土地利用の操作—ArcGIS Urban

ArcGIS Urban の土地利用は、土地利用タイプと土地利用境界で構成されています。土地利用タイプは、建物の高さ、区画範囲、空間用途など、土地利用規制の特定の組み合わせを表します。土地利用タイプにはジオメトリがありません。土地利用タイプを土地利用境界に割り当てることで、土地利用規制の空間範囲を定義できます。

Urban モデルからコピーした既存の土地利用タイプおよび土地利用境界を編集したり、土地利用プランの編集時に新しいタイプおよび境界を提案したりすることができます。提案した土地利用タイプは、プラン内でのみ適用可能で、都市全体に適用できるわけではありません。

土地利用タイプの追加

新しいタイプを作成するか、既存のタイプをコピーして、土地利用タイプをプランに追加できます。

土地利用タイプの作成

土地利用モードまたはプラン構成で、土地利用タイプを作成できます。土地利用モードオプションを使用した場合は、タイプを 1 つずつ追加します。プラン構成のインポートオプションを使用した場合は、ホストフィーチャテーブル、スプレッドシート、またはフィーチャレイヤーシンボルから複数のタイプをインポートします。

土地利用モードでの土地利用タイプの作成

土地利用モードで土地利用タイプを作成するには、次の手順を実行します。

プランエディターを開きます。
ヘッダーの右上にある [土地利用] ボタンをクリックします。
右側のサイドパネルが展開されていることを確認してください。
パネルを表示または非表示にするには、ビューの右上にある [展開] ボタンをクリックします。
サイドパネルの右上隅にある [土地利用タイプ] をクリックします。
サイドパネルには、プランに土地利用タイプのリストが表示されます。
サイドパネルの右上隅にある [追加] ボタンをクリックします。
[新しい土地利用タイプ] ダイアログボックスが表示されます。
[表示設定] タブで、新しい土地利用タイプのスタイル設定を変更します。
- 土地利用タイプのラベルを入力します。
- 必要に応じて、土地利用タイプの名前、カスタム ID、説明を入力します。説明はマークダウンの構文エレメントを使用してスタイル設定できます。詳細については、「説明のスタイル設定」をご参照ください。
- 必要に応じて、土地利用タイプの [色]、[塗りつぶし]、[アウトライン] のデフォルト値を変更します。
[パラメーター] タブで、土地利用規制を変更します。
[OK] をクリックし、新しい土地利用タイプを保存します。
新しい土地利用タイプが保存されて土地利用タイプリストに追加され、名前の横に提案フラグが付加されます。

プラン構成への土地利用タイプの追加

プラン構成に土地利用タイプを追加するには、次の手順を実行します。

プランエディターを開きます。
プラン名のドロップダウンメニューを展開して、[プランの構成] を選択します。
デフォルトでは、プラン構成が一般のプラン設定タブに開きます。
[土地利用] をクリックし、[土地利用タイプ] をクリックします。
[追加] をクリックして、次のオプションから選択します。
- [単一アイテム] - 単一の土地利用タイプを追加します。
- [スプレッドシートから] - スプレッドシートから複数のタイプをインポートします。
- [フィーチャテーブルから] - ホストフィーチャテーブルから複数のタイプをインポートします。
- [フィーチャレイヤーシンボルから] - ホストフィーチャレイヤーのシンボルから複数のタイプをインポートします。
これらのオプションの詳細については、「ゾーニングタイプの管理」をご参照ください。
タイプの追加が終了したら、ヘッダーの [プランに戻る] をクリックします。

既存のタイプに基づく土地利用タイプの作成

土地利用モードまたはプラン構成で、既存のタイプに基づいて土地利用タイプを作成できます。土地利用モードでタイプリストの既存のタイプに基づいて土地利用タイプを作成するには、次の手順を実行します。

注意:

タイプリストへのアクセス方法については、上記の「土地利用タイプの作成」セクションをご参照ください。

複製したい既存の土地利用タイプの [構成] ボタンをクリックします。
[土地利用タイプ] ダイアログボックスが開き、選択した土地利用タイプのパラメーターがリスト表示されます。
このダイアログボックスの下端までスクロールします。
左下隅にある [複製の作成] ボタンをクリックします。
要件に従って、複製した土地利用タイプの表示設定およびパラメーターを定義します。
注意:
土地利用タイプの表示設定およびパラメーターの変更については、上記の「土地利用タイプの作成」セクションをご参照ください。
[OK] をクリックします。
複製された土地利用タイプが、土地利用タイプリストに追加されます。

土地利用タイプの並べ替え

土地利用タイプを並べ替えて、凡例での位置を変更します。土地利用タイプの順序を変更するには、次の手順を実行します。

プランエディターを開きます。
プラン名のドロップダウンメニューを展開して、[プランの構成] を選択します。
[土地利用] をクリックし、[土地利用タイプ] を選択します。
土地利用タイプのリストが表示されます。
土地利用タイプをドラッグしてその順序を変更します。

土地利用タイプの変更

土地利用モードまたはプラン構成で、既存の土地利用タイプを変更できます。土地利用モードでタイプリストから土地利用タイプを変更するには、次の手順を実行します。

注意:

タイプリストの表示方法については、上記の「土地利用タイプの作成」セクションをご参照ください。

変更する土地利用タイプの横にある [構成] ボタンをクリックします。
表示設定およびパラメーターを変更します。
[OK] をクリックします。
変更内容が土地利用タイプに適用されます。この土地利用タイプがプラン内の土地利用境界に適用される場合、変更内容はマップにも適用されます。変更は、現在のプランのすべてのシナリオに影響を及ぼします。

注意:

既存の土地利用タイプを変更すると、変更内容は、現在のプランでのみ適用されます。

土地利用境界の追加

土地利用境界は、ポリゴンを描画するか、区画の上にペイントすることで追加できます。

注意:

土地利用境界を重複させることはできません。新たに追加した境界が既存の境界と重複する場合、重複するエリアでは既存の境界が新しい境界に置き換えられます。

ポリゴンの描画による土地利用境界の追加

ポリゴンを描画して土地利用境界を追加するには、次の手順を実行します。

プランエディターを開きます。
ヘッダーの右上にある [土地利用] ボタンをクリックします。
ビューの右側のワークフローツールバーの [境界の追加] ボタンをクリックします。
[マップをクリックして新しい境界を描画] ボタンが選択されていることを確認します。
ドロップダウンリストから土地利用タイプを選択します。
ラベルまたは説明で土地利用タイプを検索するには、ドロップダウンフィールドの内部をクリックして入力を開始します。
[統合] ボタンを有効にすると、同じ土地利用タイプの重複する境界および隣接する境界が統合されます。
- 有効 - 新しい境界は同じタイプのオーバーラップする境界および隣接する境界と統合されます。
- 無効 - 新しい境界は他の境界と統合されません。重複部分は新しい境界で置き換えられます。
この設定は、現在のプランを編集している間、保持されます。
マップをクリックして、新しい土地利用境界を描画します。終了したら、ダブルクリックします。
[OK] をクリックします。

注意:

このツールは、スナップをサポートしています。スナップを一時的に無効にするには、Ctrl キーを押したまま描画します。
このツールは、編集制約をサポートしています。正確な寸法を入力するには、描画中に Tab キーを押します。

区画の上にペイントして土地利用境界を追加

区画の上にペイントして土地利用境界を追加するには、次の手順を実行します。

プランエディターを開きます。
ヘッダーの右上にある [土地利用] ボタンをクリックします。
ビューの右側のワークフローツールバーの [境界の追加] ボタンをクリックします。
[区画の上にペイントしてゾーニング境界を追加] ボタンをクリックします。
ドロップダウンリストから土地利用タイプを選択します。
ラベルまたは説明で土地利用タイプを検索するには、ドロップダウンフィールドの内部をクリックして入力を開始します。
[統合] ボタンを有効にすると、同じ土地利用タイプの重複する境界および隣接する境界が統合されます。
- 有効 - 新しい境界は同じタイプのオーバーラップする境界および隣接する境界と統合されます。
- 無効 - 新しい境界は他の境界と統合されません。重複部分は新しい境界で置き換えられます。
この設定は、現在のプランを編集している間、保持されます。
選択した土地利用タイプを適用する区画の上をペイントします。
分離した複数の区画の上にペイントするには、Shift キーを押しながらペイントします。
[OK] をクリックします。

土地利用境界タイプの変更

土地利用境界の土地利用タイプを変更するには、次の手順を実行します。

プランエディターを開きます。
ヘッダーの右上にある [土地利用] ボタンをクリックします。
マップで、編集する土地利用境界をクリックします。
選択した土地利用境界の詳細を示すポップアップが表示されます。
ポップアップで [変更] をクリックします。
[土地利用の変更] ダイアログボックスが表示されます。
ドロップダウンリストから土地利用タイプを選択します。
ラベルまたは説明で土地利用タイプを検索するには、ドロップダウンフィールドの内部をクリックして入力を開始します。
[土地利用の変更] ダイアログボックスの下部にあるチェックボックスをオンにすると、選択した境界と同じ土地利用タイプの隣接する境界が統合されます。
この設定は、現在のプランを編集している間、保持されます。
[OK] をクリックします。

土地利用境界の分割

土地利用境界を分割するには、次の手順を実行します。

プランエディターを開きます。
ヘッダーの右上にある [土地利用] ボタンをクリックします。
マップで、分割する土地利用境界をクリックします。
選択した土地利用境界の詳細を示すポップアップが表示されます。
ポップアップで [変更] をクリックします。
[土地利用の変更] ダイアログボックスが表示されます。
[分割] ボタンをクリックします。
[土地利用の変更] ダイアログボックスが閉じます。
マップをクリックして分割ポリラインを描画します。ダブルクリックして終了します。
[OK] をクリックします。
選択した土地利用境界がポリラインに沿って分割されます。

注意:

このツールは、スナップをサポートしています。スナップを一時的に無効にするには、Ctrl キーを押したまま描画します。
このツールは、編集制約をサポートしています。正確な寸法を入力するには、描画中に Tab キーを押します。

土地利用境界の削除

土地利用境界を削除するには、次の手順を実行します。

プランエディターを開きます。
ヘッダーの右上にある [土地利用] ボタンをクリックします。
マップで、削除する土地利用境界をクリックします。
選択した土地利用境界の詳細を示すポップアップが表示されます。
ポップアップで [変更] をクリックします。
[土地利用の変更] ダイアログボックスが表示されます。
[削除] ボタンをクリックすると、土地利用境界が削除されます。

シナリオへの土地利用境界のコピー

別のシナリオに土地利用境界をコピーするには、次の手順を実行します。

プランエディターを開きます。
ヘッダーの右上にある [土地利用] ボタンをクリックします。
マップで、別のシナリオにコピーする土地利用境界をクリックします。
選択した土地利用境界の詳細を示すポップアップが表示されます。
ポップアップで [シナリオにコピー] ボタンをクリックします。
[シナリオにコピー] ダイアログボックスが表示されます。
ドロップダウンリストからターゲットシナリオを選択します。
ターゲットシナリオでオーバーラップを処理する方法を選択します。
- [維持] - ターゲットシナリオ内のすべての土地利用境界が維持されます。コピーした土地利用境界は、必要に応じてクリップされます。
- [置換] - コピーされた土地利用境界が維持されます。ターゲットシナリオ内の土地利用境界は、必要に応じてクリップされます。
[OK] をクリックして、土地利用境界をコピーします。
土地利用境界がコピーされます。ターゲットシナリオが開きます。

注意:

既存のシナリオにコピーすることはできません。
ソースまたはターゲットの土地利用境界をマルチパートにクリップする必要がある場合は、マルチパートフィーチャが作成されます。コピーした後、マルチパート境界を分割するには、スプリットツールを使用します。詳細については、上記の「土地利用境界の分割」セクションをご参照ください。

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