レイヤーの操作

ArcGIS for Power BI では、レイヤーを介して地理データを操作します。 レイヤーは、マップの作成に使用される地理データの論理的なコレクションです。レイヤーは、地理解析の基本にもなります。

たとえば、Power BI のデータ レイヤーで、小売店のコレクションを表し、各店舗のプロパティ (店舗名、マネージャー、四半期または年間の利益と収入、その他の属性) を表す属性を含めることができます。 参照レイヤーをマップに追加して、データ レイヤーにコンテキストを与えることができます。 ArcGIS 組織または ArcGIS Living Atlas of the World の参照レイヤーには、世帯収入、年齢、教育レベルなどの人口統計データを含めることができます。また、マップ上の位置の周辺地域に関する詳細情報を提供することもできます。

以下の操作により、ArcGIS for Power BI でマップ コンテンツをカスタマイズすることができます。

  • レイヤー リストの表示/非表示
  • レイヤーの表示設定の変更
  • レイヤーの凡例表示
  • レイヤーの名前変更
  • 位置の選択
  • レイヤー範囲への直接ズーム
  • レイヤーの削除

注意:

一部のマップ ツールは、レポートが編集モードのときのみ使用できます。

レイヤー タイプ

マップにはさまざまなレイヤーを含めることができます。

  • [データ レイヤー] - Power BI データを使用して作成されたレイヤー。 1 つのマップには 1 つのデータ レイヤーを含めることができます。 位置は、ポイントまたはポリゴンとして表示されます。
  • [参照レイヤー] - ArcGIS または ArcGIS Living Atlas から追加されたフィーチャ サービス レイヤーで、データのコンテキストを提供します。 1 つのマップには複数のレイヤーを含めることができます。
  • [到達圏レイヤー] - 参照レイヤーに似ていて、ある位置から指定距離内にあるマップ上のエリアを定義します。 1 つのマップには 1 つの到達圏レイヤーを含めることができます。
  • [ヒート マップ レイヤー] - スタイルがヒート マップに設定されたデータ レイヤー。 ポイントを使用してスタイル設定されたデータ レイヤーのみが、ヒート マップとしてレンダリング可能です。マップには、Power BI データを使用して作成されたレイヤーを 1 つのみ含めることができます。
  • [ベースマップ] - 表示のみに使用されます。ベースマップは、データの視覚的なコンテキストを提供します。 ArcGIS for Power BI のベースマップ レイヤーのスタイル設定を変更することはできません。

参照レイヤー

マップに参照レイヤーを追加すると、ArcGIS for Power BI は、使用しているアカウントのタイプに従ってギャラリー内に表示される ArcGIS アイテム タイプをフィルター処理します。

Power BI に付属する標準の ArcGIS for Power BI ビジュアライゼーションを使用している場合、参照レイヤーを追加するときは、パブリックに共有されているフィーチャ サービス レイヤーのみが表示されます。

ArcGIS 組織アカウントを使用してサイン インしている場合、次のアイテム タイプから選択できます。

  • フィーチャ サービス レイヤー
  • マップ サービス レイヤー
  • ベクター タイル サービス レイヤー
  • イメージ サービス レイヤー
  • Web マップ

レイヤー リストの表示

注意:

このツールは、レポートが編集モードのときのみ使用できます。

マップのコンテンツを表示するには、マップ ツールを展開して [レイヤー] ボタン レイヤー リスト をクリックします。 デフォルトでは、[レイヤー] リストはマップの左側に表示されます。 レポート設計者は、ビジュアライゼーションの 書式設定 オプションを使用して、リストの表示設定とマップ上の位置を変更できます。

注意:

[レイヤー] リストをオフにしてレポートを保存すると、レポートの利用者はマップでリストを参照できません。

レイヤー リストの表示を変更するには、次の手順を実行します。

  1. レポートを編集モードにし、ArcGIS for Power BI ビジュアライゼーションをクリックして、ビジュアライゼーション ツールにアクセスします。
  2. [視覚化] ウィンドウの [書式] ボタン 視覚化の書式設定 をクリックして、[レイヤー] カテゴリを展開します。
    ビジュアライゼーションのレイヤー リストの書式設定オプション
  3. [レイヤー] リストの名前を変更するには、[タイトル] テキスト ボックスに新しい名前を入力します。
  4. レイヤー リストをオフにするには、[レイヤーの表示] スライダーを左に移動します。

    デフォルトでは、[レイヤー] リストはマップ ツールで使用可能です。 [レイヤー] リストをオフにすると、マップ ツールに [レイヤー] ボタン レイヤー リスト が表示されなくなります。

  5. [レイヤー] リストをマップに固定するには、[アンカー] スライダーを右に移動します。

    アンカーが有効な場合は、マップの定位置に [レイヤー] リストが表示されます。 ウィンドウ下部の矢印をクリックして、リストを展開または折りたたみます。

    [レイヤー] リストを固定すると、リストがマップにピン止めされ、マップ ツールには [レイヤー] ボタン レイヤー リスト が表示されなくなります。 [レイヤーの表示][アンカー] の両方のオプションをオフにすると、利用者は [レイヤー] リストにアクセスできなくなります。

  6. [レイヤーの位置] ドロップダウン メニューから [右] を選択するとマップの右側、[左] を選択するとマップの左側にリストが表示されます。

レイヤーの順序の変更

マップ上の各レイヤーは、独自のツール セットとともに別々のエントリとして [レイヤー] リストに表示されます。

ArcGIS for Power BI によってレイヤーがマップ上に描画される順序は、レイヤーが追加された順序と、そのタイプおよびコンテンツによって異なります。 ベースマップは常にリストの下部に位置し、[レイヤー] リストには表示されません。 ポリゴンを含むヒート マップ レイヤーと参照レイヤーはベースマップの上に配置され、ポイントを含む参照レイヤーがそれらの上に配置されます。 通常、最上位レイヤーは Power BI データから作成されたデータ レイヤーです。

マップ レイヤーの順序を変更するには、[レイヤー] リストでレイヤーをクリックし、リスト内の新しい位置にドラッグします。

レイヤーの表示設定の変更

[レイヤー] リストには、デフォルトで表示されるマップ内のすべてのレイヤーが表示されます。 ビューで表示または非表示にするレイヤーを指定すると、マップ上の位置を効率的に操作したり、マップを使用して別の情報を伝えたりすることができます。

レイヤーの表示設定を変更するには、次の手順に従います。

  1. レイヤーを非表示にするには、非表示にするレイヤーの [レイヤーの表示設定の切り替え] ボタン レイヤーを表示 をクリックします。

    レイヤーが非表示になり、レイヤーのアイコンが閉じた目 レイヤーの非表示 に変化します。

  2. レイヤーの表示設定を元に戻すには、表示設定ボタンをもう一度クリックします。

レイヤーの凡例表示

1 つのレイヤーの凡例を表示するには、次の手順に従います。

  1. 変更するレイヤーで、[レイヤーの凡例を表示] ボタン 拡張 をクリックして、レイヤーのエントリを展開します。

    選択したレイヤーに適用されているスタイルがレイヤーのエントリに表示されます。 レイヤー内のフィーチャがグループまたはカテゴリごとにスタイル設定されている場合、それぞれのスタイルがレイヤー カードに表示されます。

  2. ボタンをもう一度クリックして、レイヤーのエントリを折りたたみます。

データ レイヤーのスタイルの変更

注意:

このツールは、レポートが編集モードのときのみ使用できます。

ArcGIS for Power BI は、指定されたデータ、位置情報の種類、およびビジュアライゼーションのフィールド ウェルに配置されたその他のフィールドを使用して、マップにデータを表示する最も効果的な方法を決定します。 レポート設計者は、さまざまなテーマやシンボルを使用してマップを表示するデフォルトのスタイル設定を変更し、ストーリーを伝えることができます。

詳細については、「マップ テーマの変更」をご参照ください。

場所の選択

選択ツールを使用すると、レポートまたはダッシュボードの利用者および設計者は、マップ上の位置を選択して、他のビジュアライゼーションを操作できます。

レイヤー タイプや、レポート設計者が利用者のために有効にしたツールに応じて、さまざまな選択ツールを使用できます。 たとえば、マップに参照レイヤーが含まれている場合、参照レイヤーがアクティブであれば、選択ツール メニューから [参照レイヤーによる位置の選択] ツールを使用することができます。

マップ上の位置を選択するには、[レイヤー] リストで対象レイヤーをクリックし、適切な選択ツールを選びます。 選択については、「マップ上で位置を選択」をご参照ください。

レイヤーの名前変更

注意:

このツールは、レポートが編集モードのときのみ使用できます。

レイヤーの名前を変更するには、次の手順を実行します。

  1. [レイヤー] リストで、名前を変更するレイヤーの名前をダブルクリックします。

    テキスト フィールドが表示されます。

  2. テキスト フィールドにレイヤーの新しい名前を入力して、Enter キーを押します。

    レイヤーの新しい名前が保存され、[レイヤー] リストに表示されます。

レイヤーの範囲全体にズーム

レイヤーの範囲全体を表示するには、次の手順に従います。

  1. 変更するレイヤーで、[レイヤー オプション] ボタン レイヤー オプション をクリックして、レイヤー ツールを表示します。
  2. [レイヤーにズーム] をクリックします。

    マップがズームされ、レイヤー上のすべての位置が表示されます。

レイヤーの削除

マップからデータ レイヤーを削除することはできません。 他のタイプのレイヤーはすべて削除できます。

注意:

このツールは、レポートが編集モードのときのみ使用できます。

マップからレイヤーを追加するには、次の手順に従います。

  1. 変更するレイヤーで、[レイヤー オプション] ボタン レイヤー オプション をクリックして、レイヤー ツールを表示します。
    注意:

    Power BI データを使用して作成されたレイヤーを削除することはできません。

  2. [削除] をクリックします。

    確認のメッセージが表示されます。

  3. [OK] をクリックして、削除を確定します。

    このレイヤーがマップから完全に削除されます。