[属性の一括編集] ウィジェットでは、形状をスケッチするか、交差するレイヤーに基づいてフィーチャを選択し、共通属性を更新できます。 たとえば、作業管理者は、このウィジェットを使用して検証が必要なアセット (フィーチャ) を選択し、属性を更新して、これらのフィーチャを特定のフィールド作業員に割り当てることができます。
注意:
異なるレイヤーに同じフィールド名を共有するフィールドが存在するものの、ドメインが異なる場合は、1 つのドメインのみを使用することができます。
注意:
マップにサブタイプを含む複数のレイヤーが存在する場合、これらのレイヤー間でフィーチャの属性を編集する際には、1 つのレイヤーのサブタイプ フィールドのみが使用されます。 このことは既知の制限事項です。 ドロップダウン メニューからサブタイプ値の説明を選択すると、REST エンドポイントでの整合チェックで数値が求められるため、コード値がテキスト フィールドに格納されます。
属性一括編集ウィジェットの構成
このウィジェットは、アプリの起動時に自動的に開くように設定できます。 ウィジェットにポインターを合わせて、ウィジェット上の [アプリの起動時に、このウィジェットを開かない] ボタン をクリックし、設定を [アプリの起動時に、このウィジェットを自動的に開く] に変更します。 (最初にアプリに追加する必要があるウィジェットについては、ウィジェットを構成した後でこのオプションをオンにすることができます。)
- ウィジェット上にマウス ポインターを合わせて、[このウィジェットを構成] ボタン をクリックして、構成ウィンドウを開きます。
注意:
最初にウィジェットをアプリに追加する必要がある場合は、[ウィジェット] タブのウィジェット プレースホルダーをクリックします。 表示される [ウィジェットの選択] ウィンドウで、ウィジェットを選択し、[OK] をクリックします。
- このウィジェットのデフォルト アイコンを変更する場合は、[ウィジェット アイコンの変更] をクリックします。ファイル エクスプローラー ウィンドウが表示され、ウィジェット アイコンとして使用するローカル イメージ ファイルを選択できます。
- [選択タイプの定義] タブで、以下のいずれかの方法で更新するフィーチャを選択します。
- [エリアによる選択] - 図形の種類を使用し、マップ上にスケッチして、フィーチャを選択します。 選択できる描画ツールを定義します。 この方法の使用事例を次に示します。
- 1 つのポイント、ライン、またはポリゴン フィーチャを選択して編集する場合。
- 複数のポイント、ライン、およびポリゴン フィーチャを選択し、それらのフィーチャを囲む範囲をマップ上に描画して編集する場合。
- [フィーチャによる選択] - フィーチャを選択して、交差するすべてのフィーチャの属性を更新します。 この方法の使用事例を次に示します。
- マップ上で選択したフィーチャと交差する 1 つまたは複数のポイント、ライン、またはポリゴン フィーチャの属性を編集する場合。 たとえば、サービス停止エリア ポリゴン内のすべての住所ポイントを編集できます。
- [フィーチャおよび共有属性値による選択] - フィーチャを選択して、共通の属性値を共有するすべての交差フィーチャの属性を更新します。 この方法の使用事例を次に示します。
- マップ上で選択したフィーチャと交差し、共通の属性値を共有する 1 つまたは複数のポイント、ライン、またはポリゴン フィーチャの属性を編集する場合。 たとえば、サービス停止エリア ポリゴン内にあり、住宅の住所になっているすべての住所ポイントを編集できます。
ウィジェットでは、上記 3 つの選択方法を使用し、レコードを選択して更新することができます。 ただし、使用できる選択方法は 1 種類だけです。 2 つ以上の選択方法が必要であれば、ウィジェットの新しいインスタンスを作成します。
- [エリアによる選択] - 図形の種類を使用し、マップ上にスケッチして、フィーチャを選択します。 選択できる描画ツールを定義します。 この方法の使用事例を次に示します。
- [更新するレイヤーの定義] タブをクリックし、更新するレイヤーを 1 つ以上選択し、各レイヤーのハイライトされているシンボルを更新します。
注意:
選択方法に [フィーチャおよび共有属性値による選択] を選択した場合、[更新] チェックボックスがオンになっているすべてのレイヤーの [クエリ フィールド] でフィールドを選択する必要があります。
- [更新するフィールドの定義] タブをクリックし、更新する共通フィールドを選択します。
注意:
[更新するレイヤーの定義] テーブルでレイヤーを複数オンにした場合、共通する編集可能なフィールドのみが更新に使用可能になります。 Web マップのレイヤーのポップアップ構成で編集可能として設定されている場合のみ、フィールドが一覧表示されます。
- ウィジェットの説明をカスタマイズするには、[ウィジェットの上部に表示されるテキスト] テキスト ボックスを更新します。
注意:
バージョン 10.8.1 より前にアプリを構成し、このコンテンツにカスタム XSS を使用した場合は、セキュリティを向上させるために XSS フィルターが実装されているため、期待どおりに表示されるようアプリを修正する必要があります。
- [OK] をクリックして保存し、[属性の一括編集] ウィジェット構成を閉じます。
属性一括編集ウィジェットの使用
[属性の一括編集] ウィジェットの使用を開始するには、次の手順に従います。
- [属性の一括編集] ボタンをクリックすると、ウィジェットが開きます。
- 更新しないレイヤーのチェックボックスをオフにします (デフォルトでは、すべてのレイヤーがオンになっています)。 レイヤー内のフィーチャをフィルター処理するには、フィルター列の [編集] ツールをクリックして条件式を追加します。
- マップに描画するツールを選択し (ウィジェットの構成によって異なります)、更新するフィーチャを選択します。
- 選択したフィーチャに対して新しい属性値を定義し、保存します。
- 特定のフィールドに異なる値を含む複数のフィーチャを選択した場合は、[既存の値を維持] がデフォルト値として表示されます。 これにより、各フィーチャの該当フィールドで既存の値が保持されます。
- 特定のフィールドに異なる値を含む複数のフィーチャを選択していて、かつフィールドにドメインがある場合、ドロップダウン リストには、すべてのドメインの値が表示されます。 リストで、フィーチャが使用する既存の値には、下線が引かれています。
データを NULL に更新するには、ドロップダウン リストから [値なし] を選択します。 フィールド値を空にすると、既存の値が維持されます。