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カメラ セッションの調査

カメラ セッションにインポートされたデータの正確度を確認するには、いくつかの方法があります。 次の方法でカメラ セッションを調べることができます。

  • カメラ位置が [グローブ] ビューの正しい位置に配置されていることを確認します。
  • 画像のフットプリントが予期したとおりに重なり合い、予期した範囲を占めることを確認します。
  • ダイナミック オルソを処理および調査して、画像の回転が正しいことを確認します。
  • カメラ セッション インスペクター ビューを使用すると、インポートされた方向の値の確認、画像が関連付けられている方向の特定、個々の画像の表示などができます。

カメラ位置の特定

カメラ セッションが作成されると、各カメラの位置がスクエア ピラミッド (四角錐) で [グローブ] ビューに表示されます。 カメラの位置が空間の正しい領域にあり、各ピラミッドが予期した方向を向いていることを確認できます。 たとえば、天底画像では、ピラミッドの頂点が上を向いている必要があります。

注意:

カメラの位置または方向が誤っている場合は、方向データが正しくインポートされていない可能性があります。または、データが期待する座標系の規則に従っていません。

カメラ位置を特定するには、次の手順を実行します。

  1. [プロジェクト ツリー] ウィンドウで [ビジュアライゼーション] タブをクリックします。
  2. 対象のカメラ セッションを展開して [カメラ位置] チェックボックスをオンにします。

[グローブ] ビューにカメラの位置が表示されます。

画像のフットプリントの確認

画像のフットプリントを表示して、その範囲が予期される領域を占め、正しく重なっていることを確認できます。

注意:

カメラ位置は正しいが画像のフットプリントが正しくない場合は、カメラのパラメーターが誤っているか、誤った鉛直座標系が指定されている可能性があります。

画像のフットプリントを確認するには、次の手順を実行します。

  1. [プロジェクト ツリー] ウィンドウで [ビジュアライゼーション] タブをクリックします。
  2. 対象のカメラ セッションを展開して [画像のフットプリント] チェックボックスをオンにします。

画像のフットプリントが [グローブ] ビューに表示されます。

ダイナミック オルソの作成と調査

カメラ セッションに画像が追加されたら、ダイナミック オルソを処理できます。 ダイナミック オルソは、[グローバル] ビュー内で画像コレクションとそれらの方向から生成された、ジオリファレンスされた画像です。

ダイナミック オルソの作成

ダイナミック オルソを作成するには、次の手順を実行します。

  1. [プロジェクト ツリー] ウィンドウで、カメラ セッションを選択します。

    [カメラ セッション] タブが表示されます。

  2. [カメラ セッション] タブで [ダイナミック オルソ生成] をクリックします。

    または [プロジェクト ツリー] ウィンドウで、カメラ セッションを右クリックして [ダイナミック オルソ生成] をクリックします。

    [処理マネージャー] ウィンドウに、処理ステータスを示す [ダイナミック オルソ生成] ウィジェットが表示されます。

  3. [表示] タブから開くことができる [処理マネージャー] ウィンドウで、画像の最適化の進行状況を確認することができます。

ダイナミック オルソの調査

ダイナミック オルソを作成すると、それを調査して、画像が予期した領域を占め、正しい方向を向いていることを確認できます。

注意:

画像の方向が正しくない場合は、カメラ パラメーターが誤っているか、方向データが正しくインポートされていない可能性があります。

ダイナミック オルソを調べるには、次の手順を実行します。

  1. [プロジェクト ツリー] ウィンドウで [ビジュアライゼーション] タブをクリックします。
  2. 対象のカメラ セッションを展開して [ダイナミック オルソ] チェックボックスをオンにします。

カメラ セッション インスペクター ビューの使用

カメラ セッション インスペクター ビューを使用すると、インポートされた方向の属性の確認、画像が関連付けられている方向の確認、個々の画像の表示などができます。

テーブルには、位置座標 (x、y、z)、回転角度 (omega、phi、kappa)、画像名、画像パス、画像ステータスなど、インポートされた方向データのさまざまな属性が格納されます。

注意:

[ステータス] 属性は、シンボルとして表示され、方向に割り当てられた画像のステータスを参照します。 画像のステータスは、次のいずれかになります。

  • 横線が入ったグレーの画像 - 有効な画像が方向エントリに関連付けられていません。
  • 三角形の警告記号が付いたカラー画像 - 有効な画像が方向データに関連付けられており、画像は最適化されていません。
  • カラー画像 - 有効な画像が方向データに関連付けられており、画像は最適化されています。

さまざまな方向属性の正確度と、画像ビューアーの画像を調べることができます。

カメラ セッション インスペクター ビューを開く

カメラ セッション インスペクター ビューを開くには、次の手順を実行します。

  1. [プロジェクト ツリー] ウィンドウで、対象のカメラ セッションを選択します。

    [カメラ セッション] タブが表示されます。

  2. [カメラ セッション] タブで [調査] をクリックします。

    注意:

    または [プロジェクト ツリー] ウィンドウで、対象のカメラ セッションを右クリックして [調査] をクリックします。

カメラ セッション インスペクター ビューが表示されます。

画像の表示

特定の方向に関連付けられている画像を表示するには、テーブル内の行番号をクリックします。

画像パネルに画像が表示されます。 パネル内で画面移動や拡大表示をして画像を調べることができます。