日付および日時の質問に使用するレポート式の例を次に示します。
注意:
これらの式は、文字列として格納される時間の質問には適用されません。
日付と日時の質問が、各地域の書式に適した形で表示されるようにするには、式を使用し、指定したロケールに合わせて質問の書式を設定できます。 式には、まず locale メソッドを配置し、ロケール コードは小文字で入力する必要があります。
${datetime | locale:"pt-br"}
注意:
特定の言語のロケール コードについては、Wikipedia の「List of ISO 639-1 codes」をご参照ください。 ただし、これらの言語がすべて Survey123 でサポートされているわけではありません。
フィーチャ レイヤーのすべての日付と日時の値は協定世界時 (UTC) で格納されます。 デフォルトでは、レポートで返されるすべての日付値と日時値のタイム ゾーンが、レポート生成のリクエストに使用された Web ブラウザーと同じものになります。 utcOffset メソッドを使用すると、レポート内のこれらの値の表示を変更して、特定のタイム ゾーンに合わせることができます。 次の式は、日時の質問の回答を UTC から 1 時間オフセットして表示します。
${datetime | utcOffset:"+01:00"}
utcOffset メソッドは、+01:00、+0100、+01 の形式をサポートし、同じ結果を返します。 このメソッドを使用して、回答の送信時間の表示を変更することもできます。
日付や日時の質問の場合、式を使用して、日、月、年にそれぞれ DD、MM、YYYY のプレースホルダーを使用して日付の書式を設定できます。 次の式は、年を省略して、日と月のみを表示します。
${date | format:"DD/MM"}
日時の質問で時間の書式を設定することもできます。この場合、時間、分、秒にそれぞれ HH、mm、ss のプレースホルダーを使用します。 次の式は、日、月、時間、分を表示します。
${datetime | format:"DD/MM HH:mm"}
次の例に示すように、format メソッドの値を空白のままにすると、YYYY-MM-DDTHH:mm:ss±HH:mm の ISO 8601 形式で日時を表示できます。
${datetime | format:""}
日時の書式の詳細については、以下の表をご参照ください。
注意:
format メソッドは、式の末尾に配置します。
$date キーワードを使用すると、レポートの生成日時を印刷することができます。 日付、時刻、またはその両方を印刷するかどうかを制御するには、format メソッドを使用します。 次の例では、レポートの生成日付 (時刻を含まない) が、ロケールのデフォルトの日付形式で印刷されます。
${$date}
次の式は、レポートの生成日時の月、日、年、時間、分を印刷します。
${$date | format:"MM/DD/YYYY HH:mm"}
次の式は、レポートの生成時刻 (日付を含まない) を 12 時間形式の時間、分、秒で表示します。
${$date | format:"h:mm:ss A"}
$date キーワードは、utcOffset や locale メソッドもサポートしています。 format と locale の両方が指定されている場合、locale メソッドは無視されます。
日時形式
次の表に、format メソッドとともに使用してレポートの日付および日時の質問内の日時を書式設定できる最も一般的なプレースホルダーを示します。
| プレースホルダー | 説明 |
|---|---|
YY | 年の後ろの 2 桁。 例: 2023 年は 23 と表示されます。 |
YYYY | 4 桁の年。 例: 2023 年は 2023 と表示されます。 |
M | 1 ~ 12 の月番号。 例: 1 月は 1 と表示されます。 |
MM | 2 桁の月番号。 例: 1 月は 01 と表示されます。 |
MMM | 3 文字で表された月。 例: 1 月は Jan と表示されます。 |
MMMM | 省略されていない月。 例: 1 月は January と表示されます。 |
D | 1 ~ 31 の日番号。 例: 月の初日は 1 と表示されます。 |
DD | 2 桁の日番号。 例: 月の初日は 01 と表示されます。 |
Do | 順序接尾辞を含む日番号。 例: 月の初日は 1st と表示されます。 |
H | 24 時間形式の時刻番号。 例: 午後 11 時は 23 と表示されます。 |
HH | 2 桁の 24 時間形式の時刻番号。 例: 午前 2 時は 02 と表示されます。 |
h | 12 時間形式の時刻番号。 例: 午後 11 時は 11 と表示されます。 |
hh | 2 桁の 12 時間形式の時刻番号。 例: 午前 2 時は 02 と表示されます。 |
m | 0 ~ 59 の分番号。 例: 8 分は 8 と表示されます。 |
mm | 2 桁の分番号。 例: 8 分は 08 と表示されます。 |
ss | 2 桁の秒番号。 例: 9 秒は 09 と表示されます。 |
Z | 区切り文字を使用したタイム ゾーン オフセット (時間単位)。 例: -07:00、+13:00 |
ZZ | 区切り文字を使用しないタイム ゾーン オフセット (時間単位)。 例: -0700、+1300 |
x | UNIX のミリ秒単位のタイム スタンプ。 例: 2023 年 5 月 4 日午後 9 時 (GMT) は 1683234000000 と表示されます。 |
X | UNIX タイムスタンプ。 例: 2023 年 5 月 4 日午後 9 時 (GMT) は 1683234000 と表示されます。 |
a | 小文字の午前または午後の表記。 例: 午前は am と表示され、午後は pm と表示されます。 |
A | 大文字の午前または午後の表記。 例: 午前は AM と表示され、午後は PM と表示されます。 |