りつぶしの色、透過表示、およびスタイルを定義します。
  • 風下ゾーン - 風下ゾーン グラフィックスのアウトラインと塗りつぶしの色、透過表示、およびスタイルを定義します。
  • 火炎隔離ゾーン - 火炎隔離ゾーン グラフィックスのアウトラインと塗りつぶしの色、透過表示、およびスタイルを定義します。
  • BLEVE 隔離ゾーン - BLEVE 隔離ゾーン グラフィックスのアウトラインと塗りつぶしの色、透過表示、およびスタイルを定義します。

初期隔離ゾーンおよび防護措置ゾーンはホスト フィーチャ レイヤーとしてポータルに公開され、企業全体で信頼できるソースとして使用できます。 ホスト フィーチャ レイヤーを他のプログラムで使用するためにエクスポートするには、ArcGIS Online マニュアルの「ホスト レイヤーの使用」をご参照ください。 特定の流出が主要施設ポイントに与える影響を分析するには、クエリ ウィジェットを使用して、出力隔離および措置ゾーンと交差する位置を表示します。