数値の質問に使用するレポート式の例を次に示します。
基本的な算術演算を数値の質問で使用することができ、算術演算を使用して、それらの質問に対する回答の加算、減算、乗算、除算を実行したり、剰余を求めたりすることができます。 以下に例を示します。
${number1 - 15}
${number1 * 6}
${number1 / number2}
${number1 % number2}
ヒント:
式が複雑な数式を含んでいる場合、レポート生成が期待する結果を確実に生成するように、括弧を使用することを検討してください。
小数の質問については、round 式を使用し、値を丸める小数桁の最大数を設定します。 次の例では、数値 3.141592 を小数点以下 4 桁の 3.1416 に丸めています。
${decimal1 | round:4}
小数の質問については、toFixed 式を使用し、値を丸める小数桁の最大数を設定します。 次の例では、3.14 の小数点以下の表示桁数を 3.140 と固定しています。
${decimal1 | toFixed:3}
format 式を使用すると、プレースホルダー文字を使用し、数値の質問に対する回答を特定の方法で表示できます。 次のプレースホルダー文字がサポートされます。
| 文字 | 説明 |
|---|---|
. | 小数点の記号。 |
, | format 式の中で使用する場合、グループ区切り記号を追加します。グループ サイズは、最初のグループ区切り記号のプレースホルダーと小数点記号のプレースホルダー、あるいは式末尾の間の桁数によって決定されます。 追加しなければ、グループ区切り記号は使用されません。 |
0 | 必要な桁数。 回答に含まれる桁数が、必要な桁数に満たない場合は、ゼロが埋め込まれます。 |
# | オプションの桁数。 回答に含まれる桁数が必要以上に多い場合は、数値は丸められます。 |
ヒント:
小数点記号と桁区切り記号は、選択したロケールに応じて印刷結果に表示されます。
次の例では、小数点以下の最大桁数が 3 桁で、桁区切り記号を含み、必要に応じて数値を丸めた回答を返します。
${decimal1 | format:"#,##0.###"}